Rimworld入植者(脱出済)のキヴォトス日記   作:運輸省

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昼寝から起きた直後で夢と現実の区別がついていないので初投稿です。
イワシ味のちゅーる? 最後の晩餐? 地球防衛軍? 特車二課?
(正気度喪失による一時的発狂)


3話 弾薬、カタカタ、くじら号

「えーと、5.56mmNATO弾、7.62mmNATO弾、あと9パラに12ゲージ、ね。兄貴、納品数は?」

 

「なるだけ早く納品してくれたら、多少少なくても良いっつってた。讃岐は5.56mmと12ゲージ、西潟は7.62mmと9パラを頼む。やり方はさっき言ったように、で、納品数はここに書いてある通りな」

 

「まっかせなよ。これでもあたしら2人、元ミレニアム生だかんね」

 

「エンジニア部永遠のライバルと私から言われてた実力を見せてやろう!」

 

つまり『自称』なんだな……そうだ、ムツリー。倉庫からよ、このメモに書いてある物まとめて表に持ってってくれ」

 

「(^q^)ハイ!」

 

 

手先が器用だという黒ヘルメット、讃岐と西潟に弾薬作りを任せ、俺は別の作業に取り掛かる。

……が、作業スペースにこたつ号があって邪魔になっている。参ったなこりゃ。

 

 

「あー……車長ー!車長ー!どこだー⁉︎」

 

「はいはいっと。なんかあった?」

 

「あぁいた。ちょっとこたつ号を向こうのほうに一回移動させてくれ。一時的で良いから」

 

「ん、いいよ。ちょっと待ってて」

 

 

車長がハッチを開けてさっと車内に入り、すぐにこたつ号を移動させた。あいつ操縦もできんのか……

とにかくスペースは空いた。

さっきからムツリが

 

(^q^)ハイ!

 

(^q^)ハイ!

 

(^q^)ハイ!

 

と積んでいく資材を仕分けつつ、これをこねこねしながら目的の形にしていく。

 

 

「今度のは随分でかいんだね。何作ってんの?」

 

 

そうやっていると、こたつ号を動かし終えた車長がこちらに戻って来た。

 

 

「んー、輸送ヘリ」

 

「……ゆ、輸送ヘリ? なんで?」

 

「いやほら、ここからアビドス高校までってだいぶ遠いじゃん。弾薬の納品数もそこまで多いわけじゃないから空輸した方が早えなって思ってよ」

 

「……兄貴が前いたとこってマジで自給自足だったんだね」

 

「向こうじゃローターで飛ぶ汎用ヘリコプターなんて時代遅れも甚だしいシロモノだったけどな」

 

 

ちなみに、作っているのはUH-1Y ヴェノム。

本当なら、もっと輸送量が大きく速度も出る*1UH-60でもよかったのだが、空き地の残り面積的な問題でこれになった。拡張してぇ^〜〜。

 

 

そして数時間後。

 

 

「ようし、できたぞぉ」

 

 

燃料の搭載を、結局その後も暇そうにしていた車長に任せ、弾薬作り班の方を見に行く。

 

 

「そっちどんな感じだぁ?」

 

「あ、ごめん兄貴、もうちょいかかりそう」

 

「半分は終わってんだけどね。なんかぬるぬる出来上がって気持ち悪いや」

 

「やってりゃ慣れるさ。じゃ、出来上がったら呼んでくれ。仮眠とってくるわ」

 

「あーい」

 

「うーい」

 

 

そう、よくよく考えれば昨夜ホシノがやって来てから一睡もしていないのである。

だらだらヘルメット団にパイロット経験者がいるわけないだろうから、当然パイロットは俺になるわけだが、そんな奴が一徹は非常にまずい。少しでも仮眠をとっておこう。

 

 

──────

───

 

 

 

30分だけ昼寝しようとしてさ、設定したアラーム貫通して数時間寝ちゃう事ってあるあるだと思うんだよね

 

「分かる〜〜。おじさんはそもそもアラームセットしてないけど」

 

 

Q.目が覚めたら思い切り夜が更けていた時の俺の気持ちを答えよ。

 

A./(^o^)\

 

 

