見た目が踏み台だからと言って、中身も踏み台だとは思うなよ?   作:蒼天 極

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時は更にすぎて5年に進級しました。
と言うわけで劇場版第二作目のラストの部分をやります。


プリキュア見たく全員で変身?

「これが……私の知る限りの闇の書事件の全て」

 

「あ、ツヴァイちゃん、お話できる様になったんだね!」

 

「てかこいつ急に何言ってんだ? 約2年前の忌々しい記憶を呼び起こしやがって……」

 

「レオ君がぶっちぎりで被害被ったからなぁ。でも私は謝らんで? 諸悪の根源はリュウヤ君なんやから!!」

 

 まぁあの事件ではやては被害者側だったしなぁ、謝られてもこっちが困るってもんだろう。

 俺がそんな事を考えていると、ツヴァイは俺らは気にせずに続ける。

 

「優しい魔導師達と小さな主はそれぞれ真っ直ぐに時を過ごして……」

 

「私達はともかく、はやては真っ直ぐだったかしら?」

 

「アリサちゃん、流石にそれは傷つくわ。なぁフェイトちゃん、私真っ直ぐ時を過ごしたよな!?」

 

「えっと……ごめん、ちょっと庇えないかも」

 

「ガーン!!」

 

 はやてが膝から崩れ落ちたが、去年のことと言うとやっぱりツヴァイの胸を超爆乳にしようと企んでいたこと以外あんまり印象にないからなぁ。と言うかあれが印象に残りすぎて他に何したか忘れちまった。

 故にそれだけを見ると真っ直ぐ時は過ごしてはいないだろう。言うならば煩悩に塗れた生活ってやつだ。

 

「騎士達は人々を守り救う仕事で、過去の罪を贖いながら、主の側で日々を生きる事を許されて……」

 

「ついにヴィータちゃん達にまで飛び火しちゃったの」

 

「と言うか守護騎士は社畜になっただけだろう」

 

「確かに今のヴィータ達を見てるとそうかもしれないね。……ねぇ、これ私たちもこのまま仕事続けたら社畜になるんじゃないの?」

 

 ヤマトの言葉に頷いていたアリシアちゃんが、冷や汗を流しながらこちらを見る。

 ……ま、まぁ確かに今この状況って小学生だからこそこれくらいで済んでる節があるよな。

 一応俺はおっちゃんから学業優先でいいって確約してもらってるから今は問題無いにしても、本格的に管理局で食っていこうって思ったら相当大変だろう。

 

「……ま、最悪退職して日本で仕事に就けばいいでしょ」

 

「そ、そうだね。……レオは辞められるか分かんないけど」

 

 それに今でこそ社畜と化してる守護騎士ではあるが、後一年で無償奉仕期間は終了する。

 そうなったら守護騎士は管理局辞めるのも自由になるから、もう少しはやてと一緒にいられる時間は増えるだろう。

 

「……そして、冬の夜空を渡った祝福の風の想いは、次の冬に生まれたおんなじ名前の新しい風が確かに受け取りました。リィンフォース……空の向こうで見てくれていますか?」

 

「こらこらリィンちゃん? お姉ちゃんを勝手に殺すのはダメだよ?」

 

「と言うかはやて、いつまでも落ち込んでないでちゃんと叱りなさいよ」

 

 ……おや、反応がないな。

 仕方が無い、おいオリ主。はやての耳元でツヴァイを説教する様にってASMR風に囁いてやれ。

 

「なんでだよ」と言うヤマトに無理矢理ASMRをさせると、はやては「んほぉ!?」と言いながらビクンと身体を震わせるとしばらく耳を抑えて悶絶する。

 

「……や、ヤマト君の囁き……き、効くわぁ。………………こほん、実は昨日リィンフォースとリィンが喧嘩しちゃったんよ。それが尾を引いてるのかもしれんなぁ。でも流石にお姉ちゃんをいなかった事にする発言は看過できへん。……行こかリィン、お説教や」

 

「……はぃ、マイスターはやて。…………私達は笑顔でいます」

 

「いつまでやっとんねん」

 

 しばらくして復帰したはやてによってツヴァイは連行されて行ったのだった。

 

 

 〜数日後〜

 

「ねぇ、ひな思ったんだけど……みんなで同時に変身してみない?」

 

 今日は珍しく魔導師組全員で模擬戦をする日。そんな日にひなちゃんがそんな事を言い出した。

 

「あ、さてはひなちゃんプリキュア見てやりたいって思ったんだね?」

 

「えへへ、バレちゃった?」

 

「ひなちゃんらしいね。でも普段各々で変身してるからたまには良いかも」

 

