私「小宮 果穂」の最大のともだち、それが命蓮くん。とっても真面目な性格で、この前なんか…。
命蓮「いい加減この小説の原作、「アイドルマスター」にしようよ。途中から「ミリマス」とか「シャニマス」とかも登場してわけがわからなくなっちゃってるよ」
果穂「えー、いまさらいいんじゃないかな」
なんて言っていたんです。そして彼は好きな女の子にフラれて失恋のショックを忘れようと必死になっています。そこで私は、休みの日にパーっと遊ぶように彼と街中に出かけることにしました!
果穂「命蓮くん、今日はパーっと遊びましょう!」
命蓮「そうだよね、でもボクは果穂ちゃんが行きたいところならどこだっていいよ」
ほらそうやって遠慮する。お寺の息子だからわがままを言わないように気をつけているんだろうけど、ちょっとぐらいならいいと思いますよ。
果穂「命蓮くんの好きなところに行こう!」
命蓮「じゃあボク、カラオケで歌いたいな!あっでも小説で歌詞を出したらいけないんだっけ」
そういうとこ真面目だなぁ。まあとにかく行こう!……と思っているとどこからか歌声が聴こえてきました。
♪〜
あの背丈からすると女子高生かな?髪の毛は緑色で紫色のドレスを着ている女の子が歌っていました。
命蓮「ん、あれ、キミもしかして…、レイラ!?」
レイラ「あれ、命蓮!?」
あれ、命蓮くんの知り合いなのかな?すごく喜んでいるようだけど。
命蓮「果穂ちゃん、この子は「レイラ・プリズムリバー」。ボクの相棒だよ」
レイラ「レイラだよ。てかあなた結構デカいわね、何センチ?」
果穂「小宮 果穂です。身長は163センチです、命蓮くんとは同じクラスです」
とりあえず自己紹介がしたところで、彼女がなにをやっているか聞いてみましょうか。
命蓮「さっきは何をしていたの?」
レイラ「あたし路上シンガー始めたんだ。音楽性の違いで姉ちゃんたちとのバンド活動がうまくいかなくてさ。バンドは解散しちゃったの」
果穂「へぇ、じゃあお姉さんたちとはもう会わないんですか?」
レイラ「いや、あたしら4人揃って同じ家で住んでるんだけど」
いや同じ家に住んでるんだったらちょっとでもシリアスな雰囲気を出す必要ないんじゃないですか。
レイラ「思い出すよね。こうしてふたりで幻想郷のあっちこっちの異変を解決したっけ」
命蓮「ボクとレイラは幻想郷でもマイナーなコンビだったよね」
マイナーな存在なら自慢するほどでもないんじゃ…。そんなこんな話しているうちに、夕暮れになりました。
果穂「あ、そろそろ帰らなきゃ!」
命蓮「家まで送っていくよ」
果穂「え、でもかなり距離ありますよ!」
レイラ「大丈夫!あたしたちにはこの物語を書いているやつも忘れていたすごい設定があるんだから!」
すごい設定!?……それを忘れていたんだね、そしてこのエピソードで思い出した。
レイラ「あたしたち東方のキャラクターは……」
命蓮「マッハの速度で空を飛ぶことができるんだ!」
果穂「え?…………あー、そういえば本家ではそういう設定でしたね!」
本家のゲームではそうらしいんですけど、動画サイトでは地に足をつけて踊ったり日常コメディドラマしてることが多いですから…。
レイラ・命蓮「「名付けて…」」
レイラ「舞空術!」
命蓮「シュワッチ!」
果穂「あ、あれ?……名前決まってないんですか?」
というか、神主さん(東方の製作者)が名前を決めてないからよその作品から拝借するしかなかったんですね。
命蓮「行こう!銀河の果てまで!」
果穂「おうちまででいいですよ」
レイラ「音速を超えて!」
果穂「ゆっくりでいいですから」
3人「「「とうっ!!」」」 バッ
私と命蓮くんとレイラさんで互いに手を取り合い夕暮れをバックに飛んでいく。
果穂「これがバトルアニメのラストシーンだったらエモいんですけどね」
命蓮「まあこの物語は基本コメディだから、この後電柱にぶつかったりしたほうが正しい展開なのかな」
命蓮くんの最高のともだち。あまり多くのことは聞けなかったけど、その絆は私たち「放課後クライマックスガールズ」にも負けないくらい、だと信じたい。もっとたくさんの聞けたらなぁ、そう思いながら私はふたりとおうちまで飛んでいくのでした。
ゴンッ
命蓮「あいた!?」
レイラ「ちょっ、なにほんとに電柱に頭ぶつけてんのよ!?」
果穂「さっきのセリフ、フラグになっちゃいましたね」