DDアイドルマスター   作:layRa

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前回の露伴先生視点です。



岸辺露伴 同人イベントに行く

知っていようが知っていまいがどうでもいいが、僕の名は岸辺 露伴(きしべ ろはん)、漫画家だ。今日はこの同人イベントとやらに来ている。

 

露伴「ふむ、開始から3分で完売。まずまずだな」

 

今回はこの同人誌とやらを販売しているのだが、まあいつもの連載漫画と比べて少ないページで出せるし、趣味でやってるのとあまり変わらない。さて、ちょっと他の漫画家のほうも見てまわるか。

 

露伴「ちょっと見せてくれないか?」

「えっ、露伴先生!?いいですよ!」

 

この女性が描いているのは「BL」という男二人が愛し合う漫画らしいのだが…。

 

露伴「なんだこれは、完全に自分の趣味丸出しじゃあないか!」

「えっ!?」 ガーン

 

僕は読んでもらいたいから漫画を描いている。金やチヤホヤされるために漫画を描いているわけではない。ただ、こいつらの絵からはそれが伝わってこない。

 

露伴「完全に自己満足じゃあないか!」

「えっ!?」

露伴「登場人物に共感できない!」

「うそっ!?」

露伴「………」

「せめてなにか言って!!」

 

さっきからダメ出しばかりしているじゃあないか、僕は。何かこう、強烈なインパクトがある作品はないものか…。とそう思い歩いていると、大量に同人誌が余っているブースを見つけた。

 

露伴「一冊くれないか?」

内匠P「どうぞ」

 

内容としては、この巨大なアイドルどもの怪獣映画レベルの取っ組み合い。ただこのきれいなイラストのせいで迫力が失われている。

 

露伴「なんだこれは、ストーリーに対して絵に迫力がない!だから一冊も売れなかったんだ!そうだろ!!」

内匠P「ごもっともです。俺が描いたやつです」

 

こいつが作画担当、ストーリーはまた別の誰かか。だったら…。

 

露伴「ちょっと見せてくれよ」

 

このストーリーを考えたやつがこの中にいる。たとえ下手だろうとも、絵を見れば本気で読んでもらいたいという気持ちが伝わってくるからだ。ということで、初音ミクを描いてもらった。オッサンではなかった。このJKもちがう。だったらこの少年が…。

 

米内P「どうですか?」

露伴「………、なんだこれは」

 

僕は今まで多くの漫画を読んできた。自分の作品の参考にするために。だが、このような絵は見たことがない。いやあることはあるんだが…。

 

露伴「最高だ!この女の子がイキイキとしている様子が伝わってくる!!」

 

そうだ!よく子供向けアニメとかのおはがきコーナーとかで送られてくるイラストの絵だ!だが彼はその程度の画力を恥じず、むしろ堂々と誇っている!間違いない、このストーリーを考えたのは彼だ!

 

露伴「漫画の作成に興味を持ったのなら僕を訪ねてくるといい!ああそうだ、僕の名前は岸辺 露伴!」

 

強敵と書いて"とも"と読む。いつか、彼が僕にとっての強敵(とも)になることを僕は信じている。

 

 

 

 

 




試しにオレはイラストを虹ヶ咲のみんなに見せてみた。

米内P「どうかな?漫画家に高評価をもらったんだけど」
卯月「うわぁ、とっても上手ですね!」
歩夢「ほんと!プロみたい!」



ランジュ「うわぁ、すごい下手ね!」
せつ菜「なんですか?ガキの落書きですか?」
愛「近所の女の子がさ、こんな画力なんだよ」
侑「てかこんなものを力作だと思ってるキミやその漫画家がどうかしてるよ…」
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