やっほ〜、うちは恋鐘!今日は咲耶といっしょにバラエティ番組の収録たい!
スタッフ「は〜い、それでは本番はじまりま〜す!」
今回撮るのはいわゆる、体を張ったゲームをする番組。大きなセットとか用意して撮影するんよ。
恋鐘「283プロ所属の月岡 恋鐘ばい!」
咲耶「同じく283プロ所属の白瀬 咲耶です」
そしてもうひとり、咲耶にも負けず劣らずの高い身長の男性だけど…。初めて見るんよ。
「315プロ所属のロイド・フォージャーです。妻と娘がいますが、理由(ワケ)あってアイドルを始めました」
315プロっていうと、男性アイドルの事務所よね。あそこはいろんな前職の人がアイドルやっとるちょっとおかしなところなんよ。
咲耶「あれ、ロイドさん?」
ロイド「あれ、咲耶さん」
恋鐘「ふたりは知り合いなん?」
咲耶「よく買い物してるスーパーのパートのおばちゃ…、女性の旦那さんだよ。ロイドさんはどうして芸能界に?」
ロイド「まあ以前はサラリーマンだったんですけどね、色々ありまして」
ふ〜ん、なんか大変なんね。さて最初のゲームは「的当てゲーム」。ボールを投げて的に命中させたらポイントがはいるというものたい。
ピピー(ホイッスル)
恋鐘「いくば〜い!」
ゴォォォォォォッ パコン
恋鐘「えっ」
なんの音かと思ったら、ロイドさんと咲耶さんがボール投げとる音だったんよ。
恋鐘(普通、ゴムボールでこんな風を切るみたいな音はありえんよ…)
次は壁を速く登るという内容のゲーム。要するにクライミングなんよ。でこぼこした部分を掴んで登っていくけど…。
恋鐘「これきついば〜い!」
さて、ふたりは…。
バッ シュバッ
壁を蹴って一気に頂上まで到着!もう人間やめとるとしか言いようがないばい!
その後もいろいろあり、次でラストゲーム。
「次でラストです。その内容は……、「はもり我慢ゲーム」です!」
3人「ふつー」
澁谷 かのんちゃんの中の人の叔父さんがやっとるやつよ。でも本家みたいにコーラス隊が用意できなかったばい。そんで…。
ロイド「それでは歌います」
咲耶「ちゃんとパート分けするからね」
恋鐘「曲は、おおきなくりの木のしたで」
♪〜
さすがにアイドルだけあって歌唱力はバツグン。でもウチら思ったんよ、それは…。
恋鐘(これもうゲーム関係ないばい…)
そう、はたから見ればただ男女3人が仲良く合唱しとるだけ。もうこれ歌番組たい。
さて、今回の収録も無事に終了。ロイドさんはなんだかんだですごい人やんね。
ロイド「お疲れさまです。この後、ご飯でもどうですか?我が家で」
咲耶「いいんですか、おじゃまします!恋鐘はどうだい?」
恋鐘「もちろん行くばい!」
そんなわけで連れてもらったばい。そしてウチらを出迎えてくれたのは奥さんと娘さん、そして大型犬。
ボンド「ヴォフ!!」
ロイド「みんなただいま。今日はお客さん連れてきたよ」
ヨル「お帰りなさい、ロイドさん。まあ!あなた、よくスーパーにお買い物に来てくれる子よね!」
咲耶「こんにちはレジのおば……、ヨルさん」
いま絶対失礼なこと言おうとしたでしょ。
ロイド「紹介しますね。妻のヨルと娘のアーニャ」
恋鐘「そちらのワンちゃんは?」
ロイド「あぁ、この子はボンド。とっても優秀な子なんです」
ボンド「ヴォフ♪」
咲耶「よろしくね、アーニャちゃんにボンドくん。私はアイドルをしている咲耶だよ」
恋鐘「ウチは恋鐘ばい!」
アーニャ「め、メスゴリラと乳牛がしゃべった……」
にゅ、乳牛ってウチのこと?そんで咲耶をゴリラ呼ばわり…。ウチらだったからよかったけんど、他の子やったら激おこぷんぷん丸だったばい。……とまあ、彼が家族を養う身でありながらどうしてアイドルになったのかは謎ばい。でもアイドルになったからには、ときに競い合ったりしていく仕事仲間としてまたどこかで会いたいばい。
プルルルル
ロイド「はい、私です。えぇ、引き続き調査を続けます」
咲耶(事務所からかな、315プロってテレビ局のことを調査したしないといけないのかな?大変だな)
アーニャ(まずい!メスゴリラにちちのことがバレてしまう!)