ロロside
私達は、ヘルメット団を壊滅させ学校に戻ると私は、先生の説教を受け、ノノミさんに説教を受け、アヤネさんに抱き着かれて膝の上で愛でられること三時間。
ようやく解放されてシャーレ所属用の書類にサインを求められて代筆を頼んだ。
今度は、ホシノさんとシロコさんが抱きしめてくれた、先生は静かに頭を撫でてくれたし、ノノミさんが代筆してくれた字はとても綺麗だった。
みんなの表情が悲しそうだったり先生が怒っている用に感じたが私は、それが嬉しかった。
ひとまず先生について行ってシャーレに行くことにした。
最初は、編入という形で学校に行こうと思っていたものの、字も書けず読むのも出来ないとなると 「シャーレで最低限出来るようになるまでお勉強だね」としばらくはシャーレでマスコット兼先生の護衛でシャーレにいるように、との事。
先生は、私を保護したことを連邦生徒会に連絡し各学園に外から流れ着いた子供を保護したからシャーレに人が増えたことを知らせた事でいろんな人がシャーレに来てくれた。
先生に連れられて、ミレニアムのセミナーと呼ばれる生徒会組織の人に挨拶しに行った。
ユウカさんとノアさん、コユキさんに挨拶しヴェリタスとエンジニア部に挨拶するがエンジニア部では、ヒビキにこれ着てみてくれる?と色々服を着せられ着せ替え人形の用にされている。
いつの間にかノアさんとユウカさんが参加していてウタハさん、コトリさん、先生の三人が苦笑いを浮かべている。
最初は、シャーレに入る私の為に、特注で服を発注しようとしていたところヴェリタスのコタマさんが聞いていたとの事でヒビキさんに連絡が入った。私に彼女の服作らせてとモモトークが来たと先生は言っていた。
ついでとばかりにエンジニア部に脳波コントロール式のドローンの作成と武器の制作をお願いしておいたのだ。
それを見てから採寸との話だったのに採寸も無しに私のサイズにあっている服を出してくる。
ユウカさんとノアさんは私が着た服をほめたり先生が写真を取り始めたりして状態はカオスになり始めたとき車いすがエンジニア部の作業場に入ってくる。
「失礼貴方が先生が保護した女の子ですね。私は超天才病弱美少女ハッカー明星ヒマリと申します」
こちらに近づきながらヒマリと名乗った少女、着せ替え人形にされている私は、どうしたものかと視線を絶賛ヒマリに気づかず、私に着せる服を吟味している彼女たちに向けるとヒマリさんが手を叩くと気づいようで振り返るが、ヒマリだとわかるとまた私に向き直ってしまい。
「ちょっと、無視しないでください」
プンプンと行った感じの顔で言っているが誰もそちらを見ない為私は、どうすればと先生を見るが先生は、ヒマリさんの車いすに近づき何やら話を始めたのでヒマリさんを任せて私は、着せ替えが終わるのを静かに待ったのだった───────。
しばらくした後、やっと落ち着いたのかシャーレ用の服を出してくれた。
すごく着にくそうなその服に袖を通したが見た目よりも重たくただの服に一体どんなものを仕込んだんだと思い聞いてみることにした
「この服重たいんですけど何か仕込みでもあるんですか?それと頼んでいた武装は」
「よくぞ聞いてくれました。その服にはたくさんの機能が盛り込んであります。
先生用のものには仕込めなかった機能をこれでもかと取り入れています。
細かな機能と性能ですが────────と言った具合ですね。
ここまでで質問などはありますか?」
コトリさんがすごい勢いで説明してくれる。
私はただ静かに聞いていた途中で先生が何かを言おうとするのを私が、止めると先生はウタハさんたちをコトリさんの隣に立たせると彼女の言い分をしっかり受け止めなさいと言われていたので私は質問を投げるのだった。
「なぜ、自爆機能がついているんですか?」
「それは、ロマンだから/さ/です!!」
目を輝かせてそういった三人へ私は鋭い視線を向け私の言い分をぶつけた。
