見た目が踏み台だからと言って、中身も踏み台だとは思うなよ? 作:蒼天 極
本日は太平洋上空に結界を張って訓練をしていた。
ここまで来るのに一時間はかかるが、周りには陸地が無く360度海なので全力で暴れるにはもってこいだ。
それに結界を張ってるから海上保安庁とかに見つかる心配もないだろうし。
俺は現在なのはちゃんと戦っている。喧嘩とかでは無く普通に模擬戦。
なのはちゃんの防御力はすずかちゃんほどでは無いにしてもそこそこ高く、俺の砲撃では何回か当てないと倒せない。
そして砲撃の火力がレベチだから当たれば大ダメージ、なかなか相性の悪い相手である。
「《アクセルシューター・パニシングシフト》、ファイア!!」
なのはちゃんが複数展開したスフィアが一斉に襲いかかってくる。ファンメランは卑怯すぎるから使用禁止されてるしここは素直に受けに転じるか。
「数とコントロールに主力を置きすぎて、威力が足りませんなぁ!!」
Iスティックを展開して、全てを叩き落とす。俺の近接は基本的に中国武術が元になっており、最近では恭也さんに武術のスキル向上をしてもらっている。
ガチンコはヤマトより弱いけど、そう簡単には撃ち落とされませんぜ?
……っ!?
「あ、バインド張られた。これを狙ってたか」
「《エクセリオンバスターACS》!!」
なのはちゃんが凄い勢いで突っ込んでくる。
これはエクセリオンモードで突っ込み先端の魔力刃で防御を破壊、ゼロ距離から砲撃を放つなのはちゃんの切り札の一つである。
動作テストでアルティメットプロテクションが破られたのは確認済みだから、これを防御するにはアスカロンを展開してパーフェクトプロテクションを使うしかない。
「Fガントレット展開かーらーのキャッチ!」
「う、嘘ー!?」
右腕のバインドのみを解いてFガントレットを展開。そして突っ込んできたなのはちゃんをタイミングを合わせて掴んだのだ。
正面から破られるなら、正面から守らなければいい。
「そしてそのまま《サラマンダルブラスター》!!」
「にゃあああああああ!!」
ゼロ距離からシールドも張れずに砲撃を食らったなのはちゃんは、先ほどから何回か砲撃を食らっていたため今ので体力が尽きて撃墜。
「きゃあああああ!!」
そして近くでフェイトちゃんの断末魔も聞こえた。ヤマトと模擬戦をしており、やつが勝ったようだな。
撃墜して海に落ちたなのはちゃんをひなちゃんが救助して、すずかちゃんの作った氷の足場で休ませる。
「うー、今日こそはレオ君にアスカロン使わせられると思ったのに〜!!」
「いや、今回のは割と危なかったよ。もしガントレットで受け止められなかったら、アスカロン使ってただろうし」
「私もヤマトに一撃当てられると思ったのに残念」
「こちとら四歳から魔法使ってるんだ。まだまだ食らってやるわけにはいかないな」
「ねぇヤマト、もう一回やろ?」
「ダメよフェイト。次は私なんだから」
「レオ君は次は私ね」
「オッケ」
さて今度はすずかちゃんとのバトルだ。俺は連戦だけど、長期戦し慣れてるからこの程度は楽勝だし、ある程度追い込んだ方が俺の訓練にもなる。
さてやるかと思っていると、結界に何者かの侵入を感知する。
「おーい!」
「あ、ヴィーちゃんだ」
ヴィータちゃんがやってきた。最近は管理局の仕事が忙しいのかあまり遊べていなかったが、どうやら今日は空いていたようだ。
「ヴィータ! 久しぶりね、最近遊べてなかったし今から遊ぶ?」
「ちょ、いきなり抱きつくなよアリサ! それに遊ぶのは今日じゃ無くて良いよ、今日はアタシも戦いに来たんだ。なぁヤマト、レオ、アタシを鍛えてくれよ」
いきなりだな? 詳しく聞いてみると闇の書事件で龍帝院に洗脳されたことや、闇の書に不覚をとったことをヴィータちゃんは悔やんでいるようで、今度こそはやてを守るために鍛えようと思ったようだ。
「特にレオは洗脳されてるとは言えアタシを倒しただろ? だから何か学べることがあると思ったんだ」
「なるほどね。すずかちゃん、先にヴィータちゃんとやって良い?」
「いいよ〜」
今どちらかと戦ったら、なのはちゃんと連戦故に流石の俺も疲れてしまう。ならば普段予定があまり合わないヴィータちゃんを先に鍛えてやる事にしたのだ。
「ありがとなすずか。それじゃあ行くぞ! あ、ファンメラン禁止な、あれ使われると勝負にならないから」
「流石に分かってるよ」
と言うわけでヴィータちゃんと模擬戦をする事になった。
〜10分後〜
あっさりヴィータちゃんを倒した俺は、現在反省会を行なっていた。
「さてどうして俺に負けたか分かる?」
「避けられたから」
