米内P「聞いてくれよ卯月ちゃん!オレの姉ちゃんの子どもが歩けるようになったんだ!」
卯月「うわぁ、すごいですね!」
米内P「聞いてくれよ歩夢ちゃん!オレの姉ちゃんの子どもがオレの動画を気に入ってくれたんだ!」
歩夢「そうなんだ、これからもがんばろうね!」
侑「あの、おふたりにお聞きしたいことがあるんですけど…」
内匠P「なんだよ?」
武内P「なんですか?」
私はいま、プロデューサーたちのお部屋におじゃまさせてもらっている。この前歩夢が米内Pの親戚の子の話をしていたから、私たちでなにかプレゼントを送ろうかなと思ったのだが…。
侑「米内Pのお姉さんの子は男の子なんですか?それとも女の子?」
プロデューサー二人「「えっ?」」
私は以前お姉さんに会いに行ったことがあるのだが、そのときあの子は静かにお昼寝していた。チラッと見て「可愛いですね」って言っただけで、結局はどっちなのかわからなった。
内匠P「男だったらな、バイクの模型とかを送るべきだろ。かっこいいマシンに乗って突っ走るのに憧れるからな」
確かにそうかもしれないけど、男の子だからってバイクが好きだとは限らないじゃない。バイク女子という言葉も最近よく聞くよ。そもそも内匠Pの担当アイドルの拓海さん、あの人バイク乗りだったじゃない。いまもバイクレーサーやってるみたいだし。
武内P「もし女の子だったらフリル付きの衣装などをプレゼントするのはどうですか?」
いいね!……と言いたいところだけどさ、結局は武内Pが見たいだけなんじゃないの?そういう衣装に対して女の子は「着てみたい」、男の子は「着せてみたい」という思いがほとんどなんだし…。
ガチャ
米内P「ただいま〜!……って侑さん、来てたの?」
あ、ちょうど米内Pが帰ってきたみたい。なにか買ってきたみたいだけど…、せっかくだし米内Pからも聞いてみるか。
侑「あのさ、米内Pの親戚の子のプレゼントに何を送るか考えていたんだけど…。あの子って女の子なの?それとも男の子なの?」
米内P「いや実はね…………、オレもわかってないんだ。姉ちゃんの子どもでしょ、ひょっとしたらボーイッシュとか男の娘とかかも」
いや幼い子に限ってそれはないよ。まあ要するに今後の成長次第なんだな。
米内P「それでね、オレもあの子の成長祝いにプレゼントを用意していたとこなんだよ。ほらっ!」 ドンッ
米内Pが取り出したのは、変身ヒロインのフィギュアだった。それも再現度が高くて体の動く範囲が広く、「シェー」とかのポーズができそうなフィギュアだった。確かに男の子でも女の子でも遊べそうだけど…。
侑「これ、対象年齢が15歳以上って書いてあるよ!」
米内P「えっ、1歳5ヶ月かと思ってた!」
いやどう見たらそういう認識をするの!?でもまあこういう人形を送りたいならね…。
侑「あのさ、せめて手作りのぬいぐるみとかにしよう。歩夢とか卯月ちゃんにも協力してもらってさ」
米内P「そうか、よし作ろう!」
私と米内Pは、米内Pをモデルにしたお手製のぬいぐるみを作ることにした。まあほとんどはお裁縫が得意な歩夢や卯月ちゃんがやってくれたんだけどね。まあそれでも彼はがんばった。そして親戚の子にプレゼントした。それから数日後……。
米内P「あのさ、侑さん」
侑「どうしたの?」
米内P「あの子にプレゼントしたぬいぐるみが、悲惨な状態で戻ってきたんだけど…」
侑「えっ?」
グチャ〜 ボロッ
確かに見るも無惨な状態だった。あれぐらい幼いと口に入れたり振り回したりするよね、もうよだれまみれでボロボロになっていた。
米内P「喜んでくれたんだと思うけど、ちょっと複雑な気分だな…」
侑(あぁ、自分をモデルにしたぬいぐるみだから尚更ね……)
これは成功と言えるのかな……、まあ私がいまこの場で言うべき言葉はこれだろう。
侑「どんまい…」
〜米内Pのぬいぐるみで遊ぶ親戚の子〜
米内Pの姉の子「あ〜、あぅ」ブンブン
米内Pの姉「あ、こら、お兄ちゃん乱暴に振り回しちゃいけません」