既に寝る準備をしていた讃岐と西潟を問い詰めたところ、なんかいくら呼びかけても俺が起きてこなかったらしい。それについてはリーダーと車長も確認済み。確認した上で、「兄貴徹夜してたしこのまま寝かせとこうぜ」という流れになったのだとか。え、ごめん……普通に俺が悪かった……

 

一通り謝罪をして小屋に戻ったところ、ちょうど夜警中のホシノが来訪。そして現在事情説明中というわけだ。一応ホシノがクライアントになるわけだしね。

 

 

「……ていうかさ、期限については確かに『なるだけ早めに』言ったよ? でも翌日来るなんて思ってないからね? ちゃんと寝なよ?」

 

「あっはい。肝に銘じます」

 

「うん、じゃ、おじさんももう戻るとするよぉ。お茶ありがとねぇ」

 

「あーい、おやすみー」

 

 

そう言って闇に消えていくホシノの背中を見送る。

 

 

「……ちゃんと寝なよ、か。お前が言うかホシノ」

 

 

───今になって言う事ではないが、俺はそこまで『ブルーアーカイブ』に詳しいわけではない。

精々ちょこっとだけゲームをプレイしたのと、アニメ冒頭をちょこっと見たのと、あとはもう全部二次創作の知識だ。ストーリーに関してはちゃんと見たことすらない。

 

つまり、俺の認識ではアリスは淫夢民*2だし、ユウカは重量二脚*3だし、シロコはあっち向いてホイ*4なのである(?)

 

 

そして、ホシノは夜寝れていないらしい。

 

 

とは言っても、情報元がニコニ○動画でちょこっとだけ見たアニメ1話のコメントからなので、実際そうなのかはマジで知らないのだが。

二次創作でも曇らせ民をちょくちょく見たので何かしらあるんだろうなとは思ってたりする。

 

 

「……なんか考えとくかぁ……?」

 

 

このままにしてても、恐らくもうすぐやってくるであろう田中角栄……じゃなかった、『先生』がなんとかしてくれるのだろうが、だからといって放置するほど俺も終わってない。何かしら考えておこう。

 

願わくば、明日届ける弾薬が何かしら助けに繋がればいいのだが。

 

 

 

 

──────

───

 

 

 

 

翌日

 

 

「……お前操縦できたんだな」

 

「(^q^)ハイ!」

 

 

朝一番でUH-1Y『くじら号』に弾薬箱を積み込み、副操縦士にまさかのムツリ、ドアガンナーに計算の得意なオオサワ…ではなく、会計担当の黒ヘルメット、立道を連れて、アビドス上空を飛行中である。

 

あと『黒ヘルメット』とは言いながら、俺含めて乗員が被っているのはヘリコプター用のフライトヘルメットだ。流石にバイク用のフルフェイスヘルメットでヘリに乗らせる訳にもいかないだろう?

 

……機体名については何も言わないでくれ。朝起きたら機体側面に書いてあったんだ。誰が書いたんだか……*5

 

 

「ムツリちゃんってなんでもそつなくこなせるんですよ。今は『こたつ号』の装填手をやってますけど、その時その時によって操縦代わったりとか、砲手だってできますし」

 

 

そう嬉しそうに話しているのが、会計担当の立道マイだ。比較的話し方が丁寧というか、普通に頭もいいので、なんでヘルメット団をやってるのかよく分からない娘である。

 

 

「実は、前いた学校*6の会計不正を内部告発したら濡れ衣着せられて退学になっちゃって……」

 

「普通にヤバい案件だった……」

 

 

 

そうこうしているうちにアビドス高校が近づいて来た。一応、到着時刻や受け取り場所などは昨夜ホシノと打ち合わせ済みで、“校庭に”着陸する手筈になっている。

 

なんでも、普段なら防衛の為に障害物を多数配置しているそうだが、弾薬の為に一時的に空けてくれるとの事。

 

Rimworldで培った操縦技術を確かめながら、アビドス高校のchへ無線を入れる。

 

 

「アビドス、こちらヴェノム1」

 

《─────────》

 

「アビドス? こちらヴェノム1、感度いかが?」

 

《─────────》

 

 

