今日は兄さんと生徒会の天草さんと萩村さんとコトミと共に七条さんのご自宅にお呼ばれされた。
「いらっしゃーい」
「本日はお招きありがとう。」
「いえいえ。ずいぶん遅かったけど道迷った?」
「いえ、家の場所はすぐわかったんですが・・・。」
「門くぐってから迷いました。」
完全に迷路だった。まさか自宅に着くまで時間かかるとは思わなかった。
自宅の中に入れてもらい、いかにも豪邸って感じで、天井にはシャンデリアが付いていた。
次元が違うなぁ。
「うわぁシャンデリアとか高そうな置物が置いてあるー。」
「間違っても触って壊すなよ。弁償とか無理なんだから。」
「やだな~人をドジっ子みたいに言わないで・・・あ。」
足を引っかけ置物の方へ転ぶコトミの襟首を掴み衝突を阻止。
「ドジっ子が・・・何?」
「大人しくしてま~す。」
まったく。お前までドジっ子属性追加するんじゃないよ。
そんな属性、時さん一人で十分だよ。
「まったく。キヨタカが居たからよかったものの気を付けろよな。」
「はーい。」
軽くコトミに注意する兄さん。俺的には兄さんもおっちょこちょいな所あるから気を付けてほしいんだがな。
「出島さん。みんなを部屋に案内してあげて。私はちょっとお手洗いに。」
「かしこまりました。」
(メイド・・・)
(現実に居るんだ。)
「津田キヨタカ様、間違ってもお嬢様の催す音など聞きに行かないでくださいね。」
「行きませんよ。そんな悪趣味な事。」
「どーしても我慢できなければ録音した奴で我慢してください。」
「そんなもん消してしまえ。」
あんた自身が聞きに行くのかい。しかも自分のご主人の催する音を録音するとか何考えてんだよこの変態メイドは。
そんな事が起きながらも俺らは出島さんの後ろについて行く形で屋敷内の廊下を歩いていた。
歩いて・・・歩いて・・・歩いて・・・歩いて・・・。
「もしかして出島さん迷ってるんじゃ・・・。」
「いや、流石にそれはないでしょ。」
俺の言葉に萩村さんが反応する。
そ、そうだよなぁ。ここでメイドしてるわけだし迷う事なんて・・・。
「迷いました。広いですねこの屋敷。」
『えー・・・・。』
やっぱ迷ってたんかい。それならそうと早めに言ってほしかったんだが。
「すみません・・・。実は最近、この屋敷に来たばかりで・・・。正確にはこの仕事自体始めたのは最近なんです。」
「へー・・・。でも前会った時は普通に高級車に乗って送り向かいしてましたよね?」
「まだあの時は運転くらいしかできなかったのです。よく屋敷に戻る時は迷いました。」
「はは、広いですもんね。部屋の場所とか覚えるの大変じゃないですか?」
「はい、まだまだ覚えてないことが多くて・・・。ですが、お嬢様の部屋と自慰行為時間と入浴時間は完璧に覚えました。目を瞑っててもわかります!」
ドヤァ!っと胸を張る出島さん。
「ドヤるほどすごくないです。最低です。」
この人クビにした方がいいんじゃ・・・と思ってしまった。
「おーいこっちこっち。」
お手洗いが済んだ七条さんが俺らを自分の部屋に案内してくれた。
「ここが私の部屋だよー。」
七条さんの部屋に入った俺達。
部屋の中はうちの居間よりも広かった。
「ひ、広いですね・・・流石お嬢様・・・。」
「次元が違いすぎるよ。」
これに関してはコトミに同意見だ。
「キヨタカ君。あまりじろじろ見ないでね?」
「あ、すみません。じろじろと見ていたつもりは・・・。」
「私の潮吹き跡があるからあまり見ないでね?恥ずかしいから。」
「恥ずかしいなら暴露すな。」
言わなければただの飲み物のシミだと思えたのに。
いや、そもそもまじまじと見ないし。
「キヨ、キヨ。」
「何?」
「潮吹き跡ってこれかな?」
「知らん。」
俺は何も見てない、何も答える気もない。
コトミが何を見つけても俺は無視を決め込むぞー。
そう思ってると、窓から大きな木が見えた。
「ここから立派な木が見えるな。」
「私の両親にとって思い出の木なんだってアレ。」
天草さんの言葉に七条さんが木についての説明する。
ご両親との思い出か・・・。
「察するに、あそこでプロポーズしたんですね。」
そう答える萩村さんに七条さんは「おしい」と答えた。
俺も萩村さんと同じ回答だったが違うのか・・・。
「正解はあそこで種付けされて私が生まれました。」
「!?」
おしい・・・とはいったい・・・。
いや、これ以上追及するのはやめよう。
「つまり木の下で種蒔きに花を咲かせたってやつですね。」
「今「上手い事言った」みたいな表情するな。」
座布団じゃなくハリセンを食わらせてやろうか?
