見た目が踏み台だからと言って、中身も踏み台だとは思うなよ? 作:蒼天 極
……ええっと、防衛プログラムはここの部分か。
あ、でもここ抜き取ったらリインフォースの人格に悪影響を及ぼしそうだ。似たような効果のプログラムを代わりに入れておこう。
そして抜き取った防衛プログラムは別のメモリに写しておいてと。
「ふぅ、完了。後は新しい身体にメモリを移植すれば完成っと。リインフォース、記憶とか人格とかに影響は無い?」
『……ああ、大丈夫だ。主のこと、雲の騎士達のこと、過去の主やその末路全てを覚えているよ』
「……異常ありと。どこを間違えたかな?」
『どうしてそうなる!?』
そりゃ雲の騎士なんて存在しないこと思い出してるし……え、雲の騎士ってヴォルケンリッターの事? 確かにヴォルケンリッターって雲の騎士って言葉をドイツ語にしたやつだしなぁ。
とりま異常がないなら言う事はない。
「ふぅ、ようやくひと段落……」
『すまないな。私の為に時間を割いてもらって。だがこれでナハトは私の中から消え去ったのか? 呆気なさすぎて現実味を帯びないんだが……』
「大丈夫だと思う」
防衛プログラムは生体部品のない環境下では動かないため、メモリ内の防衛プログラムを完全に除去できてるなら新しい身体にカットアンドペーストしても問題は無いはずである。
念には念を入れて100回以上確認したし。
それでも怖かったから聖王教会に出向いて古代ベルカのレアスキル持ちである騎士カリムとその弟のヴェロッサにもプログラムを送ったら、一時間後に『問題ないと思います』って通信来たし大丈夫だろう。
「だから防衛プログラムは全部こっちのメモリに入ってるって訳だ」
『そうか、それは良かった。……だがそれはすぐに破壊する事を薦める。悪用されてはまた再び闇の書の悲劇が「ああ大丈夫、大丈夫、俺が悪用するから」な!? バカな事はやめろ!!』
リインフォースの焦ったような声。いや本当は俺も破棄しようと思ったんだけど、プログラム見たら修正の余地があることに気がついたんだ。
「言ってしまえばこれは、闇の書本来の再生プログラムの再生度合いの数値を数千倍にした、ただそれだけのプログラムだったんだよ。多分歴代の主がもっと早く再生させたーいとかほざいて何も考えずにプログラム弄った結果なんだろうな」
だから再生プログラムが暴走して、過度な再生を行う。その際に再生に使う魔力が足りないからそれを節約する為に周りの物質を取り込む。そのメカニズムで闇の書は今までいろんな世界を飲み込んで来たのだろう。
『だがそんな簡単な事が理由だったのなら、闇の書からプログラムを書き換えればそもそも破壊する必要は……』
「再生プログラムのせいでプログラムを書き換えたそばから、元の数値に戻るから無理だね。ただ防衛プログラムが働かないメモリだったからこそ書き換えられるってわけだ。だからと言って数値を正常化してリインフォース内に入れるってのもアウト。そんな事したらリインフォースは不老不死になって、またいつか変なマスターに改造されるだろうし」
『そうだな、私も長く生きた。主はやてを最後の主にしたいと思っていたから、私からこのプログラムを抜いてくれて助かった』
生体部品のない環境下で再生度合いを常識的な数値に書き換えてやれば、普通に素晴らしい再生プログラムだったのだ。
だからと言ってこれを流用しては、またいつかこの数値を弄るアホが出るかもしれない為、俺がここで有効活用しようと言うわけだ。
「特定の条件で再生プログラムが自壊するように追加して、ここの数値は書き換えられないようにして……フフフフフフフフフフフ」
『りょ、良識があるからマシに見えるだけで、彼の本質はマッドサイエンティストだったか……』
〜数日後〜
新しい身体を得たリインフォースと共にはやての家の前に来ていた。
本当ははやてを呼び出して、本局で再会させる予定であったがちょっとしたサプライズってやつだ。
インターフォンを一回押すと、回れ右して玄関からは見えないところに隠れると、しばらくして車椅子に座ったはやてが玄関のドアを開ける。
「はーい、どちらさんですか……え?」
「ただいま戻りました。我が主」
「り、り、り……リインフォースぅううううう!!」
はやては車椅子から立ち上がり、彼女に抱きついたのだった。
おぉ、とうとう立てるようになったのか。
どうやら数日会えないと寂しかったようで、その後しばらくリインフォースに抱きついてわんわん泣き喚く夜天の書の主。一通り再会を喜び合ったので、隠れていた俺もはやての前に姿を現す。
「ハローはやて。ご注文の品はこちらでよろしかったでしょうか?」
「うん、ありがとうなぁレオ君。それに注文通りおっぱいも大きいわ」
「胸を揉みしだくのは俺のいないところでやって?」
「ごめんつい。……ところでレオ君? レオ君の持ってるバッグの中でモゾモゾ動いてるのはなんや?」
「これ? 無害化させた防衛プログラムに色々手を加えて作った、マスコットデバイス」
俺がそう言うと同時に、バッグの中からピョコンと顔を出した手のひらサイズの耳の長いキツネ……とある管理世界に生息するハネキツネと呼ばれるキツネを模したデバイスだ。
「あー、ごめんね出たいよね〜。さ、リインフォースの所にいけ!!」
俺の指示でキツネはリインフォースの肩へ移動する。君は本当にリインフォースの肩が好きだよな?
