見た目が踏み台だからと言って、中身も踏み台だとは思うなよ?   作:蒼天 極

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グロ注意、苦手な方はこの話は飛ばしてください。


決着、龍帝院(一方的なリンチです)

 龍帝院はギャハハハと笑いながら馬鹿の一つ覚えのように剣を飛ばし、初代デュランダルで劣化エターナルコフィンを撃ち続ける。

 やはり伊達に魔力SSSではなく、スタミナは多いのかアレだけバンバン魔法を使っても全然ガス欠になると言った様子はない。

 だがそんな彼には気にせず俺は敢えて回避と防御に専念する。まずは知って貰おうか、テメェと俺の実力がどれだけ離れているかを。

 俺がしばらく避けていると、龍帝院はだんだんとイラつき始める。

 

「ほらほら焦るなよ、落ち着いて狙えば当たるかもしれないぞ? ほら、ほら」

 

「うるせぇ!! ああクソウゼェな。避けてばっかりいないで正々堂々戦いやがれ!!」

 

「分かったー。それじゃ貫手」

 

「っ!?」

 

 一番最初はどういう攻撃にしようか迷っていたが最初はやはりコレだ。

 自慢の脚力で一気に距離を詰めると、俺はフォースカリバーを持っていない左手の人差し指と中指を龍帝院の青い左目に深く深く差し込む。目潰しだ。

 奴は一瞬の出来事で自分の目が潰されたことが分からなかったのか、少し間を置いてから悲鳴を上げる。

 

「あぁあああああ!? お、俺の……俺の目がぁあああああああ!!」

 

「これは今まで好き放題した分な。お前が好き放題したせいでオッドアイ繋がりで俺も迷惑被ったんだから」

 

 オッドアイという事で俺も迫害されるのなら、奴の片目を抉り取ってオッドアイを卒業させてやればいい。

 しばらくの間龍帝院は左目を潰された痛みとショックでデュランダルを落として悲鳴を上げていたが、追撃はせずに立ち直るのを待ってやる。すぐに攻撃しては苦しみが長続きしないからな。

 

「こ、この踏み台がぁああああああ!!」

 

 お、割とすぐに復帰したな。

 龍帝院は血が溢れる左目を押さえながらも、無限の剣製で投影した剣で俺に斬りかかる。フォースカリバーで応戦するが太刀筋を見れば分かる。ド素人だ。

 

「はぁ、呆れちゃうわ。この程度の剣の腕でオリ主名乗ってるなんて」

 

「うるせぇ! よくも……よくも俺の左目を…………許さねぇぞ。……許さねぇぞこの踏み台ガァああああああああ!!」

 

「あっそ。でも許さないって感情は俺にもあるんで。はい、炎牙獅子王斬」

 

『これは私をぞんざいに扱ってくれたお礼です!』

 

 ゴトリ

 

「……え? ……あ、ああ。…………うぁあああああ!? 腕が……俺の腕がぁあああああ!?」

 

 この腕で俺の身体をアレだけ切り裂いたんだ。()()()()()()()()()()()()()

 剣を持っていた右腕を二の腕から切断。俺は紳士なので炎を纏った魔力刃で傷口を焼きながら斬るのは忘れない。これなら出血もないだろうし、切断された腕を手術でくっつける事も出来まい。

 ……と言うかノリと勢いで今つけた厨二チックな技名で切断される腕よ。

 

「こ、この踏み台が!! オリ主の腕を斬るなんて何考えてんだ!? ふ、踏み台はオリ主の噛ませであるべき。……俺に倒される存在でいいんだよぉ!! さっさと死ねぇええええ!!」

 

 奴は俺に対する恐怖で顔を歪ませながらも、剣を射出する。いい加減避けるのも芸がないな。

 

「アスカロン展開かーらーのー《プロテクション》」

 

『パーフェクトでもなくアルティメットでもない。ただのプロテクションで止められてしまうなんて弱過ぎますね。金髪さん聞いてますー? 転生特典にかまけて訓練しないからこうなるんですよー?』

 

「う、うるせぇ!! くそ、くそ、クソォオオオオオ!! デバイスの分際で俺を煽りやがって!!」

 

 アスカの毒舌に、龍帝院は憤りを見せるも全然プロテクションを突破出来ない。

 

『はーい、《シールドアタック》』

 

「ぶぇ!?」

 

 アスカが一人でにシールドを龍帝院にぶつけた。いやアレは避けられないとマズイだろ?