「使わないので外してくださいあとタバスコ発射機能とBluetooth機能はこれには要りません。
あと────とこれだけ要らない機能があります。
ですが防爆、防弾、防塵、体温調節機能はいいですね。
防刃機能もあるといいのですがあと重すぎて機動力が死んでます。
軽くしてください。それからドローンのタバスコ発射機能とか無駄な機能外してください。
タバスコ発射とかロマンじゃなくてただの無駄です。兵器にそんなものつけられても困ります。」
「「「「え~」」」
不満そうな顔のエンジニア部に私は少しいたずらして凝らしめてやろうとニマ~と言う擬音が似合いそうな笑顔をしながら楽しそうに口を開く
「ああ、そういえば服に付けた自爆機能は特攻に使えそうですね、奥の手として相手を抱きしめてから作動させれば一体一でイーブンに出来ますし生徒を特攻兵器に出来ます。」
「私たちはそんなことをさせる為に付けたんじゃ」
「そういう使い方が出来てしまう機能がついているのだから選択肢に上がってしまうのですよ。
とても効率の良い兵器ですが違うと言うならばこれは改めるべきです。」
私は途中で鋭い視線に変え彼女たちの認識の甘さを指摘すると睨む。
「自爆特攻を人にさせたくないなら、一定距離に使用者がいるときは作動しないようにしないとダメでしょう!!」
私は先ほどのニマ~と言う擬音が聞こえてきそうな顔でエンジニア部を見ると暗くしていた顔が一気に面食らった顔になる
「そう言う問題じゃないよ/無いでしょ!!」
ユウカさんと先生が叫ぶ声にエンジニア部は、笑い始めるのをみて息を吐くと肩の力が抜けていくのを感じる。 ノアさんが後ろから抱きしめて来るが見上げて視界に映る笑顔が怖い。
『ウフフ、逃がしませんよ』と言う副音声が聞こえてきそうだなと思っているとノアさんが口を開く
「自爆特攻なんて許しませんよ。ケガですめばいいものの下手をすると病院へ搬送されるのですよ。」
「フフフ、アハハハハ病院送りですか・・・・外では自爆特攻なんて相手共々死ぬ為の行為なだけなんですが病院送りなんて待ったく、とんでも無く頑丈ですね。
ヘイローがあると言うのは、向こうでの無茶や死ぬ事も大したことになりはしないんですからね。」
先生side
急に笑いだし闇を感じることを言い始めるロロに私は、先生として大人として悲しくなる。
が今はドン引きしている周りとロロを止めなくては。
いつもより真剣な目でロロを見るといつもより幾分か真剣な声で話す
「ロロ、外と比較するとここでは大半が無茶にならない、私も驚いたけどそれでもあまり行き過ぎた行動は止めるよ。君に自爆なんて絶対にさせないからね。」
「しませんよ、使わないから外してくださいと言ったはずです。
ちょっとからかっただけです。認識のズレと使い方によっては危ないと分かれば、むやみに搭載しないと思ったから言っただけです。それに自爆なんかするよりc4爆弾投げつけた方が有効ですし、ミサイルやドローン、ビット兵器を使うほうが有効な攻撃手段です。まあビットやドローンには自爆機能があった方がいいんですが・・・・・その顔を見るに付けない方がよさそうですね。
武装と引き換えに相手を倒すとかは戦略としては使える一手なのですがね。」
ユウカ、ノア、ヒマリそれから私の顔を順に見てからロロはそう言うと何やら思案顔でエンジニア部を見ると持ってきていた通信端末を起動して設計図やパーツのデータを表示するとホログラムにしてみんなに見せてくれた。
ロロside
「この武器作れたりしますか?人のサイズまで落とした上で、連射性がコンセプトのレールガンとこの無力化を重きに置いたスタンバトンなんですけど出来そうですか?」
「ほう?これはすごいな、なるほどスタンバトンは出来るがレールガンの方は人ように転用は難しかな現状ではこのサイズのレールガンは原寸なら作れるが人が使える大きさでとなるとランドセル型のバッテリーパックを背負い外付けのケーブルを繋げないと無理だね。
