津田家の末っ子   作:yakyo

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衣替えの時期

10月。

 

夏が終わり秋に移り変わり、衣替えをする時期。

 

しかし、10月とはいえまだまだ暑い。

正直学ランを着たくないのが、学校の決まり事なので仕方がない。

 

 

「キヨおはよー。」

 

「ん、おは・・・。」

 

 

コトミを見ると夏服を着てしまったようだ。

 

 

「お前・・・今日から衣替えだぞ。寝ボケたのか?」

 

「はっ!!い、いやだなぁ~ワザとだよ!!キャラもドジっ娘に衣替えしたんだよ!!」

 

「俺は優等生に衣替えしてほしかったな。」

 

 

そんな言い訳をする愉快な姉を置いて学校に向かう。

 

 

「おうキヨタカ!おはよー!」

 

 

教室に入る前にユウと遭遇するが・・・

 

 

「お前もかよ・・・。」

 

「え?」

 

 

こいつも夏服で登校してきやがった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく学校で過ごしてた俺たちだが、やはり今日は暑い。

 

 

「いやー。10月なのにあっちーなー。」

 

 

そういいながら足を開いてスカートをパタパタするユウ。

おいおい、目の前に男の俺が居るんだが?

 

 

「お前、男の前でスカートをパタつかかせるなよ。」

 

「短パン履いてるから大丈夫だって~。それとも。私のスカートの中見てドキッとしちゃうとか?」

 

 

そうニヤリと笑うユウ。

 

 

「当たり前だろ。俺だって男なんだから、友達でもドキッとするに決まってるだろ。」

 

「う・・・そ、そうか・・・。////」

 

 

?なんだ?急にしおらしくなっちゃって?

 

すると、肩から男友達の手がポンっと置かれた。

 

 

「お前、そーいうところだぞ。」

 

「いや、何が?」

 

(サバサバした性格の広瀬を照れさすとか・・・津田キヨタカ、恐ろしい子。)

 

なぜか同級生が遠い目をし出したがどーしたんだろ?

 

 

 

 

 

 

学校の帰り道

 

コンビニに寄ったら久々に時さんと出会った。

 

 

「あ、どーも。」

 

「おう。」

 

「勉強の方はどう?」

 

「まぁまぁってとこかな。」

 

「はは、受験では間違って一問ずらして回答とかしないでよ?」

 

「う、やめろ。前回のテストでそれやって補習受けたんだ。」

 

「いや、マジで気を付けてね。」

 

 

相変わらずの時さんのドジっ子ぶりには驚く。

本人もきっとその体質に苦労してるんだろうな。

 

 

「そーいや。図書館に案内してくれた礼してなかったな。ジュースくらい奢ってやるよ。」

 

「え、いいよ。そんな大したことしてないし。」

 

「いいから大人しく奢られてろ。」

 

 

そこまで言うなら、俺はお茶を選び、弁当をと飲み物を持った時さんと共に会計へと向かっていったが・・・

 

 

「965円です。」

 

「・・・・・・。」

 

 

どうやらお金が足りなかったようで固まってしまったようだ。

 

 

「お金貸そうか?」

 

「・・・わりー。」

 

 

300円を貸してコンビニを出た。

 

今度返すと言って連絡先を交換する事になった。

 

 

 

 

 

 

「キヨ~。タカ兄が女子を泣かせたって~。」

 

 

帰って早々なんだよ。まるで兄をDV男のように言ってくる双子の姉。

 

それを必死に否定する兄さんに経緯を聞くに、エッセイを書いたら、読んだ人達が涙を流し感動したとの事らしい。

 

なんじゃそら。

 

 

その後、兄さんが書いたというエッセイを読んで泣くとは思わなかった。

 

まさかこんな才能あるとは長年一緒に居て知らなかった。

 

 

 

後日、兄さんが書いたエッセイが載ってる桜才の生徒会新聞が発行され好評を博したそうだが、男性恐怖症の風紀委員の女性に「女を泣かせまくってる」っと勘違いされたらしい。

 

流石に変な解釈された兄さんに同情する。

 

 

 

 

 

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