*ウマ娘の世界では「馬」ではなく、「ウマ」や「バ」と書くらしいので、この小説でもそう書きます。
「一着は、ライスシャワー!!」
「ライスシャワー」、それが私の名前。誰もが私の勝利を望んでいない、だって私は嫌われ者なんだ。そんな私の勝利に対して…。
内匠P「ちくしょー、負けたじゃねえか!」ビリビリ
未央「ゴルシなんかに賭けるからだよ。また動画収入で稼がなくちゃ」
負けバ券の雨が降る。…てか珍しいね、賭け事なんかするお客さんなんて。
ライス「お疲れ様です」
今日のレースは終わり。学園に帰って自主トレをしようと思った帰り道に、あの二人に出会った。
ライス「あれ、あなたたち。バ券を破いてた…」
内匠P「ようお疲れ!負けはしたけど(俺が)、いいレースだったぜ!」
未央「やあ、頑張ったね!他の客からの反応はイマイチだったみたいだけど」
どうも掛け金を失ったというのに、私に対して怒っているとかそんな様子は無かった。
ライス「あの、お二人はライスが勝ったことに怒ってないんですか?」
内匠P「いや全然。賭けに負けて悔しいけれど、俺はキミが精一杯頑張って走ったから怒ることなんて何一つも無い」
未央「彼、頑張っている子は応援したくなるんだよね。誰だろうと」
悪い人たちではなさそうだね(見た目は悪そうだけど)。でもギャンブルはよくないと思う。今後のためにもちょっと言ってあげようか。
ライス「ライスたちのレースを観てくれるのは嬉しいんだけどね、バ券買うのは控えようね。生活費とか無くなっちゃいそうだし」
米内P「それもそうだよな、アイドルが大損したの知ってるし」
えっ、アイドル?アイドルが賭け事なんてするわけないじゃん…。大体そんな話、私聞いたこと無いよ…。
ライス「あの、冗談ですよね…。アイドルがそういうことするなんて…。もしやったら炎上ものですよ…」
未央「え〜、ホントだよ。私の前にいた事務所で、元婦警のお姉さんがよくそういうの趣味だったんだよ」
米内P「俺はその人の担当プロデューサーだったの」
えっ、ちょ、ガチだったの!?というかよく世間にバレなかったね、その人!
内匠P「で、今は初音 ミクの事務所でプロデューサーやってるんだよ」
未央「あたしはホロライブのタレントだよ〜」
結構大手に就職できたんだね…。ていうか、そういう芸能関係の人ってレース観にくる暇が無いぐらい忙しいんじゃないの?知らんけど?
未央「でもまあ、今日のライスはかっこよかったよ!あのラストスパートの走り」
内匠P「機会があれば、また別のレースも観にくるな!」
あ、また来てくれるんだ。できればライスだけじゃなく、他の子のレースにも来てほしいんだけど…。そういえば、さっきから気になっていたんだけど…。
ライス「あなたたち、名前はなんていうの?」
内匠P「内匠Pと呼んでくれ!」
未央「あたしはね、本田 未央!それと…」
ライス「それと?」
未央「それと…、やっぱり本田 未央!」
あ〜、かっこよく締めようと思ったけど締まらなかったパターンだな。これ。
ライス「筆者は競馬なんてやってないから、ほとんど勘で書いたんです。今回の話」