ドローンのラックとかもいるしパワードスーツ用・・・・いっそパワードスーツ着るかい?」
「うーん、バックパック底部にバッテリーと発電機、ドローンラックを兼ねた充電用の待機場所作れます?それが出来れば多分パワードスーツサイズならバックパックに風を受ける翼とスラスター付ければ滑空しながら跳べるかもですよ。
どうですか面白そうじゃないですか?人単体で一定時間空中を飛び回れるかもですよ。」
そういった私に先生は目を輝かせて食いついて来た
「人間単体による飛行・・・・すごい夢があるね」
そういった話をする私たちにユウカさんたちはいいづらそうに口を開く
「えーとね個人による単独飛行はトリニティの専売特許なのよ、あそこの学校はみんな翼があるから人の単独飛行は既に達成されているのよロロちゃん」
「翼があるなんていいですね、空を滑空ではなく飛翔が出来るのですから一度見てみたいです。」
「黒い羽根の子と白い羽根の子がいるんだよ、そのうちトリニティにも挨拶に行こうね、多分ゲヘナが先だと思うけどさ」
苦笑いを浮かべる先生に私も苦笑いを返す、ゲヘナと言えば治安が最悪のキボトスにおいて一番悪いと言う場所だったはずだ。 そんなところに行かないと行けないのか、戦闘は避けられないんだろうな~めんどくさいなどと考えていると顔に出ていたのか先生は苦笑する。
「ゲヘナは色々事件が起きるから大変だけどでも・・・・・・・いい子ばかりだよ」
先生の発言に視線だけユウカさんに向けると首をブンブンと振っている
「先生が聖人なだけです。たくさんの事件に巻き込まれるのは嫌ですが。
先生がゲヘナに行くならついていきます。」
先生は微笑みを浮かべると頭を撫でてくれるので口角が少しだけ上がり顔が熱くなるのを感じ顔をそらす
「ありがとう、よろしくね。」
「いえ、仕事ですから・・・」
先生にぶっきらぼうに答えされるがままに頭を撫でられているとユウカさん
が咳払いをすると先生は手を止めノアさんが喋り始める
「先生、今はゲヘナの風紀委員長以外にも強い人が風紀委員会に入ったそうなので今はすごい速度で暴れている人を鎮圧するそうですよ。一人で暴徒の鎮圧する実力と犬耳と尻尾があり任務達成率は100%で従順に風紀委員長に従う姿から猟犬と__ッ!!」
その言葉に私は鋭い視線をノアさんに向けるとビクっと体を振るわせるがそんなことお構いなしに口を開く
「その猟犬はレイブンと名乗っていたりしませんか?」
先ほどのやり取りと違い低い声に自分でも少し驚くもc4-621レイブンであるのなら油断できない、フル装備で戦闘しても勝てるかどうか分かったものじゃない。
そんな化け物がいるところに何の準備もなく行きたくは無いすぐにでも情報が欲しいところだ。
「い、いえ烏丸レイと名乗っていたと思います。」
私は少し考えていた烏、レイブン・・・・猟犬・・・ハンドラーウォルターの猟犬、頭の中で様々な事がぐるぐると駆け巡る。先生が、私の肩に手を置くことによって思考の海から意識を浮上させる。無意識に顔が険しくなっていたのかコトリさん、ヒビキさん、ウタハさんが心配を顔に浮かべているし、正面で顔が見えていたノアさんは何事かと顔を覗き込んできた。
ノアさんと目が合い、まだぎこちない笑顔を浮かべるとノアさんも笑顔を見せてくれたので先生へ振り返る。
「すみません先生、少々考え事をしていました。どうしましたか?」
「いや、その烏丸レイって子がどうかしたのかなって?」
「いえ、なんでもありません。多分気のせいだと思いますし。」
そう言って先生にぎこちない笑顔を見せる。
「そっか、いつか聞かせてね」
と先生は微笑む
「考えておきます。」
そう言って私は考える。さすがにその鳥丸レイが私が、ここにいる原因かもしれません。
とは言えないし、方法は違うが先生も外からキヴォトスに来ている人だ。