 

『ほらほらカリバー。この際だからぶっちゃけましょうよ、かつての貴女の正体を!』

 

 いやなんでお前が進めてんねん。……まぁいいや、よく考えたらさっきから目を潰したり腕切断したりって流石にやり過ぎだし、アスカの茶番に付き合って一度心を落ち着けよう。

 

『そうですね。いじめっ子のアスカに同調するのはどうかと思いますが、今回はいい機会です。聞こえますか。元、マスター? 私、元々ゴッドセイバーと言う名前だったんですけれど』

 

「は、ゴッドセイバーだと!? ふ、踏み台お前……なのは達だけじゃ飽き足らず俺のデバイスまでも毒牙に……!!」

 

『ええ。私は今のマスターに乗り換えさせていただきました。気に入らない事があると私に当たっていた貴方ではなく、貴方のデバイスであると知りながらも暖かく迎い入れて下さり、私の身体を一から作り直して生まれ変わらせて頂いた偉大なるマスターにね』

 

「なのはちゃん達の件はお前の妄想だけど、ゴッドセイバーの件は俺が悪いもんなー。悔しかったら取り返してみろオリ主ー」

 

「くそ……俺のゴッドセイバーを返せええええええ!!」

 

 龍帝院は残った左腕で剣を持つと馬鹿の一つ覚えの様に襲いかかってきた。

 ここはフォースカリバーで迎え撃つのが正解だろうが、フォースカリバーを守るナイトみたいな立ち位置になるのも面白そうだ。

 フォースカリバーを地面に突き刺して、丸腰で龍帝院へ襲いかかる。

 

「いい加減死ねぇえええ!」

 

「嫌だねー。左腕いただき!」

 

 剣を突き刺そうとしてきたが直前で回避して伸び切った肘を逆に曲げてやると、ゴキッといい音がして残った肘が砕け散った。

 

「あ、あああああああ!!」

 

「安心しなって左腕は斬らないでおいてやるから治療すれば治るよ。それじゃあ残された対抗手段なんてもう剣を射出するくらいしか無いだろうし、殴っても防御は出来ないよなぁ」ニチャア

 

「ひ、ひぃ!? や、やめおご! カハッ!」

 

 やつの右脚を踏みつけて逃げられない様にして、連続で突きを打ち込む。

 今までの恨みを乗せて。

 

「これはシグナムさんの分ね。そんでもってこれはヴィータちゃん」

 

「ぐふっ! うげっ!! ……………………」

 

「起きろ《スタンブリッツ》」

 

 膝から崩れ落ちた龍帝院を起こしてやる。俺も回復魔法は使えるがこんな奴に使いたくはないし、気絶できるならまだ体力は残ってるよなぁ?

 まだまだシャマルさんの分にザフィーラの兄貴の分が残ってるんだから気絶しちゃダメよダメダメ。ああ、そうそう。地上部隊で苦労した人の分と結果オーライだったとはいえアリシアちゃんを暴走させた件もあるか。

 

「カハッ!? ……や、やめろ! もうやめてくれ!! 謝る。謝るから……!!」

 

「へぇ、お前が謝るなんて珍しい。なんについて謝ってんの?」

 

「そ、それは……い、色々だよ」

 

「口だけの謝罪ならインコでも出来るんだよ龍帝院君? 何が悪かったのか分からないのに謝らないでくれる? それなら悪役徹してくれた方がまだマシだったわ」

 

「あがっ! うぐっ! こふっ!」

 

 もう面倒くさいので馬乗りになって数十発みんなの分をまとめて殴りつける。

 さて普通ならもうこれで瀕死だろうし許してやるところだけど、龍帝院は割とタフだしまだまだ大丈夫だよね?