無線はノイズを吐き出すばかりで、繋がる様子がない。

 

 

「……繋がんねえな?」

 

「周波数は合ってるんですか?」

 

「合ってるはずだが、あー、ムツリ、このメモと今の周波数合ってるか見てくれ」

 

「(^q^)ハイ!……イイレス!」

 

「合ってんのか。こりゃ向こうでトラブルでもあったかぁ?」

 

《───こ、こちらアビドス高校、奥空アヤネです!感度は良好!》

 

「お、繋がった。ヴェノム1は現在アビドス高校から西に10km、高度500mを飛行中。ETAは大体2分後」

 

《えっと、それなんですが、現在着陸は困難です。周辺空域での待機をお願いします》

 

 

その言葉に、全員で顔を見合わせた。

 

 

「そりゃあ、燃料が続く限りは問題ないが、何があった?」

 

《現在、カタカタヘルメット団の襲撃を受けてまして……》

 

「あー……」

 

 

よりによってこのタイミングでか。

 

 

「(^q^)センメツー!」

 

「『このヘリで支援しよう』ですって」

 

「圧縮言語やめてもろて。そうだな……ムツリ、屋上に一旦コイツを降ろす。立道と一緒に10秒で貨物を降ろせるか」

 

「(^q^)イイレス!」

 

「頼もしい即答だぁ。よし、ヴェノム1よりアビドス。ヴェノム1はこれより支援に向かう。スモークの準備をされたし!」

 

 

──────

───

 

 

アビドス高校

 

 

アビドス高校正門付近は、戦場になっていた。

 

 

「ヒャッハー!!今日こそこの校舎はアタシらカタカタヘルメット団が頂くぜぇ!!!」

 

「奴らはもう弾薬が少ない!押し切るぞお前らぁ!」

 

「「「おう!!!」」」

 

 

今日こそは、と士気の高いカタカタヘルメット団。相変わらず数だけは多く、勢いも強い。

 

しかし、アビドス側もどうにか持ち堪えている。

 

 

その要因は、今朝方アビドススナオオカミに拾われて来た()()だろう。

 

 

“シロコ、セリカ、左から近づいてくる集団Aに対処。ノノミは弾あとどれぐらい持つ?”

 

《ん、やらせない》

 

《ここは私達の学校なのよ!》

 

《あと5秒も斉射すれば弾切れになります!》

 

“分かった、ホシノはノノミのカバーに回って。ノノミはホシノが到着したら集団Aに残弾を全部吐き出しちゃって”

 

《は〜い》

 

《分かりました!》

 

 

シャーレの先生。

手紙にて救援要請を受けた彼女がアビドス組を指揮する事で、少ない人員と弾薬でもどうにか持ち堪えていたのである。

 

しかし、何事にも限界はある。

 

 

《先生、私とセリカは残り弾倉1つ》

 

《ノノミちゃんもあと1つだって〜。私もちょっと目減りして来たかなって》

 

“……分かった。アヤネの方からドローンで補給を送ってもらう“

 

 

───まずいな、と先生は考える。

 

アビドスの練度もあってどうにか持ち堪えてはいるが、弾薬が無くなってしまえば戦況は一気にヘルメット団に傾く。

 

一応、持てる分の弾薬はアビドスに来る時に持って来てはいたが、そもそも非戦闘員1人が持てる弾薬なんて高が知れている。具体的に言うと、今からアヤネにドローンで運んでもらう物で全部だ。

 

 

「えっ、あっ、ヴェノム1? ヴェノム1⁉︎」

 

 

思考を巡らせていると、少し前から戦術端末と無線機の間で忙しそうにしていたアヤネが慌て始めた。

と思ったら、その慌てた調子のまま弾薬箱を漁り始め、円筒形の何かを手に取った。

 

『M18 SMOKE GREEN』と側面に書かれている。

 

 

”どうしたのアヤネ?“

 

「えっと、ホシノ先輩が独自に弾薬の調達をしてたんですが、それを届けにきた輸送ヘリがそのままこちらの支援についてくれるそうなので、目標の指示にスモークを…!」

 

 

そうアヤネが途中まで行ったところで、急に頭上からバタバタバタバタ!!!とヘリらしき音が聞こえて来た。

 

