「魔法少女 マジカル☆あゆぴょん!悪いことする子は、こらしめちゃうんだぴょ〜ん♥︎」
侑「歩夢〜!かわいいYO!!」
この虹ヶ咲学園には多くの同好会がある。スクールアイドル同好会もそうだし、私たちがいま、協力している「魔法少女愛好同好会」もそうだ。
部員1「歩夢ちゃん、ほんと可愛いね!」
部員2「ほんと、テレビに出てもおかしくないぐらい!」
歩夢「そ、そうかな…」
この同好会は、オリジナルの魔法少女を考えて楽しむことをモットーとした同好会だ。
歩夢「ところで敵キャラクターとかはどうするの?」
侑「敵なんて出さなくてもいい!!」
ビクッ
ああ、ごめん。私ったらせつ菜ちゃんに対して「ラブライブに出なくていい」って言ったときの大声で…。
部員1「ど、どうしたんですか?侑さん」
侑「ああごめん。歩夢が傷つくところを見たくないから」
部員2「たしかにそれもそうですけど、やっぱりテレビみたいじゃないと盛り上がらないですし…」
侑「いや、ニチアサがダメだって言ってるわけじゃないけど…」
私の周りで悪役やってくれそうな男なんて…。
〜イメージ〜
内匠P「げっへっへ、おさわりしてやるぜぇ」
米内P「オレ、歩夢お姉ちゃんと結婚する!!」
武内P「俺様のセクハラ攻撃をくらえ〜!!」
こんなろくでもない男ばかりだよな。かといってここは女子校だし、ノリノリで悪役してくれる女の子なんているのかなぁ…。
卯月「いますよ」 ヒョコ
侑「うおっ、卯月ちゃん!?いつの間に!?」
卯月「たったいまですよ。それより男性ですよね?私、とっておきの人を知っているんです!」
まさか346プロのスタッフとかじゃないでしょうね!?
歩夢「それってどんな人?」
卯月「よその事務所だから、お世辞にも個性的とは言えないプロデューサーさんです。でも、常識的でアイドルからモテモテだったんですよ」
プロデューサーがアイドルからモテモテって…、そんなの炎上間違いなしだろうけれど。そしてしばらくして、その卯月ちゃんが呼んでくれた例のプロデューサーが来てくれた。
卯月「あっ、お〜い!ここですよ」
侑・歩夢「「えっ!?」」
そこにいたのは、黒髪ロングのスーツを着た女性だった。さっき男性だって言ったのに、卯月ちゃん!
「こんにちは。私は315プロのプロデューサーです。石川(いしかわ)Pとお呼びください」
侑「えっ、あれ、男の人の声!?」
そういえば315プロって言ってたな…。あの男性アイドル専門の…。そりゃこの見た目ならモテるな、男から。
石川P「卯月さんから用があると聞いてこの学園まで来たのですが、私は何をすればいいのですか?」
卯月「そのことなんですけどね、詳しくは魔法少女同好会のみなさんから話を聞いてもらえれば…」
部員1「うわぁ、キレイな人!」
部員2「あなたこそ、歩夢ちゃんの敵キャラにピッタリです!」
部員1・2「「すぐに着替えてください!」」
ダッ
石川P「えっ、あの、ちょっと!?」
問答無用で部員たちに連れていかれ、石川Pは衣装を着替えさせられることとなった。そしてしばらくして…。
部員1・2「「着替え完了したよ!」」
侑「やっと終わったか。ちょっと長かったね…、え〜!?」
歩夢「うわぁ、ピッタリ!」
卯月「きゃ〜、ステキ〜!」
現れたのは、露出度の高いセクシー衣装を身にまとった、石川Pだった。似合うといえば似合うけど、悪の組織の女幹部が着るようなやつを男に着せるって…。
石川P「や、やっておしまいなさ〜い…」 カァァ
侑「あべしっ!」
顔を真っ赤にして恥ずかしながらも、妖しげな決めポーズをする彼に、私は魅了された。女の私でこれだもん、男だったらイチコロだよ!ただ…。
石川P「あの、これ私が悪さしなくちゃいけないんですよね?ストーリーの脚本などはどうなっているんですか?」
シーン
いやそこは誰も考えていなかったの!?結局今日は、ただのコスプレ撮影会で終わったのであった。
ついでで卯月ちゃんも撮影した。
卯月「魔法少女 マジカル☆うづにゃん!毎日が笑顔ですよ〜!」