それに私がここにいるのだから
烏丸レイという人物がレイブンでは?という疑惑も出てきたし。
今度、シャーレに来たゲヘナの子たちに聞いてみよう。向こうにバレるかもしれないが先生もあったことなさそうだし、どんな人か気になったとでも言えば教えてくれそうではある。
また肩を叩かれ思考の海から引き上げられる正面には誰もいないので後ろを振り向くとユウカさんが私を抱き上げようとしていたのでユウカさんの首に手を回すと持ち上げられたのでそのまま理由を聞いた。
「ユウカさん、どうしたの?急に抱っこして」
「貴方がいくら話かけても返事しないからよ。
貴方が持っていたタブレットの中身を勝手に見ていたエンジニア部がこれはロマンだ、すぐに作ろうって試作してこれからそとで試運転よ行きましょう。」
「あの端末を勝手にですか、けが人と死人が出る前に、文句を言いに行かないと早く連れて行ってください。 場所が分からないので私が一緒に歩くより抱きかかえられたまま走ってもらった方が早いです。」
「し、死人ってそんなにやばい物の設計図がなんで入ってるのよ!!」
「言ったはずです。私は外から来たんですよ?外ではまだ戦争しているところもあります。
キヴォトス人の耐久性がどこまで高いのか分からない以上最悪は想定するのは当然です。」
「分かったわよ、もう!!」
ユウカさんは腕の力を強め、私が落ちない用にすると走りだした。
しばらく走りノアさん達がいる広場に着くと人だかりが出来ている。
ウタハさんは、エネルギ武器を的に撃とうとしているところだった。すぐさまユウカさんから飛び降り地面を蹴り、ウタハからエネルギー兵器を奪い取る。
先生side
「なに人の端末から盗み見たデータで武器作っているんですか。
しかもこれは、VP66LRじゃないですか、なんで実弾武器からじゃないんですか、もうHG003COQUILLETTとかからでいいじゃないですか。」
そういったロロにウタハは興奮気味に先ほども言っていたあのセリフをまた言った
「ロマンだからさ!!」
「ロマンはいいですけどだからってレーザー兵器が最初ってそもそも動くんですか?」
「それを確かめるんじゃないか、さあ今は、君が持っているんだあの的を撃ってくれさあさあ」
「分かりましたでも・・・・いえまずは手前から行きましょう」
チュドンと独特な発射音を響かせながら的を一撃で破壊していく、全ての的を破壊すると銃を置きロロは的に近づいていく。
ロロに続いて的に近づくと溶けて融解した鉄の匂いに私は、鼻をつまむがロロは、平気なようで溶け具合を確認するとエンジニア部がいるところに戻っていく。
「ウタハさん、もっと頑丈な的ありますか?どこまでの強度の物を貫くか検証して見ましょう」
真剣な顔でそう伝えたロロにウタハは真剣な顔で頷くとヒビキとコトリを見る、二人も頷き新素材開発部に協力してもらっていくつか耐久性が高い素材で人型の的に成形する。
「手前から順に撃ってくれ。耐久性が奥に行くに連れて上がっていく用にしてある」
「分かりました。さっそく」
スッと構えると的を撃ち抜いて行くが、真ん中から先は貫通せずに徐々にへこみやキズが少なくなっていく。
最後の的は少し凹む程度で検証を終了し、エネルギー残量などを確認するとさらに耐久性の高い的に交換し射撃していく。
今度は、最初の的と二つ目の的のみ貫通し三つ目の的からは徐々にキズや凹みが無くなっていく最後の的は無傷で終わったことでロロはウタハに聞いた。
「キヴォトスの人の頑丈さってあの的だとどれが近いんですか?」
真剣な顔で質問するロロにウタハは、8つある的の真ん中を指さして答えた。
「真ん中の的が一般的なキヴォトスの学生と同じ耐久となっているよ。
そこから先は力が多い人や宇宙船の装甲とかだね、破壊出来なくて当然と言えなくも無いよ」