出島さんが持ってきた洋菓子と紅茶をいただき、優雅なひと時をみんなで過ごしていた。
「あ、すみませんお嬢様。コンタクトを落としてしまいました。ドジっ子のごとく。」
「あら大変。」
「みんなで探そうか。」
みんなで出島さんのコンタクトを探してた。
踏まないように慎重に探さなきゃな。
「あった?」
「いや・・・。ちぢれ毛は3本ほど見つけたが」
「必死に探せ。」
天草さんのエロボケを兄さんがツッコミを入れる。
学校ではいつもこんな感じなんだね。お疲れ様です。
「こっちもちぢれ毛見つけた。しかも4本。」
「早急に捨てろ。」
俺らが今、何を探してるか改めて確認してこい。
無事にコンタクトが見つかり、みんなでテーブルゲームで夢中に遊んでいたら、外は夕方で時計の針が6時を指していた。
「あら、もうこんな時間。みんなご飯食べて行って。」
「いや、そこまで厄介になるには・・・。」
「いいのいいの。今日はみんなのために、めったに食べられないごちそう用意したの。」
めったに食べられないものかぁ・・・。いったいなんだろ?
「なにかなぁ~。ローストチキンかな~?それとも高級寿司かな~?」
「コトミ。涎出てるぞ。楽しみなのは分かるが口元が緩みすぎだぞ。」
「あはは〜。ごめ〜ん。」
「まぁまぁ。口元の緩みくらいいいじゃないか。それに緩いほうがフ◯ラしやすくていいと思うぞ?」
「フォローになってませんよね。それ。」
なんで緩いって単語だけで下ネタに結び付けられるの?なんか怖いよ。桜才学園の生徒ってみんなこうなの?
いや、まだまともな兄さんと萩村さんに失礼だな。
そして、俺らの前に七条さんがめったに食べられないごちそうが置かれた。
「「「「「・・・・」」」」」
今、テーブルの上には6つのカップラーメンが置かれていた。
「ちゅるちゅる」
「キヨタカ。金持ちって次元違うな。」
「そだね。」
確かに七条さんにとっては「めったに食べられないごちそう」なんだろうね。
ちゃんとした夕食を頂き、外はもう暗くなったところで俺達は帰ることになった。
玄関まで七条さんと出島さんが送ってくれた。
「今日はごちそうさまだった。」
「また来てね。出島さん、みんなを門まで送ってあげて。」
「はい。」
「・・・大丈夫なんですか?」
正直、迷子になる未来しか見えないんですけど。
「失敬な!自分が仕える屋敷で迷子になるとでも?」
「そうだから言ってるんです。」
「お、おいキヨタカ。流石に睨みつけるのは失礼だろ。」
兄に注意されてしまった。ジト目のつもりだったが、第三者からは睨んでるように見えちゃったか。
確かに失礼だよね。反省しよう。
「すみません。出島さん。」
「いいえ私は気にしませんよ。むしろその攻めるような視線を向けられるだけで興奮してきました。」
「「わかる~。」」
「ポーカーフェイス極めようかな・・・。」
もじもじしだした出島さんに同意する七条さんとコトミ。
お願いだから人の表情で興奮覚えないで。後生だから。
「話を戻しますが、自分が住む家の庭くらい目隠ししてでも歩けます。毎晩目隠しして散歩プレイしてま・・・」
「あ、自分道覚えてますので案内できますから結構です。」
出島さんの台詞を被せる様にして兄さんたちを門まで案内した。
何だか今日は疲れた気がする。ぐっすり寝れそうだ。
後日、七条さんからメールで「一緒に出島さんの散歩してみない?」っと来たので丁重にお断りさせてもらった。
・・・なんか文章に違和感があったから・・・・。