某、槍のヒーロー、でござる   作:テムテムLvMAX

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プルス・ウルトラですよデクくん


チームトライデントその5

「じゃあ最下位は除籍な、プルス・ウルトラの精神で頑張ってくれ」

 

 

 突如放たれた相澤先生からの言葉は、僕達1A生徒を震撼させた

 

 

 話は時間を戻して、僕が教室に入った所だ。

 エー君、槍山くんに驚いて、かっちゃん、爆豪くんに宣戦布告された後。

 

 

「あっ! そのモサモサ頭は! パンチ凄かった人ー!」

 

「えっあのいやそんなアハハ……」

 

「(うわ露骨に照れてるでござるなー……女子と会話したことないでござるか?)」

 

 

 この時点では知らないけど、この人は麗日お茶子さん、僕が試験中に助けた人だ。そして僕を助けてくれた人だ。

 この時僕はうららかさんの制服姿と可愛さに目を奪われて上手く喋れなかったけど、なんかこう、いい人です(語彙消滅)

 

 

「お友達ごっこをしたいなら他所でやるんだな」

 

 

 背後からそんな言葉をかけられた、急いで振り向くとそこにいたのは寝袋に包まれた不審者だった。

 

 

「「「誰ーっ!?」」」

 

「その人は担任の相澤先生でござる」

 

「ハイそうです、このクラスの担任の相澤消太だ。よろしく」

 

 

 待てーっ! 色々待てーっ! エー君はなんでそんなに落ち着いて対応出来てるんだよぉぉ! かっちゃんだって「えぇ……」見たいな表情してるのに君ニコニコじゃないか! 

 

 

「ま、こんな事で驚いていたら先が思いやられるな」

 

「それ自分を棚に上げるって言うんじゃねぇのかァ……オイ」

 

 

 かっちゃんと意見がバチバチ合うんだけど。怖くなってきた……

 

 だけど、そんな怖さはこの先の展開に比べたら全然かわいいものだっんだ……

 

 

「さて、皆揃ったところで体力テストしようか」

 

「体力テストですか!?」

 

「入学式とかガイダンスはっ!?」

 

 

 飯田天哉、飯田君がそれに驚き、続いてうららかさんが質問した。他のクラスメイトの疑問を代表した質問だった。けれど相澤先生は無表情で、かつ淡々と言い放った。

 

 

「そんな事してる時間はない、お前たちはヒーローにそんな時間があると思うか?」

 

 

 黙るしか無かった、そして確信した。合理性の塊だ、この人……

 

 

 

 そして、僕たちは相澤先生の指示で体操服に着替えグラウンドへ向かい、体力テストをすることになった。当然こんな事してるのは僕たちだけ、街一つ分の広さはありそうなグラウンドが更に広く見えるようだった。

 

 

「まずヒーローになるには己をしっかり把握すること、君達なら自分の個性が何ができて何が出来ないか知ることだ。今回はそれを見る体力テストだ」

 

 

 確かに個性を全力で使える環境にいた人は少ないはず、このテストは僕達の基礎体力+個性の限界を見るテスト……! 

 

 

「じゃあデモンストレーションしてもらおうか……爆豪か槍山、どっちかボール投げをしろ」

 

「どうするでござるか?」

 

「んなもんテメェがやれや」

 

「目ん玉飛び出るような記録出すでござるよ」

 

 

 

 エー君が投げるみたいだ、ボールを持ってサークルの中に入って投げの姿勢を取った

 

 

「槍山、お前中学のテストは何メートルだった?」

 

「最後の記録だと……150以上だったでござる、異形系が少し混じっているでござるからな」

 

「「「「「はァァァっ!?」」」」」

 

「……お前外れ値かよ、混じってると言えど人間だろ」

 

 

 そう言えば前にそんな事言ってたっけ、異形系が若干交じるって。

 

 

「じゃあ槍山、個性を使って投げてみろ」

 

「承知!」

 

 

 そう言うとエー君は真っ赤な槍を地面から生えでてくるように作り出して、ボールを槍の先に付けた。あっカラスみたいな子が猛烈に震えている

 姿も変わっている、肘から先が獣みたいだ、髪もライオンみたいになってざわめいていた。変身って感じだ

 

 

「その記録、貰い受ける! 蹴り穿つ死棘の魔槍(ゲイ・ボルグ)!!!!」

 

 

 うおーっ?! 槍をサークルから出ないように上に投げてそれを追い掛けるようにエー君も飛び上がって空中を反転して、槍のケツ、石突の部分を脚で蹴り込んだ。

 なんでそう無駄に器用なんだろう……オタクだからかな(思考消滅)ゲイ・ボルグってなんだよ(今更)

 

 しかしふざけたように見えたその行為も、記録が出たらそれはそれ。

 

 

「記録は……1480メートル、グラウンド飛び出したかもな」

 

「うぉぉぉ! スッゲーっ!」

 

「おもしれぇ」

 

「だが、蹴っているので無効だ。投げろ」

 

 

 デスヨネー……

 

 

「しかし、面白い、か……フッフッフッ。ようし分かった、この体力テストで最下位は除籍とする」

 

 

 そうだ、この流れからこの発言に繫がったんだ。

 これ悪いのはエー君じゃない? 面白いことしちゃったからじゃない? 

 

 でも最下位で除籍という言葉は僕たち生徒が焦るには充分な威力があって、僕や僕以外の自信がなさそうな人は狼狽えていたし、かっちゃんのように自信あふれる人も真剣な表情で相澤先生を目線で射抜いていた。

 

 僕はここで落ちるわけには行かない、オールマイトにもらったこの個性と、期待が無駄になる! それだけは絶対にしたくない! だけど試験の時のように腕が使えなくなる、使い所を見極めないと。

 一番いいのはこの出力を調節して使うことなんだけど……貰ってからまだ日が浅いし力が大き過ぎて加減出来ない、自分の腕を使い捨てるのは嫌だけど、仕方ない。

 

 

 

 

 

 あっエー君カラスの人に絡まれてる……

 

 




多分この二人相性いいよね
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