(あと聖良さんの格闘技経験は、例のニチアサアニメからです)
凛「プロデューサー、なんの動画を観てるの?勤務中に」
内匠P「え、パルクールだよ」
あの派手に街中をジャンプしたりするアレのことだよね。世界的に有名なマリオとかもやっていた。
凛「あれ、この画面に映っているのは女の子じゃない。それも私とそんな年齢が大差ないような…」
内匠P「そうなんだよ、しぶりん。彼女は現役スクールアイドルの鹿角 聖良(かづの せいら)さん。歌とダンスはもちろん、格闘技の経験もあって運動神経はバツグン!いやぁ、一度でいいから会ってみてぇもんだな!」
「会ってみてぇ」か…。この後になんの前振りもなく、バッタリと出会うんだろうなぁ。でもさ…。
凛「プロデューサー。本気で会いたいならこの後の伏線とか考えようよ。ただ会いたいってだけでこの後会ったら、読者も納得いかないんじゃないかな?」
内匠P「え、そういうもんかな?」
そういうもんだよ。リアルでも物語でも、何かしたいと思ったら行動あるのみなんだしさ。
凛「じゃあ私、モモジャンからオファーもらったから行ってくるね。セカイに」
これだけストーリーを進めているのに、本家プロセカとの違いが説明されていない。こうやってバーチャルシンガーが直接セカイに行ってくるものなのかな、徒歩で。まあそれはまた別の機会に話したいと思ってるけどさ。そんなわけで、事務所を出て例の4人組アイドルグループのところに向かっているとさ…。
バッ
凛「え、なんなの!?」
突然どこかの誰かが私の頭上を飛び越えて、そのまま着地。どんな顔をしているのかと思ったが…。
「すみません!驚かせしまい、ケガなどは無いですか?」
凛「いや、ビックリしただけだけど…」
ん、あれ、この顔…。私はこの子のこと知っている!
「私は鹿角 聖良といいます。スクールアイドルをやっていた者です」
凛「あぁ、バーチャルシンガーの渋谷 凛です…」
というか「すみません」なんて言うくらいなら、こんな派手な登場なんてしなくてもよかったんじゃないかな…。
凛「聖良さんだっけ?うちの事務所の仕事仲間がファンなんだけどさ、普段からこんな派手なアクションとかしてるの?」
聖良「はい、妹がやったのを見て姉である私にもできるんじゃないかと思いまして…。実際やってみたら簡単でしたよ」
つまり、「姉より優れた妹など存在しねぇぞ」というのが動機だった。ちょっとその妹に会ってみたいかも…。
凛「でさ、やってみてどうだったの?私の知り合いの歌い手なんか、いくつも動画を投稿してるけどコメントがくることなんてなかなかないからさ」
聖良「これは私の友達の言葉なのですが、「一番大切なのはできるかどうかじゃない、やりたいかどうかだよ!」と。私は動機がどうあれ、視聴者のみなさんから注目してもらいたいと思っているからやっています。その歌い手さんも同じなんじゃないかな?」
凛「へえ、いい友達なんだね」
聖良「ちょっとおバカですけどね」
それ、本人の前では絶対に言わないでよね。
聖良「あ、いけない!待ち合わせに遅れちゃう!」
凛「私もだ!今日はいろいろありがとうね、じゃあね!」
聖良「ええ、またどこかでお会いしましょう!」
そう言って私たちは別れた。「人の出会いは運命で決まっているかもしれない」と誰かが言っていた。この出会いが私の今後を大きく左右する、………かもしれない。
〜その後の聖良さん〜
聖良「ごめ〜ん、待ったー?」
千歌「ううん、いま来たばっかりー!」