そして今回は大人の女性な彼女の話です。
私の名前は射命丸 文(しゃめいまる あや)。新聞記者として働いている烏天狗。最近後輩ができて文字通り天狗になっている気分。そんな後輩が彼女…。
「高垣 楓(たかがき かえで)です。よろしくお願いします」
元アイドル兼モデルの楓さん。そんな彼女の教育係を私がすることになった。早速、私は彼女を連れて聞き込みに行った。習うより慣れろという言葉もあるので、実際に見てもらったほうが上達が早いと考えたからだ。
文「こんにちは、文々。新聞の者ですが…」
楓「新聞だけに…、みなさんの声を真摯に受け止めるつもりです。多分!」
「真摯に…、多分…」
ちょっちょっちょっ、なに突然ダジャレなんて言い出すのかなこの新人!
文「何を言い出すんですか、楓さん!?」
楓「あら、こういうのはユーモアがあったほうがみなさんに親しんでもらえるかと思って」
まあそりゃ、一理あるかもだけどさ…。そんな彼女のユーモアは新聞記事にも表れるようになった。
「博麗神社のお賽銭が消滅、おっかねーっ!(お金)」
「湖が凍りつく、もう氷ごりだ!(こりごり)」
「赤い霧発生、異変の原因はおぜう様によるミスト思われる!(ミスと思われる)」
いや真面目な記事にもダジャレ持ちこむのはどうかと思いますよ!?
楓「先輩、うちに色々な意見が届いています」
文「まあクレームでしょうね。なになに…」
「最近の文々。新聞、読んでておもしろいです」
「ダジャレが特にサイコー!」
い、意外にも好意的だったな…。ふざけているとか言われそうだったけど…。
これが意外にも好評で楓さんはちょっとしたワンコーナーを任せられることとなった。やっぱり真面目な出来事などの記事にダジャレは望ましくないということだ。
楓「はい、というわけでみなさんからのダジャレを掲載するというコーナーを任されました。よろしくお願いします、文さん」
文「あ、はい。こちらこそ(どうして私まで…)」
どうも入りたての楓さんだけでは心配ということで、私もいっしょになった。
文「まあ今回は初回ということで、楓さんがいくつか例を出していくというのはどうでしょうか?」
楓「はいわかりました」
多分、素人がいきなりやると「ふとんが吹っ飛んだ」とか「アルミ缶の上にあるみかん」とか、ありふれたものしか出てこないと思われるからだ。
楓「そうね、ここは幻想郷だから…」
文「だから?」
楓「巫女さんの趣味は何か知ってますか?」
文「知らない」
楓「ファ巫女ン(ファミコン)」
え、あ、ああ。ここまでくると、もうすごい特技だね。ただ逆に、彼女に匹敵するぐらいの名人が、こんなコーナーに投稿してくるのだろうか…。そんなことを思っていると後日…。
楓「あら、この人、うまい!」
文「え、どれどれ…」
「怪獣はどこにいるの?世界中! 宮下 愛」
意外とすぐ現れるものなんだと思った。
楓「次回、「宮下 愛VS高垣 楓」にご期待ください!」
文「いや、やると決めたわけじゃないから」