ピピー(ホイッスルの音)
みんなひさしぶり!オレの名前は結城 晴(ゆうき はる)!今日はサッカーの試合に出場しているんだ!コートに入ればオレは負ける気がしない!
ギゴーッ ギローン ポロンポロン
武内P「ゴーゴー、レッツゴー」
この緊張感の無い応援団さえなければ。オレは米内Pだけに伝えたはずだが、どうしてこんな大人数になったんだ。
米内P「結城さ〜ん、ファイト〜!」
内匠P「俺がブラスバンド連れてきたんだ!ちょっとやそっとじゃ負けないよ!」
連れてきたはいいがその人選に問題がある。このヤンキーの兄ちゃんが楽器のできるボカロをとりあえず連れてきたんだろうな。
gumi「アタシ、キーボードだよ!」
冬弥「俺がバイオリン」
ずん子「私がお琴担当なの」
ユキ「みなさんご存知、リコーダー担当!」
ロックはロック、クラシックはクラシックでもうちょっと統一してほしかったよ。まあそんなことはさておき、オレにパスが回ってきた!
「へい、パース!」ザッ
ドンッ
晴「よし、決めるぞ!」
と思っていた、そのときだった。
未央「よ〜し、晴ちん!邪王炎殺黒龍波(じゃおうえんさつこくりゅうは)だ!」
マリン「武装硬化蹴斗(ぶそうこうかしゅうと)だ!いっけ〜!」
ころね「オラオラオラオラの、おらよ〜!」
ズルッ
「あれ、外した!?」
「えっ、どうした、結城〜!?」
声援を送ってるつもりのVtuberのみなさん。超次元サッカーでも期待しているのだろうか。そんなこと言われたって、オレはそこまでかっこよくできないからな!
「どうした結城」
「いつものお前らしくないぞ」
晴「ああ、すまねぇ…」
ほら、仲間にも迷惑かけちゃったよ。そして何より一番の問題は…。
ゴゴゴゴゴゴ
武内P「ファイトだよ♪」
このチアリーダー姿の武内P。ミニスカートを履いて脚を上げようとしている。イラストを書こうものなら、R-15どころかR-18Gタグを付けなくちゃいけない光景だ。
晴「ちょっとタイム」
ピピー
米内P「どうしたの結城さん、オレのところにきて」
晴「あのさプロデューサー、応援してもらって悪いんだが…。アイツらに帰ってもらうように言ってくれないか」
米内P「えっ!?」
「えっ」って…。言われるまで迷惑だって気づかなかったのか…。
米内P「じゃあ誰かひとり、スクールアイドルに連絡とるよ。それでいいね?」
晴「まともな子を頼むぜ」
ピピー
さあ試合再会。いったいプロデューサーは誰を連れてくるんだろうか。
米内P「みんな!スクールアイドルが応援しにきたぞ!」
ザッ
あの子は、あざとくて、可愛い、有名な!
「かすみんで〜す♪みんな〜、かすみんのために、勝ってくれなきゃ、困るんだぞ☆」
中須(なかす) かすみ。虹ヶ咲のスクールアイドルで、可愛いことに関しては誰よりも真剣に取り組んでいる。そんな彼女の姿を見て、チームのみんなも勝つために挑むのだろう。
晴「まあもっとも、個人の好みもあるんだろうけどな…」
試合結果はオレたちのチームが負けた。やっぱりあのヘンテコな応援団がいけなかったのだろうか。今度からはまともなやつを連れてくるようにプロデューサーに頼んだ(応援しに来るなとは言ってない)。
〜試合後〜
晴「みんな、せっかくかすみんに来てくれたんだからさ。せめてありがとうぐらいは言っておこうぜ」
「俺、愛さんがよかったな」
「僕は歩夢ちゃんが」
かすみ「ぐぬぬぬぬ〜、誰もかすみんの魅力に気付いていない…」