DDアイドルマスター   作:layRa

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時々ボソッと………デレはしないけれどアーニャさんのことを題材にしたお話。



アイドルマスター ボルシチ味

米内P「橘さん、オレに強力なライバルが出現したんだ!」

 

な、なんですかいきなり。こんな唐突な始まりかたは何度目ですか!?

彼は私の家にやって来てこんなことを言いだしたんです。

 

ありす「で、どこの誰ですか?そしてどのあたりに対抗意識を持ったのですか?」

米内P「新しい歌い手さんだよ。雪の女王みたいなドレスを着て歌っていたんだよ!それがバズりまくりだったんだ!」

ありす「そ、そうですか…。それでどこが誰が歌っているんですか?」

米内P「あのさ、橘さんは「アナスタシア」って知ってる?」

 

知ってるもなにも、私たちと同じ事務所のアイドルだった人じゃないですか。歌い手になったんですね、彼女。

 

米内P「それでさ、そんなアナスタシアさんの動画なんだけどさ!ちょっと観てよ!」

 

そう言ってプロデューサーはスマホの画面を見せてくれた。いや、私も持っているから自分で確認できるんですけどね。

 

アナスタシア「みなさんコンニチハ♪アナスタシアデス、「アーニャ」とお呼びくだサイ」

美波「こんにちは、新田 美波です。今回は弟とアーニャの3人で歌っていきたいと思います」

美波の弟「…どうも」

アナスタシア「それでは歌いマス。曲は…」

「「「きらきら星」」」

 

あ〜、キッズソング専門の歌い手であるプロデューサーのアイデンティティが彼女に取られちゃったということですね。

 

米内P「それでさ橘さん…」

ありす「前にも言ったけど、私は中学受験で忙しいですから!他の人に頼んでください!」

米内P「まだ何も言ってないよ!?」

 

言わなくても分かりますから!どうせ「オレはどうすればいいかな」とか言うでしょう!たまには自分でなんとかしてもらいたいものです!

 

 

〜虹ヶ咲学園〜

 

米内P「というわけでコラボしよう!」

侑「いやどうしてそういう話になるの!?」

 

彼のコラボ企画は選曲ミスが多い。いつだったかな、うちの愛ちゃんといっしょにもの哀しい曲を歌ったこともあったし…。

 

しずく「ちょっといいですか?」

米内P「誰?え、しずくさん?」

しずく「どうしてアナスタシアさんの歌ってみた動画が人気か分かりますか?」

米内P「そりゃ歌唱力でしょ」

しずく「それもそうなんだけどね、彼女は自分の持ち味を活かしているの」

 

確かにそうだ。アナスタシアさんは透き通ったような声で歌っている。それに加えて「レリゴー」とかって歌いだしそうなキレイなドレスを着ているから、視聴者に「美しい……、ハッ!?」と印象に残ってもらえる。つまり…。

 

しずく「プロデューサーさんはコラボする相手のことをまったく考えていないの!それでも、私たちとコラボしたいというならね!……まあこの先は自分で何が足りないか考えなさい」

米内P「き、厳しいなぁ…」

 

しずくちゃんはこんなことを言ってるけど、それはプロ意識が高いからなんだよ。私は同好会のみんなにもはっきりと「みんなの手助けをしたい!」って言った。今さら「スクールアイドルをやりたい」なんて言いだしたら、それこそ歩夢をはじめ真剣に活動しているみんなに対して失礼だと思う。だから米内Pも歌い手として…。

 

米内P「よしわかった!とにかく持ち味を活かしたらいいんだね!」

しずく「えっ、とにかくじゃ困るんですよ!?」

 

そ、そんなあっさりと理解できるものなの!?そして米内Pは早速動画の撮影に取りかかり……。

 

栞子「こんにちは、今回コラボさせていただきます。三船 栞子です」

璃奈「りなりーです」

かすみ「かすみんでーす♡」

しずく「今回は私たち4人もいっしょに歌います」

米内P「曲は「一年生になったら」です」

しずく「…………いや確かに(高校)一年生ですけど、とっくになってますけど!」

 

米内Pに欠けているものは、人を見る目。346プロに所属していたときはそれなりにあったかもしれない。でもスカウトや企画のプロデュースをやる機会が減ったから、少し鈍ってしまったようだ。

 

侑「でも今回は、成長したと言えるのかな?私や歩夢だったらこうはならなかったよ(高校二年だから)」




アナスタシア「誰も「アーニャ」と呼んでくれまセン。コメントでも「アナスタシア」ばっかり」
美波「しかたないわよ。フォージャーさんとこの娘さんと名前がかぶるから」
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