「な、なんやこの動物!? めっちゃ可愛いなぁ!!」
「この子はナハト。レオが作った私専用のユニゾンデバイスのようです」
「防衛プログラムを無害化出来たけど、流石にリインフォースの中に残すわけには行かなかったし、せっかくだからもう一回デバイス作ってしまえ理論で作りました」
因みにリインフォースが死亡したときにこの子も一緒に自壊するようにしてるから、この子が後の時代まで生きて第二の闇の書になることは無いため安心してくれ。
ナハトに入っているのは多重ユニゾン方式であり、マトリョーシカみたいにはやての中にリインフォース、リインフォースの中にナハトと複数ユニゾン可能なのだ。
「そしてナハトの役割は正常化した防衛プログラムを用いた自動回復と、リインフォースの魔力の底上げ。多重ユニゾンする事で、はやても自動回復の恩恵と魔力アップ出来るから、使ってあげて。あ、後油揚げが大好物だから定期的に食べさせてやってください」
「そっか。可愛いペットが出来たなぁ。リインフォースともども大切にするよ。本当にありがとうなぁ」
はやてからお礼の言葉を頂いた俺は、はやての家にはお邪魔せず帰宅した。
今日はリインフォースや守護騎士達とゆっくり団欒すればいいさ。
ピルルルル ピルルルル
ん? 羽鳥さんからだ。
「はーいもしもし。こちらレオです」
『レオ君、今父さんから連絡あったんだけど、レオ君の家完成したみたいよ!』
「マジですか!? すぐ行ってみます!!」
龍帝院 竜弥
魔力光:金色(フェイトよりくすんだ金)
魔力:SSS
レアスキル:無限の剣製、ニコポナデポ
戦闘スタイル:何も考えずに剣を射出する
好きな食べ物:ジャンクフード
趣味:嫁(原作組+ひな)達を愛でる事
ダメな方の踏み台。吐き気を催す邪悪。
とにかく独善的で自分の事しか考えないクソ野郎であり、ストレスが溜まったら周りに当たり散らす悪癖がある。
当初はなのは達を庇うヤマトを敵視していたが、やがて毎度毎度不意打ちを仕掛けて来る上にヤマトとも仲がいいレオを敵視するようになった。
二期では守護騎士を洗脳した上に、レオの家を燃やしたりした事で海鳴魔導師組全員の怒りが爆発して、ボコボコにされた上にレオからは9割9分殺しにされてヤマトの言霊で容姿以外の転生特典を剥奪、そして闇の書事件の全ての罪を被せられる自業自得な末路を辿った。
現在は死刑囚として留置所に収監されており、レオの制裁で左目と右腕を失った上に背骨もダメージを受けた事で下半身不随となり立つ事が出来ず、脱獄しようにも動くことすら難しいようだ。
みんなから見た龍帝院の評価
(点数100点ー一生一緒にいたいほど好き、
80ー付き合いたい、
70ー親友、
50ー友達、
30ー興味ない、
20ー嫌い、
0ー死ね、むしろ俺が殺したる)
レオ:不意打ちで剣をもらったのは俺が油断してたからだからともかく、家を燃やしたのだけは絶対に許さん。あれだけやったから気が済んだけど、次出てきたら今度こそ殺す
(-300/100)制裁前
(-100/100)制裁後
ひな:しつこいしひな達に意地悪いっぱいするし、しゅごきしさんも洗脳したし、れお君大怪我させたから大嫌い(5/100)
ヤマト:コイツ何回人の親友を殺しかけた? レオ自身がいたから自重したけど、出来ればもう少しボコボコにしたかった(-70/100)
なのは:嫌い。笑ったときが嫌い、嫁と言って来るのが嫌い、リュウヤ君のせいでレオ君の評価が下がるから嫌い(0/100)
アリサ:私たちに迷惑かけるだけじゃ飽き足らず、私のヴィータを洗脳しやがった。万死に値する(-50/100)
すずか:レオ君を2回も殺しかけたから嫌い。バカは死なないと治らないってこの人のことを言うんだろうなぁ(0/100)
フェイト:この人のせいでオッドアイアレルギーになっちゃった。出来れば二度と会いたくない(-55/100)
アリシア:私を暴走させたから嫌いだったが、しつこく言い寄って来たり大好きな人を大怪我させて家を燃やしたからもっと嫌いになった(-55/100)
はやて:リュウヤ君、あんた運がええで。もし捕まってなかったら私が轢き殺してバラバラにしたんやけどなぁ……(-100/100)