見た目が踏み台だからと言って、中身も踏み台だとは思うなよ?   作:蒼天 極

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レオ君不憫注意

……てかやっぱり作者の中じゃレオ君って不憫枠なんだよなぁ。


内覧会へ出発dここで呼び出しぃ!?

 と言うわけで劇場版編早々ヤマトと戦っている俺ではありますが、この勝負は劇場版の最初の勝負だからと言ってチュートリアルなんかではない。ただの負けイベントだ。

 

「俺にとってはチュートリアルなんだがな」

 

「よしその喧嘩買った! テメェはここでリタイアさせたるわオラァ!!」

 

 オリ主にとってやはり踏み台との戦いはチュートリアルらしい。だがそう簡単に倒れると思うなよテメェ!

 

「相変わらずみんな凄いねぇ」

 

「うん。みんな楽しそう……。すずか、休憩は終わりよ!」

 

「うん。行くよアリサちゃん!」

 

 おいそこで一時休戦して俺らの戦いを見てたお嬢様コンビや。こちらは楽しいよりもそろそろ勝たねばという意地の方が強いんだよ?

 

「よそ見とは余裕だな!」

 

「しまっ……なんてなぁ!!」

 

 俺がアリサちゃん達の方を向いた隙を狙ったヤマトだが、あえて隙を作ったんだよ?

 銃で牽制しながら俺を叩っ斬ろうとするヤマトであるが、銃弾は極小のシールドで防ぎ距離を詰めるとヤマトの剣を持っている方の腕を掴み、流れるように首を掴んで共に海へと落ちる。

 

「ゴボッ……ガバッ……」(ちょ、タンマタンマ! 息できねえよ!!)

 

(クククッ、いつもそう素直に倒れると思ったら大間違いだ。息できなくてどちらが先に意識飛ぶかの我慢比べと行こうか!)

 

(ぐ……一人でやってろ!)

 

 俺の腹を蹴って無理やり俺を引き剥がすと水中から脱出してしまった。

 アイツの事だ、このまま砲撃を打ってケリをつける気だろう。ならばこちらもここから砲撃で応戦するまでだ。そろそろデバイスの呼吸補助がなくなって、ちょっと息が苦しいけどなぁ!!

 

 

(アリサside)

 

 今日はこの後オールストン・シーに行くという事で今日は軽く流そうと、みんなの戦いを見ながらゆっくりと戦っていた私達であるが……

 

「や、やっとリィンが起きたわ……」

 

『ご、ごめんなさぁああい……!』

 

「全く。夜更かしは程々にしないとダメよ?」

 

「アハハ、あ、アリサちゃん、はやてちゃん! みんなそろそろ決めるみたいだよ!」

 

「ほ、本当や! あかん、完全に遅れてもうた……!」

 

「それにしてもみんな割と本気で戦ってるわね。この後のこと考えてるのかしら?」

 

 おそらく考えてないだろう。

 特にレオとヤマトなんて海の中で戦ってるし。ひなとアリシアに至ってはなんか凄い空高くに上がってるし。

 

「ハイペリオンスマッシャー! ファイア!!」

 

「バルディッシュ! てぇえええい!!」

 

 少し離れたところで戦っていたなのはとフェイトの桜色と金色の砲撃がぶつかり合う。

 

「二人とも。もうちょっと離れよ?」

 

「そうね。花火に巻き込まれちゃうわ」

 

「てかこれなのはちゃんとフェイトちゃん仲良く撃墜するパターンやない? 遅れたんやしせめて安全面の強化でもせなあかんね」

 

 なのはとフェイトの防御をはやてに任せて、私たちが避難したタイミングでなのはとフェイトの砲撃の中心が膨らむと思いっきり弾ける。

 せーの。

 

「「たーまやー!!」」

 

「ふぅ、いい花火が見られたね。……あ、アリサちゃん、空の方を見て!」

 

 あ、ひなとアリシアも魔力を貯めて……決めるみたいね!

 

「いっくよー! アステリアルスマッシャー!!」

 

「なんの〜! スマッシュホームラン!!」

 

 ひなのなのはよりも赤みの強い桃色の砲撃をアリシアはハリセンで撃ち返そうとする。

 しばらくハリセンとビームの押し合いが続いていたが、やがて砲撃はアリシアちゃんに当たらずも跳ね返らない微妙な跳ね返り方をした。

 あぁ、これは……

 

「「ファウルボール!!」」

 

「惜しかったね〜」

 

「そうね。今日こそはホームランかなーと思ったんだけど……」

 

「「ぐぁああああああああ!!??」」

 

 直後、海の方から男二人の断末魔が聞こえた。

 どうしたのだろうと思ってヤマト達の方を見て見ると……

 

「あぁ!? 跳ね返ったひなちゃんの砲撃が二人に……!! ファウルボール事故だよ!!」

 

「私達の中で最強と準最強のヤマトとレオを同時に倒すなんて流石ひなとアリシアね!」

 

 おっと。流石にここで脱落者を出すわけには行かないから助けなきゃ!