 

(レオ)

 

(どしたんヤマト?)

 

(殴り足りないのは分かるけど、クロノがやり過ぎだって言ってるし、なのは達も少し引いてるからそろそろトドメを刺してくれないか?)

 

(あー、オケオケ。それじゃあ最後に三発ぶち込むか)

 

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうな。

 俺は龍帝院の首を掴むと空高くに放り投げる。そしてフォースカリバーを地面から引き抜く。

 

「カリバー、もうただの弱い者イジメだけど使わせてくれる?」

 

『もちろんです。むしろ私は一撃しか与えてないので、斬り足りなかったところですよ』

 

「そうか。ならお言葉に甘えて……必殺行くぞ!!」

 

『はい!』

 

「く、うう……なんなんだお前……なんなんだお前!? もうリインフォースもどうでも良い、早く……早く安全なところに…………!!」

 

 空中で体勢を整えた龍帝院が涙とか鼻水とか垂れ流しながら逃げ出したが、それは完全無視してひなちゃんとの喧嘩でやった様に居合いの体勢で魔力を溜める。

 …………今!

 

 足に最大限の力を込めて地面を蹴り、飛翔魔法と併用して凄まじい速さで龍帝院に追いつくとやつの懐へ潜る。

 

「逃すわけないでしょうがぁ! 《クロス・オブ・エレメタリオン》!!」

 

「がはっ!?」

 

 やつの腹にバツ印に斬りつけるとやつの腹から血が溢れる。

 あれ? 非殺傷設定にしてたのに威力が強過ぎたかしら? やっぱりカートリッジを全部ロードするんじゃなかったかな? まぁそこまで深くは斬れてないし良いや。

 とりあえずこれが一発目。

 

「それじゃあ二発目ぇ!」

 

「ごぶっ!?」

 

 Mブラスターの銃口をバツ印の中心に叩きつけて、重力に任せて落下する。

 そしてそのまま地面にドーン!!

 

「……っは」

 

 龍帝院が口から激しく吐血したが内臓が損傷したか? まぁ100キロもあるデバイスのプレスは流石にバリアジャケットあってもタダじゃ済まないか。

 だがこれは二発目ではない。二発目はコイツだ。

 

「《マキシマムブラスト・スーペリアフルバースト》!!」

 

 ゼロ距離からの極太ビームが龍帝院を飲み込む。やつの背後は地面だから衝撃を逃すことは出来ない。

 龍帝院はもう悲鳴をあげなかった。だがこの程度で死ぬやつではないのは分かってるんだ。最後の一発もしっかり入れてやろう。

 

 俺は大の字に倒れる龍帝院から少し離れると、そのままやつの股間に向けて走り出す。

 やっぱり最後はこれだよなぁ。

 

「地獄巡りの最終地点、無限地獄っ!!」

 

「おごぉおおお……あ、……」

 

 やつの股間に全力の爪先シュートを決めると、龍帝院は小さく悲鳴をあげたがそのまま白目を剥いて完全に意識を失った。

 今の一撃で股間からブチッって聞こえたからもしかしたら潰れたかもしれん。

 

「……ふぅ。スカッとした!!」

 

『私もスカッとしました。今までの不当な扱いの分を返す機会を下さりありがとうございました』

 

 良いってことよカリバー。

 だが9割殺しにするつもりが9割9分殺しにしてしまったな。このままでは死ぬだろうしさっさとアースラに回収して治療してもらおう。

 俺は最高の気分のままクロノ君を呼びに行くのだった。




今回龍帝院の負った傷

左目損傷
右腕欠損
左腕骨折及び靱帯損傷
胸部に斬傷
内臓損傷
睾丸破裂etc.

……やり過ぎたかしら?
まぁ書いててスカッとしたしやり過ぎだって批判は甘んじて受けよう。
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