俺の幼馴染は美人らしい   作:バーニング・キャッチ

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お久しぶりすぎるので軽く前回のあらすじとキャラのおさらい。

あらすじ
夏休み始まるしプール行こうぜ!あ、せっかくだし女の子誘いたくね?誘いたいよな?じゃあ全員一人ずつ女の子連れてくるって感じでよろ笑

キャラの名前
雛森ヒバリ←主人公。イケメン。
飛田めぐる←ヒロイン。美人。
青井浩二←主人公の友達。イケメン。バカ①
八山理来←主人公の友達。イケメン。バカ②


プールへ行こう! 其の一

「つーわけで、一緒にプール行こう」

「いいわよ」

「お、意外とあっさりオーケーくれるのな」

 

 放課後、めぐるに事の顛末を話しつつプールに誘ってみたところ、承諾を得ることが出来た。

 

 浩二が各自で女子を一人プールに誘う、なんて巫山戯たことを抜かしだした時にはどうしたものかと絶望しかけたが、よくよく考えれば俺にはめぐるが居た。マジで助かった。いやはや、やはり持つべきものは友ですな。

 

 しかし、めぐるが思いの外すんなりと誘いを了承してくれたのは嬉しい誤算だな。どうせめぐるのことだから、何かしら奢らさせれたりするもんだと思っていたのだが、今回は随分と素直だ。

 

「だって面白そうじゃない。というか、あの猿どもがいる時点で面白くならない訳が無いもの」

 

 猿ども……あぁ、浩二と理来のことか。まぁたしかにあいつらと一緒にいると退屈することはまずない。しかし、振り回されすぎて退屈が恋しくなることもしばしば……もはや常時退屈を求めているまである。

 

「そういやお前、あいつらのこと気に入ってたよな」

「ええ、あれほど愉快な生き物は、そうそうお目にかかれない

わね。珍妙にして滑稽」

「いい性格してんな」

「あら、ありがとう」

 

 褒めてねーよ、と口に出したらまた面倒くさい絡み方をされしうなので心の中に留めておく。

 

「つーか思ったんだけどさ、あいつ等に誘われてオーケーする女子っていると思うか?」

「私の知る限りだと間違いなくいないわね」

「だよな……でもお前友達少ないからあんま説得力ないな」

「余計なことばかり言う生意気なお口はこの子かしら?」

「なんだ、チューでもしてくれんのか?」

「ふふ、してほしいの?」

「してほしいに決まってんだろ嘗めてんのか」

「……今回のところは勘弁しておいてあげるわ」

 

 ちょっとした事実を述べたらガチ恋距離で顎クイされたのでチューされるのかと思ったのだが、どうやら違ったみたいだ。残念。…にしても顔がいいなコイツ。この距離感でめぐるの顔を見るのはいつぶりかも覚えていないが、昔と変わらず肌がありえないくらい綺麗だったな。毛穴の一つも見つかりやしねぇ。

 

「ところで、プールに行く日はもう決まってるの?」

「再来週の月曜」

「そ、じゃあまだ間に合うわね」

「何が間に合うんだ?せい……やめとくわ」

「懸命な判断ね。それ以上のことを口走っていたら私はあなたとの縁をぶっちぎることになっていたもの」

 

 脊髄反射で最低な言葉が口から飛び出しかけたがなんとか堪えた、危ない危ない。あのキチガイ二人組とずっといるせいで少しずつアイツらのノリに毒されてきているかもしれない。危機感持ったほうがいいよマジで、俺。

 

 

「すまん……。で、気を取り直して聞くが何に間に合うんだ?」

「水着よ。水着。新しいのを買いに行くの。当日まで時間があるようだし、水着選びで知恵熱すら出せるわね」

「水着ごときで知恵熱を出すなよ」

「水着ごとき……?殺すわよ」

「え、ごめんなさい」

 

 しまった地雷を踏んでしまった、と思いすぐさま謝罪を口にする。というか今の発言は無神経だったか。そうだよな、女の子にとっての水着なんて髪と命の次くらいに大事なことだよな。