ヴィータちゃんの強みは、グラーフアイゼンの攻撃力と突破力。シールドを貫通しての一撃必殺である。
特に突破力はバカには出来ず、最近はパーフェクトプロテクションですらヒビを入れられてしまう始末だ。
だがしかし当たらなければ意味がない。ヴィータちゃんの攻撃は大振りなものも多いため、一度避けてしまえな大きな隙が出来て反撃出来てしまうのだ。
「まぁヴィータちゃんはレオ君が体勢を崩したときに攻撃を入れてるよね? どうして避けられたの?」
「それアタシも気になってた。あの体勢からどう避けたんだ?」
「あぁ、あれブラフ」
俺の言葉にヴィータちゃんとすずかちゃん、そしてなのはちゃんの目は点になる。
ヴィータちゃんは騎士であり自分の弱点は理解している。それ故に基本は中距離からの鉄球などで立ち回り、避けられないタイミングで大振りの一撃を打ち込んでくるのだ。だからこそ体勢崩したフリをして敢えて大振りの攻撃を誘発してから回避したと言うわけだ。
俺が丁寧に解説したらなのはちゃんは俺をジト目で見てきた。
「それ卑怯なの」
「俺には褒め言葉だね」
「いや、そもそも勝負に卑怯なんてない。ブラフを見抜けなかったアタシが悪いんだ」
流石ヴィータちゃん。勝負が非情な物とよく理解していらっしゃる。本当はブラフに気づくかもと思っていたがあっさり引っかかったのを考慮するに、あまりブラフを使う敵とは戦ったことは無いのかな?
「ヴィータちゃんにはブラフを初めとした卑怯な戦法を見抜く観察眼を鍛えた方が良さそうだね。全体的なスキルアップはヤマトかひなちゃんに頼んで」
「分かったよ。それじゃあ早速もう一戦して見ていいか? 今度はブラフに注意しながら戦って見たい!」
「えー、ヴィータちゃん。次は私だよ?」
「その次は私なの。今度こそアスカロンかカリバーを使わせたい!」
「流石に俺も疲れてるからあと一戦で勘弁してもらえない?」
「なら三人で戦って勝った奴がレオと勝負するか」
「いいよ!」
「分かったの!」
その後なのはちゃん達は三つ巴の乱戦を始めてしまった。
向上心あるなぁ。この熱意は俺も見習うところがあるかも知れない。それじゃあ俺は待っている間に一休み……。
直後顔面に衝撃を受けてぶっ飛ばされて、飛ばされた先で桜色の砲撃を食らって海に落ちた。
「あ、悪い! 流れ弾がそっちに行った!!」
「あぁ、ディバインバスターがレオ君に当たっちゃったの!!」
「……上等だ三人まとめてかかってこいヤァ!!」
※流れ弾対策をせずに休憩していたレオが悪いですw
桃崎 ひな
魔力光:桃色
魔力:S+
レアスキル:エンジェルウイング、フェニックスウイング
戦闘スタイル:相手が倒れるまで粘る
好きな食べ物:ハンバーグ、オムライス
趣味:リニスを猫吸いすること
オリヒロインとして転生した五歳の幼女。
前世で酷い虐待を受けていたが、今世では優しい両親に優しい友達、厳しくも優しい使い魔に恵まれて心身健やかに育っている。
A's編では黒幕の孫という厳しい立ち位置に立たされたが、それは邪神が優しい親にこだわり祖父のことを想定していなかったという致命的な凡ミスをやらかしたからである。
前世の記憶があることは両親に話しており、それでも受け入れてくれた両親の事が大好きである。
また意外に女子力があり、料理はそこそこできるが羽鳥さんやレオ、はやてなどひなの周りには料理上手が多いためあまり目立たない。
最近は編み物に興味を持っている。
原作組の鍛錬については教えるのが得意では無いため、実戦を通して全体的なスキルアップを担当している。
みんなから見たひなの評価
(点数100点ー一生一緒にいたいほど好き、
80ー付き合いたい、
70ー親友、
50ー友達、
30ー興味ない、
20ー嫌い、
0ー死ね、むしろ俺が殺したる)
レオ:可愛い妹。俺のこと好きっぽいけど、もう少し大きくなったらね(79/100)
ヤマト:友達。転生者繋がりでよく話す(70/100)
なのは:幼馴染で無邪気な親友。最近は越えたい目標でもあるが、優し過ぎてライバルとして見るのが辛い(73/100)
アリサ:親友。純粋だから私たちが守らないと……(72/100)
すずか:猫を飼ってる者同士よく猫談義をする。レオ君がいないときは基本一緒に行動する(74/100)
フェイト:姉弟子と慕ってくれていて可愛い反面、妹弟子であるひなの方が強いのに複雑な気持ちがある(70/100)
アリシア:恋のライバルではあるけど、話が合うため仲自体はかなり良い。一夫多妻制の世界に行けばあるいは……(77/100)
はやて:慕ってくれていて可愛い妹のような存在。たまに料理を教えてと頼まれて一緒に作ったりする。(74/100)