*誤字の報告があったので修正しました。以後気をつけます。
私はココアだよ。今日もリゼちゃんチノちゃんといっしょに喫茶店のバイトをしているの。ただ、最近困ったことがあって…。
「いらっしゃいませ〜!ウサミンがご奉仕しちゃいま〜す!」
新しいバイトが入ってきたこと…。そんな彼女は安倍 菜々(あべ なな)さん。元アイドルの自称"17歳"。
チノ「まったく、うるさいですね…」
リザ「この前あいつが、居酒屋に入っているところ見たぞ」
ココア「リゼちゃん、チノちゃん!?あまり本人の前でそういうこと言うのはちょっと…」
とまあこんな風に、17歳かどうかも怪しいけれど仕事はちゃんとやってくれている。そうこうしているうちに、お客さんが来た。
ガチャ カランカラン
ココア「いらっしゃいま…」
武内P「こんにちは…」
ココア「ヴェアアアアアアッ!!」
思わず叫んじゃったよ!なんなの、この恐そうなおじさん!
武内P「だ、大丈夫ですか?」
ココア「す、すみません。こういう中年の男性が来店するのが珍しくて…」
普段は若い女性客が多いから、こういう男性客ってほんとに滅多に来ないんだ。そして、どう接すればいいのかわからないんだ。
菜々「ココアちゃん、さっきから固まってるけど大丈夫?お客さんの対応は私がするから。は〜い、お席に案内して、ってプロデューサー!?」
武内P「安倍さ…、菜々さん」
あれ、菜々さんとこの男の人は知り合い?そして「あべさん」と呼ぶと色々な意味でまずいから、「菜々さん」に言い改めたね。この人…。
リゼ「なんだ〜、菜々さんの知り合いか〜。早速ですけど、ご注文は?」
武内P「笑顔です」
リゼ「いやあの、だからご注文は…」
武内P「笑顔です」
いやさっきから何を言ってるのこの人?「スマイル0円」とかよく聞くけどさ…、いやまさか。
チノ「あの、もしかしてお金がないんですか?」
武内P「いえ、そのようなことは無いです」
リゼ「いやだったら、どうしてさっきから笑顔の注文を!?」
武内P「その、菜々さんがこのお店で自然に笑えているか心配で…」
そっか、元とはいえど担当アイドルのことが心配だったんだね。見た目は恐いけど、根は優しい人なんだ。
ココア「心配しなくてもこの店は、いやこの街は自然と笑顔になれるところが多いですから」
チノ「だから、菜々さんはアイドルのときのように笑えていますよ」
武内P「それを聞いて安心しました」
ココア「ところで菜々さんの担当プロデューサーだったの?」
菜々・武内P「「いいえちがいます」」キッパリ
じゃあなんだったの、今までのやり取り!?そしてこの後、彼はハンバーグとコーヒーを何杯か注文して帰った。
武内P「これがコロンビアですか」(例のポーズ)
チノ「いえ、アメリカンです」
武内P「他のコーヒーと一味違います。ブルーマウンテン」
リゼ「いや、ブラジルだぞ」
武内P「安心する味、これがインスタント」
菜々「それ、ホットモカ」
ココア(初めてこの店に来たときの私と同じことしてる…)