 すずかちゃんの発言に同意。

 せっかくみんな魔法少女なんだから、同時に変身して名乗りとかをするのはありだろう。

 え、俺とヤマト? 男が混ざるわけにはいかんでしょう。向こうで変身させていただきますよ。

 

「まったく、ひなは子供ねぇ。もうプリキュアなんて見る年じゃ無いでしょうに」

 

「アリサ、流石に今の言葉は聞き逃せないな」

 

「え、な、なによヤマト?」

 

 青筋を立てたヤマトがアリサちゃんに詰め寄る。

 それはそうだろう。今アリサちゃんはニチアサ視聴勢に盛大に喧嘩を売ってしまったのだ。

 仮面ライダーが一番好きとは言え、戦隊やプリキュアもしっかり見るヤマトにとっては今の発言は逆鱗に触れるには充分すぎた。

 

「ねぇれお君。今の子達ってプリキュアとか見ないのかなぁ?」

 

「年齢なんて関係ないよ。俺だってボウケンジャーついでに観てるのに。なのはちゃん達はどう?」

 

「わ、私も実はプリキュア見ちゃってたりして……にゃはは」

 

「プリキュア面白いよね。あ、スーパー戦隊とか仮面ライダーもお姉ちゃんと一緒に見てるよ」

 

「中でも特にスーパー戦隊が一番好きだなぁ。レオにおすすめされて見たけどハマっちゃったよ。すずかとはやてはどう?」

 

「お姉ちゃんがプリキュア見るから一緒に見てるよ」

 

「うちはリィンとヴィータがいるからなぁ。それに私もニチアサ見て日曜日なんやなぁって感じるタイプや」

 

「です」

 

「そっか、なら問題ないね!」

 

 自身以外全員がニチアサ視聴勢だった事が分かったアリサちゃんは、「え、えっと……あの……」と普段の様な勢いを無くしたかと思うと、やがて小さく「ごめんなさい……」と呟いた。

 フハハハハハ、少数派はどうやらアリサちゃん一人みたいだなぁ!!

 

「ま、まぁニチアサは良いとして……それじゃあちょっとみんなでやってみるの」

 

 アリサちゃんを哀れに思ったのか、話を戻す様にそう促したなのはちゃんに頷くと女子組は並び、男子組は離れる。

 

「……ヤマト、レオ? 一緒にやらないの?」

 

「プリキュアならば男は不要!」

 

「俺らはスーパー戦隊の如くやるから大丈夫だよ」

 

 確か転生前に見たプリキュアは男の子がいたはずだけど、それでも今は男の子がプリキュアになるのはあり得ない時代だ。ならば時代に合わせた方がいいだろう?

 

「えー! レオ女っぽいから大丈夫だって!!」

 

「流石に二人を仲間外れにはしないよ!」

 

「良いから来なさいよ。私達だけなんて不公平でしょうが!!」

 

 女性陣の満場一致で俺とヤマトも強制参加となりました。

 君たちがそれで良いならこっちも文句は無いんだけど…………まぁ、俺らも入るって決まったなら腹を括るか。

 

「それじゃあ……行くよ、ミラクルホープ!」

 

『行きましょうひなちゃん!』

 

「グラディウス!」

 

『了解です』

 

「レイジングハート!」

 

『イエスマイマスター』

 

「フレイムアイズ!」

 

『了解だ!』

 

「スノーホワイト!」

 

『かしこまりました!』

 

「バルディッシュ!」

 

『イエスサー』

 

「フォーチュンドロップ!」

 

『イエスサー』

 

「アスカロン、カリバー!」

 

『はいはーい』

 

『はい』

 

「リィンフォース・ツヴァイ」

 

「はいです!」

 

「「「「「「「「「セーットアープ!!」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

「……よし、模擬戦するか」

 

「そうね。早くやりましょう」

 

「アリサちゃん顔が真っ赤なの」

 

「う、うるさいわよなのは!!」

 

「ひどい!?」

 

「えー、名乗りは?」

 

「いやいやひなちゃん、流石に考えてきてないからそれはまた今度ね」




 魔導師組 ニチアサは何を見るか

 レオ:スーパー戦隊(仮面ライダーとプリキュアも見るが、この二つは家事をしながら見る)

 ヤマト:全部見るが仮面ライダー派

 ひな:プリキュアとスーパー戦隊(仮面ライダーはシリアスなのが多いから嫌い)

 なのは:プリキュア

 アリサ:見ない

 すずか:プリキュア

 フェイト:全部見るがプリキュア派

 アリシア:全部見るがスーパー戦隊派

 はやて:家事をしながら見る
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