 

『先生!この校舎の屋上にヘリが着陸してます!』

 

 

周辺を監視していたアロナがそう伝えて来た。

 

 

”アヤネ、屋上にヘリが着陸してるみたいなんだけど、もしかしてそれ?“

 

「着陸……? えっと、多分そうなんですが……? と、とにかくスモークを!」

 

 

なけなしの弾薬とスモークをドローンに詰め、下で戦っているホシノ達の元へと飛ばす。

 

 

「ホシノ先輩!ホシノ先輩が頼んでた輸送ヘリがこちらの支援をしてくれるそうです!」

 

《えっ⁉︎ うへ〜……お、お兄さんめ〜》

 

”(()()()()…?)“

 

 

すると、頭上から聞こえていたヘリのエンジン音が大きくなり、音が離れていく───のと同時に、窓からも機体が見えた。

 

薄いグレーの機体。

 

外の世界でアメリカ海兵隊が使っているという機体だったか。

 

 

《こちらヴェノム1、これよりアビドス隊の支援に入る。武装はGAU-17、弾数は1,500発、目標を指示せよ》

 

 

男性の声で無線が聞こえたのとほぼ同時、ヘルメット団との間に緑色の煙が立つ。

 

 

《来てくれておじさん嬉しいよ〜!目標はヘルメット団、緑色のスモークから南側を掃射して!》

 

《了解、攻撃開始、攻撃開始》

 

 

ヘルメット団の側面上空を旋回し始めたヴェノム1から、ノノミの持つリトルマシンガンVと同じ特徴的な銃声が周囲に響き渡り始めた。

 

空から降り注ぐ幾つもの光芒がヘルメット団に突き刺さり、外れたらしきものも大量の土煙を上げる。

 

無論、ヘルメット団は大混乱だ。

 

 

その時である。教室の扉が突然開け放たれた。

 

 

「(^q^)ワァー!」

 

 

そこにいたのは、両手に弾薬箱を抱えた、見覚えのない制服に、軍のパイロットが被るようなヘルメットを被った生徒。

……どうやら両手が塞がっているからと足で扉を開けたらしい。

 

 

「えっ……と、あなたは?」

 

 

アヤネも困惑している。

 

 

「(^q^)ダンヤクー!」

 

 

その生徒はそれだけ言って、教室に入ってすぐのところに弾薬箱を置くと、走ってどこかへ行ってしまった。*7

 

 

「?????????」

 

 

宇宙猫になっているアヤネはいったん放っておいて、弾薬箱の蓋を開ける。

そこには、大量の弾薬が入っていた。これに入っていたのは5.56mm、別の箱を開けてみれば、7.62mmも入っている。

 

 

“これ弾薬だ”

 

「───はっ、え、えっと、じゃあこれがホシノ先輩が頼んだっていう……」

 

“だろうね。アヤネ、悪いんだけど、これを弾倉に詰めてくれないかな。オペレーションと管制は私に任せて”

 

「は、はい!」

 

「(^q^)ダンヤクー!」

 

「うわぁもう一回来た⁉︎」

 

 

後ろで作業を開始したアヤネを尻目に、シッテムの箱を無線機に接続、回線を開く。

 

 

“ヴェノム1、こちらは連邦捜査部シャーレです。アビドス高校の奥空アヤネさんに代わってオペレートを開始します”

 

《シャーレ……? じゃあ、アンタが“先生”か》

 

“そうですが、何かありましたか?”

 

《いや、何でもない。それより先生、上空から見た限りは目標はクリアだ。残敵の確認を願いたい》

 

 

 

 

気づけば、銃声も鳴り止んでいた。

*1
ゲーム的な話

*2
うわーん!枕がデカすぎます!

*3
せーんーせーいー???

*4
ん、私ともあっち向いてホイをやるべき

*5
???「おじさんは知らないよぉ?」

*6
ミレニアムじゃないよ!

*7
(^q^)イソイデハシレ!




前書きの投稿者はどうかしていましたが、あとがきの投稿者は完璧で幸福です。

どうして先生、弾薬を見ただけでどれがどの弾薬か判別できたんやろなぁ……
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