見た目が踏み台だからと言って、中身も踏み台だとは思うなよ? 作:蒼天 極
リンディさんとのお話の後、ちょっと豪華なご飯食べて、熱い風呂に入って汗を流すと同時に身体をほぐした俺達。(流石に男女別)
すぐさま寝てしまいたい所だが、風呂上がりにすぐ寝るのは身体に良くないため、各々が軽い柔軟運動をしたり、本を読んだりとのんびりと過ごしていた。
誰にも邪魔されず、ただ静かに時計の針の音しか聞こえない静寂。あぁ、これだよこれ。やっぱり事件とかで色々駆けずり回るよりも、こうしてのんびりする方が俺の性に合ってるな。
「くぁ〜……」
「ふみゃ〜……」
ソファに体重を預けて、ぼーっと東京湾を眺めていたが、ひなちゃんとなのはちゃんのあくびで我に還る。
と言うか なのはちゃん、今のはあくびなのか?
「ふわぁ……私も眠くなっちゃった。お姉ちゃん、そろそろ寝よ?」
「そうだねー、今日は頑張ったからよく眠れそうだよー」
「ほらすずか、こんな所で寝たら風邪引くわよ。ベッドまで頑張りなさい」
「ん〜、ありしゃちゃ〜ん……」
「寝ぼけた大人すずかちゃんなんて激レアやね。シャッターチャンスや!!」
「はやて、それ俺にも送ってくれ」
「あら〜、ヤマト君は寝ぼけたすずかちゃんでナニをしようって考えてるんや〜?」ニヤニヤ
「印刷してすずかファンクラブに高値で売りつけてやろうかなって」
「ヤマト、お前もうトラクターに耕されて死ねよ。この偽オリ主が」
「うん、流石にそれは笑えないの」
「え、笑えなかった? 今の冗談は自信あったんだけどな。本当は印刷してみんなで遊んだ写真とかを納めてるアルバムに入れる予定」
あぁ、クソ忙しかった事件が終わって肩の荷が降りた今だから分かる。こんな下らない会話すら愛おしい。平和な時間サイコー!!
そんな事を考えていると、クイクイと俺の服を引っ張るひなちゃん。
「なーに?」
「……ねぇ、れお君。今日一緒に寝よ〜?」
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
…………どうやら平穏な時間は終わりを迎えたようだ。
あまりに急すぎる発言に全員の目が見開く。あ、もう半分夢の世界に旅立ちかけてたらすずかちゃんも意識覚醒させてら。
「ちょ、ちょっと待つのひなちゃん! 流石に大人の姿でそう言うの……な、なのははいけないと思います!!」
「ほぇ? いつも一緒に寝てるのになんで?」
「え、だ、だって今大人の身体だから……」
「なんで大っきくなったら一緒に寝ちゃダメなの?」
「…………」
顔を真っ赤にしてひなちゃんを止めようとするなのはちゃんであったが、ひなちゃんの的を射た発言に何も言えなくなる。
ま、まぁ別に子供のときは一緒に寝ていいけど、大人になったら一緒に寝ちゃダメってルールは無いしなぁ。
「た、確かにそうね。私達身体はこんなんだけど一応まだ小学生だし、友達と一緒に寝るくらいなんら問題じゃ無いわよね……」
「確かに。そう言う意味じゃ、一緒に寝ても問題ないよね……?」
「うん、節度を持ってって言われたけど、リンディ母さんも言ってたもん。執務官を目指すなら、ある程度の強かさも身につけなければならないって……」
「クロノを反面教師にって言われたね!」
「ひなちゃん……なんでここで言っちゃうんや? 寝るときこっそりヤマト君のベッドに潜り込む予定やったのに……」
ひなちゃんの発言がキッカケで、一人また一人と仲間は子供なんだから一緒に寝てもなんら問題ないと言った雰囲気になる。
そしてそんなの気にせずヤマトにアタック仕掛けようとしてた車椅子レーサーには心の底から尊敬しますよ。
「えーと……流石にそれはどうなんだ? 大人になったにも関わらず、結婚もしてないのに一緒に寝るのはアウトだろ?」
「何言ってんのよヤマト。私達子供よ?」
「いやでも成長したって事は、一緒に寝たら子供出来るだろ? 三日間だけしか大人でいられないのにもし誰かが妊娠したら……」
…………は? 何言ってるんだヤマトのやつ?
え、もしかして……実はなのはちゃん達俺らの知らないところでやる事やってんの? ヤマト実はロリコンだった?
チラリと丁度近くにいたフェイトちゃんの方を向くが、彼女は見に覚えが無いのか首を横に傾げていた。
「子供は結婚したらコウノトリさんが運んで来てくれるんじゃないの?」
……うん。その手の話題を魔導師組の中では純粋な方のフェイトちゃんに振っても、そう言う答えになるわな。
おい、耳年増の車椅子レーサー、ちょっと踏み台その2とO☆HA☆NA☆SHIしようぜ?