 

 

(レオ視点)

 

「し、死ぬかと思った……」

 

「な、なんか三途の川の向こうに香いたんだけど……あいつちゃんと元の世界で幸せにやってるよな……?」

 

「ご、ごめんねれお君〜! ヤマト君〜!」

 

 最後は水上と水中からの必殺の砲撃で巨大な水柱を立てながら決着がつく。

 お互いそう思ってたら全く違うところからのピンク色の砲撃によって二人仲良く撃墜してしまいました。

 

 ……ん? リンディさんから着信だ。

 

『みんなおはよう。みんなはまだ空の上?』

 

「この世とあの世の境目から帰還したばかりっす」

 

『ごめんヤマト君、意味が分からないわ。……練習もいいけど、お出かけの時間に遅れたら大変。良いところで切り上げてみんなで朝ごはん食べましょ?』

 

「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」

 

 今日の戦績は俺とヤマトはノーカウントで、残りの全チームは引き分けとなりました。

 

 

 ◇

 

 

 その後バトルフィールドから直接テスタロッサ・ハラオウン宅へ移動して朝ごはんをいただく。

 

「あ、このパン、パパとママが作ったやつだー!」

 

「あ、分かる? まさか羽鳥がパン屋になるなんて……13年前の私が知ったら驚くでしょうね」

 

「ママって管理局でお仕事してる時どんな人だったんですか? ママに聞いても教えてくれなくて」

 

「そうね〜……羽鳥にバレたら酷い目に遭わされるから言えないわ……」

 

 あ、これ管理局員時代そのものが黒歴史なパターンだ。

 話題を変えた方がいいと判断したのだろう。リンディさんは露骨に俺やヤマト、はやての方を向く。

 

「そ、そう言えば三人は今回テーマパークは初めて?」

 

「そうですね。初めてです」

 

「私とヤマト君は別に初めてじゃ無いですよ。春にうちの子達とヤマト君で遊園地に行きました」

 

「「「「えぇ!?」」」」

 

 得意げな顔でサムズアップするはやてを見て、グリンとオリ主の方を向くヤマトラバーズ四人。

 どうやら四人が預かり知らぬところではやては好感度イベントをこなしていたようだ。なのはちゃんと違って今までバレなかったのは流石チビダヌキだろう。

 

「と言ってもヴィータとリィンを遊ばせるのが目的で、ヤマト君はついでやったんやけどな」

 

「いやヴィータとツヴァイを遊ばせるのが目的なら、ヤマトは別にいなくていいじゃ無いの」

 

「しっかり楽しんだんだね!?」

 

「抜け駆けされちゃってたの!」

 

「流石はやてだ。うん、流石はやて」

 

「フェイト? 動揺しすぎて文章になってないよ?」

 

「ま、まぁまぁ。なら麗央君にとっては初めての経験になるわね」

 

「そうですねぇ。今日ばかりは適度に羽目を外そうかなって思ってます」

 

 この後事件がありそうではあるけど、テーマパークで遊ぶのは楽しみだ。あくまでも内覧会だからいくつかのアトラクションは動いて無いみたいだけど、それでも充分楽しむ事が出来るだろう。

 だがその直後

 

『マスター、ゼスト隊長閣下から連絡ですよー』

 

「アスカ。お前今から今日一日黙ってろ」

 

『嫌でーす。第三管理世界で民族テロが発生。思った以上に規模が大きいため至急応援を求む。……今回ばかりは素直に同情しますよ。うん、ドンマイ!!』

 

「…………」

 

「あの……えっと……レオ? なんて言うか……写真撮っておくね?」

 

「こ、こればかりはしょうがないよ。オールストン・シーが改めて開園したら招待するから……ね?」

 

「私も今日はお仕事あって夜からの合流やし、レオ君も急げば温泉とご飯は楽しめるで!!」

 

「ちくしょうめ!!」

 

 と言うわけでオールストン・シーは遅れて合流することになった俺であった。

 テロの主犯格め、ぶっ殺してやらぁ!!

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