そういったウタハにロロはニターという擬音が聞こえそうな笑みを浮かべ宇宙船用の装甲に向けてVP66LRを構えチャージを始める、甲高い音を響かせながらチャージを完了する
「ウタハさん、離れていていください。危ないですよ?」
ウタハを見ること無く伝える。その声音に宿る感情は、真剣そのもの絶対に貫くと視線が鋭くなる
「先生貴方もですよ。離れたところで隠れていてください。ケガしたら大変ですからね。」
私はそういわれて慌てて手招きするヒビキのところに走る。
横にはコトリもいる用だがVP66LRの性能などを上げていきあれの性能的に絶対に撃ち抜く事は不可能だと言うとロロは微笑を浮かべ
「不可能と言われたことを成功させる・・・・これもまたロマンだと思いませんか?」
そう言って引き金を引くと装甲にキズを着けると即座に二射目を放ち一度目に付けたキズに的確にぶつけキズから小さな亀裂が入るが銃身の放熱で三射目を撃てなかったことでウタハが声を上げる
「銃身の廃熱が間に合って無いね。さすがにチャージ射撃の直後の通常射撃で銃身がいかれたかな?撃てたとしても爆発してしまうよ、とりあえず廃熱が終わったら見てみようか。」
「あと一発で破壊できるのに・・・・」
廃熱が終わり銃身に問題無いことを確認すると再度射撃をするが弾かれる
「チッ」
ロロは舌打ちをするとヘイローが強く輝き始め銃に何かを込め射撃すると装甲にさらにキズを付けるこれは、もしかして本当に貫通させるのでは?とその場の全員が思い始めた時ロロが銃を下げたと思ったら膝から崩れ落ちる。
慌てて倒れたロロに駆け寄ると肩で息をして苦しそうにしている
「ロロ!!すぐに医務室に連れて行こう、エンジニア部はVP66LRを解析して今回の原因を探って、原因が分かるまでは厳重に保管して置いて____」
生徒たちに指示を飛ばしているとそれを遮る用に倒れているロロに腕を捕まれて私はロロに視線を向けるとロロが口を開いた。
「せ、・・・せん・・・い、先生倒れたのは力を使い過ぎただけだからだい・・・じょうぶ」
そう言って彼女は、限界が来たのか寝息を立て始めた。
ひとまず大丈夫そうなのでロロを、医務室に連れていき異常が出ていないか検査を頼み、エンジニア部の部室へ戻る。
ウタハ達は、何やら話をしている用で私に、気が付いたウタハが話かけてくる。
「先生、あの後解析していたんだけど、回路が焼き切れていて高負荷が掛かっていた事、多量の力が込められた事しかわからなかったよ。
新たに新造して私達でテストしたところ彼女のようなテスト結果は得られなかった。
精々彼女のテスト結果の半分程度の結果と言っても試作品でこのデータを出せる彼女は、おかしいとしか言えないね。
それと彼女を検査した医学部からさっき送られてきたデータ、この頭部の画像を見てくれ。
ここの部分陰になっている部分に機械のような反応があると言われてね。
彼女の射撃時の映像を解析した結果がこれだ」
そうして見せられた映像はロロの体を透過していき頭部にズームされる。
射撃時にその機械が赤く発光する。 映像は進み射撃するたびに発光しロロがチャージ射撃をするとき、チャージが完了し射撃するまで発光し続けていた。 ウタハは映像を止めると怒りの表情で私に冷静に告げる
「彼女の過去について先生は知っているかい?」
私は、その言葉に少し表情を曇らせる。
この機械は、強化人間手術で埋められた機械だろう。
脳を弄り機械を埋め込み、戦闘用の機械を動かす以外に必要な機能以外は全て捨て去り部品に作り変える手術。ロロが言っていたことを思い出し、表情に怒りがにじみ出る。
「その様子だと少しは、聞いたのかな?この機械は、本来あってはならない機械だよ。
昔、頭部に機械を埋め込み感情を制限し、命令に従順にし身体能力の向上させ生徒を戦闘へ最適化された兵器へ作り変える、ことを提唱した者がいた。
それは【禁忌】に振れたとして即時退学処分にされたそうだよ。