「さ、流石にそう言う事はしとらんで!? 少なくとも私は!!」
顔を真っ赤にしてそう言うはやて。アリサちゃんとすずかちゃんもはやての発言にコクコクと首を縦に張っている。
え、なのはちゃん? フェイトちゃんと一緒に頭にハテナマーク浮かべて首を横に傾げてるよ。
でもまぁこの反応で少なくともなのはちゃん達とはそう言う事はしてないと言うのは確定だな。
…………という事は……。
「おいヤマト? お前の寝るって発言はいつも通り川の字になって寝るって認識でいいんだよな?」
「? そうだが?」
「なんでそれが子どもが出来ることに繋がるんだ?」
「子供って大人の男女が一緒に寝たら出来るんだろ?」
「……お前マジで言ってる?」
「? 違うのか?」
「………………(絶句)」
こいつマジかよ。
鈍い鈍いって思ってたけど、まさかそう言う知識すら欠落してんのかよ。一体どんな清らかな前世を過ごしてきたんだコイツは!?
「え、えっとヤマト君? 大人は一緒に寝るくらいじゃ子供できないんだよ?」
「……じゃあどうやって出来るんだ?」
「……はやてちゃんのお家のベッドの下にある保健の教科書見せてもらって」
「す、すずかちゃん!?」
なんともありきたりな場所にお宝本隠してるはやてであった。
その後一緒に寝るくらいで子供は出来ないと知ったヤマトが「なら一緒に寝ても大丈夫か」と納得した。
「よ、よし。出鼻を挫かれちゃったけど、誰が隣で寝るかじゃんけんしましょう! あ、今回一緒に寝るの反対ななのはは除外ね」
「にゃ!? そ、それはずるいの! こうなったらなのはもやる!!」
「いやー、こう言うときライバルが一人しかいないとじゃんけんしなくていいから楽でいいね〜」
「でも誰が隣になれるかじゃんけんできるのもワクワクすると思うよ?」
「うん。ひなはそう言う子だよね……それじゃあ私達は一足早くお布団行こっか」
「うん、行こ「え、流石に勘弁してくれない?」……ほぇ?」
アリシアちゃんとひなちゃんがあり得ないと言った顔をこちらに向ける。
いや、言っちゃなんだけど君達相当美人さんに成長してるじゃん?
スタイルも前世では見たことのないナイスバディ。なんならひなちゃんに関してはすずかちゃんに並んでトップクラスのバストサイズ……。
「流石にすっかり綺麗になってしまった二人と一緒に寝るのは流石の俺でも照れると言うかなんと言うか……///」
「あのレオ君が照れてる……やと……?」
「レオ君はひなちゃんとアリシアちゃんに対しては良いお兄ちゃんとして接してるけど、異性として意識もしてたからね」
「ヘタレだから手を出さなかっただけよね」
はいそうです。俺はヘタレなんです!
イエスロリータノータッチが心情な上にそもそも二人を傷つけたく無いし、もしやったら間違いなく羽鳥さんとプレシアさんにひき肉にされるから間違いを起こす気なんて無いけど、一緒になんて寝たらドキドキして眠れなくなっちゃうんです!!
「そ、そなんだ……///反応ないから心配だったけど、ちゃんと意識してくれてたんだね……///」
「ひなって美人なの? えへへ〜……」
顔を真っ赤にするアリシアちゃんと、褒められて嬉しいと言った感じでニコニコ笑うひなちゃん。
ふぅ、ここまで言えば流石に許してくれるだろう。
それじゃあ俺は当初の予定通り割り振られた部屋で寝るとしよ…………あ、あの……ひなさん? アリシアさん? なんで俺の手を掴んでるんですか?
「別にひな達の事が嫌になっちゃった訳じゃ無いんだよね? なら一緒に寝よーよ」
「意識してるってことはこのまま頑張れば籠絡出来そうだからね! レオにはこのまま落ちてもらいます!!」
「……逆にやる気になっちまったか、ちくしょうめ! やめろー、離せ〜!! 絶対一緒に寝たら寝不足になる!! なんかドキドキして寝られなくなる〜!!」
「アハハハ、私達を大人にした責任はちゃーんと取って貰うよ〜」
抵抗虚しく、桃髪の美少女と金髪の美少女に連行されていきましたとさ。
ヤマト君、スキンシップ過多な幼馴染がいたにも関わらず性知識は小学校低学年ほどで止まっていました。(笑)
Q:ならサウナの時のレオに対する「掘ってやろうか?」発言は?
A:同級生が悪ノリで言ってた言葉を覚えてただけで、実は意味が分かってませんでした。
魔導師組女子メンバーの胸の大きさ
一位:すずかちゃん、ひなちゃん
二位:フェイトちゃん、なのはちゃん
三位:アリサちゃん、はやて
四位:アリシアちゃん
因みに一番小さいアリシアちゃんでも平均よりは上です。