 

「ちょっと、冗談よ。そんなガチ謝罪求めてないし反応に困るわ」

「我ながら失礼極まりない発言だったと思ってな」

「よくわからない所で気を遣うわねアンタ……」

 

 

 

 

「海だーーー!」

「プールな」

「プールだーーー!」

「そうだなプールだな。とりあえずいったん落ち着いてくれ」

 

 プールへ入場して早々、はしゃぎまわる上裸の馬鹿二匹を宥める。俺は同級生とプールに来たつもりなんだが、なぜ子守りをする父ちゃんみたいな感じになってるんだ?

 

「つーか、なんで女子ーズとは現地集合なんだ?どうせみんな同じ駅から出てくんのによー」

「あー、なんか、女子の一人が遅刻してるらしくて、全員待たせるのは悪いから男だけで先に向かっとけ、ってさっきめぐるから連絡があった」

「あーね!でも、別にそんなん言ってくれたら俺たちも一緒に待つのになー。……あ!あそこハンバーガー売ってる!行こーぜ!」

「初手飯かよ」

 

 フードコートの屋台へと吸い込まれていく浩二に呆れつつも、今朝ご飯を食べ損ねていたので全然食欲はある。遅めの朝食……ん、いや、早めの昼食か?いやまぁどっちでもいいか。

 

「ぶっちぎってきた夕食っていう線は?」

「ねぇよ」

 

 意味のわからない質問をしてくる理来にもはや脊髄反射のレベルで即レスする。なんだよぶっちぎってきた夕食って。昼メシ時手前くらいの時間に「これはぶっちぎってきた夕食です」って言ってくるやつが近くにいたら俺なら普通に海外移住を試みるが。

ところで俺はなぜごく自然に心の中を読まれているんだ?

 

「さぁ?」

 

 そう言って理来は我関せずといった感じで肩を竦める。ゴリッゴリの当事者が白々しすぎるだろ。さぁ?じゃねーよ。ヤバすぎるだろこいつ。

 

「普通に怖いから止めてほしいんだけど」

「分かった」

 

 あら素直。

 

「……ん?雛森スマホ鳴ってない?」

「お?気づかなかったわ。サンキュー理来」

 

 理来に指摘され、水着のポケットに入れていたスマホに着信が来ていることに気づく。スマホを取り出し画面を確認する。着信相手は……めぐるか。受話器のアイコンをスライドして通話を開始する。

 

「もしもし」

『もうすぐつくわ。どこか待ち合わせの場所を決めましょ』

「あー、それならフードコートでどうだ?プール入ってすぐのとこにあるぞ」

『分かったわ』

 

 通話が切れた。こいつ、いつもいきなり切断するからびっくりするんだよな。じゃあ、とか、また、とかそういう挨拶もなく、用件が終わった瞬間速攻で切りやがる。マジで……ふっ、おもしれー女。ッて感じだ。いやどういう感じだ?

 

「飛田さん?」

「あぁ、もうすぐ着くってよ。この辺で待ち合わせすることにしたから、飯でも食いながら待っとくか」

「そうしよっか。……そういえば、青井あいつ一人にしてだいじょぶなの?僕はだいじょばないと思うけど」

「同じく。てかあいつどこいった」

 

 バーガーショップの前に並んでいた浩二の姿が見えない。これはマズイ予感が……

 

 浩二の姿を探して辺りを見回す。……あ、居た。あいつ髪色明るいから目立つんだよな。ハンバーガー持ってるし。……ん?何してんだアイツ?

 

「ちょっとそこのおねーさんカワイーネ!ちょっとお茶しない?あとついでにピクルス食ってくんね?」

「え、あの、えと、うぅ……」

 

 何やってんだオメー!!!




書いてて楽しい。感想とか評価とかいただけたらやばいくらいモチベになります。
書きだめ、プロット共に全く無いです。ライブ感だけで書いてます。
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