いくらミレニアムが科学と合理の学校だからと言っても超えてはならない領域というものは明確に存在しているんだ。この機械は、それを大きく逸脱するものだ。
こんな物が、平然とまかり通る場所で彼女は───この機械に生かされていたと言っていいだろうね。私は技術者として、この技術者を許さない。」
そう言ったウタハの顔は、とても怖く瞳には光がない。
コトリもプンプン怒っているし、ヒビキも無表情で黙って不機嫌オーラを垂れ流している。
私はみんな怒ってるなーと思いながらウタハに返答を返す。
「教えてくれてありがと。 私は本人に少し話を聞いたけど外の世界で、悪い大人のもとで実験をされて感情や人間としての機能が殆ど無いそう言っていたよ。
成功率は殆ど無いものでロロは成功したけどそれでも期待していた性能じゃなかったからと売られたそうだよ。・・・・・・物みたいに・・・・彼女が言うには、もうその大人と会うことは無い。
だから先生が気にしなくていいって言っていたけど・・・・私は許せない・・・・・」
ウタハside
先生の顔に、その声音に、私達エンジニア部は恐怖した。
いつもどこか抜けていて、生徒の為にと走り周り、生徒に対し優しく、時に厳しく諭し、導いてくれる先生が、怒っている。
途中から、ひたすらに冷たい。決して生徒に聞かせることの無い声音で喋る。
その表情は、こわばっている。
「先生、そんな顔してたら生徒が怖がるのでやめてください。何を話していたらそんな顔になるんですか?まったく」
部室の扉から聞こえた声に私たちエンジニア部はそちらに視線を移す。
ロロが居たジトっとした目で先生を見ている。先生の顔をチラッと見てみると先ほどの怒りの顔は消えている。そのことに安堵し説明をする。
「何、君が倒れた後精密検査を行ってね、そのことについて先生と話していたのさ。」
そう言った瞬間、空気が変わった。ロロの顔は、悲しみを必死に抑えたような顔でこちらを見る
「結果はどうでしたか?色々と普通とは、かけ離れた体だと思いますが・・・」
そう言ったロロに私は疑問符を浮かべた
「頭の機械はともかく体の方は普通だったよ?何か異常があったのかい?」
私はそういいながらデータの入ったタブレットを見せるとロロは驚愕の表情を見せる
「あれ?キヴォトスに来る前の検査では手術の影響でボロボロだったのにすごい健康だ・・・・」
「いや、健康では無いですよ、全て基準値を下回っています。栄養価が足りていませんし、目の下のクマを見るにあまり眠れていませんね?
それでしたら私、豊見コトリが栄養学から正しい睡眠の仕方まで説明しましょう。」
そうして始まったコトリの説明に私は、呆れ気味にロロ見るがいつの間に取り出したのかスマホで録音し始めていた。 その光景に先生は、苦笑いを浮かべヒビキは他の生徒のように逃げ出したりこちらに助けを求める視線を送ってくる事が無いことにビックリしたようだった。
長い説明の後コトリは満足そうな顔で聞く
「以上です分かりましたか?」
「とりあえず、分からないことだらけなことは、分かりました。
今日はここまででいいです。試せそうな物から試します。」
「そう言わず、分かるまで説明しますから。」
「その時間が今は無いのでまた今度にしましょう。先生そろそろゲーム開発部に行きましょう。」
そう言ってロロは私たちに「また来ます」と言って部室の扉に向かって歩いていく。
先生は忘れてた!とでも言いそうな顔でいそいそとロロを追って走っていくが扉の前で勢いよく振り返った
「また来るよウタハ」
「ああ、先生また来ると良い。エンジニア部は歓迎するよ」
先生は私の言葉を聞くと踵を返しロロへ追いつくために走る
ついに621レイブンをほのめかすだけ・・・・・ていうね。まあなんというかまだ色々設定とか考え中なのでまだ出ませんが621かどうかも決めてないし、621だとしてもどのルートの621か決めないと何ですよね。うーん悩ましいですね~