まずはじめに、俺はもともとみんなと変わらない現実世界の人間だったんだ。ネットでは「オーショウ」という名前のDBファンで有名だった。それがある日命を落として、気づいたらこの姿に転生していた。
?「え、あれ、なんだこの体!?ちっちゃい!」
そんな俺は今では「チャオズ」、DBの背の低いやつ。………って言ったって本家でもあまり目立たないからよくわかんないよな。そして俺が転生したのは「DBの世界」、…………と思いきや「ニコニコ動画の世界」だった。
チャオズ「え、あれ!?」
ブロリーとかパラガスが好き勝手するのはもちろん、ピッコロやデンデのライバルもバーガーショップのドナルドだった。ドラゴンボールをさらに改良してドナルドマジックに対抗しようなんて考えだしたし。さらに悟空の息子の悟飯なんて、よそのお母さんと浮気していた。向こうの娘が来るまで気づかなかったらしい。そのときのやりとりなんだが…。
遥「お母さん!誰よその男!!」
かなはるママ「あらはるちゃん。誰ってお父さんでしょう」
遥「その人知らない男だから!あなたもとっとと離れてよ!」
悟飯「え!?俺も本気で彼女のこと自分の妻だと思ってたんだけど!デートまでしちゃったよ、なんかごめんねパンちゃん」
遥「誰よパンって、私「近江 遥」だから」
という感じだったらしい。
チャオズ「俺だってな、最初は真っ当にチャオズとして生きようとしたさ!でもな、この小説はあくまでDBじゃないからな!」
って、目の前にいるアイドル3人に話すべきではないけど。
卯月「それは大変でしたね♪」
凛「ごめん、何がなんだかちんぷんかんぷんなんだけど」
未央「うわー、すごいねー、腹筋崩壊のテラワロスー(棒)」
なぜこんなやつらが俺の話を聞いてくれるのだろう。いや、聞いているだけであって俺の気持ちはまったく理解していないのだろう。
凛「というかそもそもDBのキャラならドラゴンボールに頼ればいいじゃない」
まあそう言うと思ったよ。でもな、俺はDBのファンであって「ドラゴンボールそのもの」のファンではないんだよ。
チャオズ「いや、俺にもゲーマーとしてのプライドがあるし。なんでもかんでもドラゴンボールに頼るのは間違っていると思う」
3人「「「!?」」」
あれ、そこまで驚くことか?まあ驚くよな。なにせ彼女たちは努力して上達することしか知らない。DBじゃあくまで方法のひとつだもんな。
チャオズ「まあ現実世界でもほとんどのアニメでも、基本命はひとつだし、生き返って強くなるなんて異世界転生みたいな考えはしないよな」
凛「と、当然じゃん」
卯月「これからどうするんですか?もとの世界に帰る方法は知らないんでしょう?」
チャオズ「今までみたいに真っ当に生きていくしかないのかな…」
俺は強くなりたいわけでも誰かを生き返らせたいわけでもない。本家のチャオズと同じで特に目的もなく生きていく。それでもそれがこの世界での俺の役割であり、俺らしい生き方なんだろうなぁ。
未央「そういえばあたし、この前転生したってやつ見たよ。あのしゃべる豚」
チャオズ「え、まじかよ!?そいつDBの登場人物だよな!?」
未央「そういえばいたな、名前忘れたけど。なんか体も変形させてたし」
マジか!ぶっちゃけ言うと俺は、元の世界に戻ることを完全に諦めていなかった!これで何が手掛かりが掴めそうだ!すぐにでも飛んで向かうぞ!
チャオズ「待っていろよ!うおー!!」ゴオォォォ
そして俺は例の転生者と出会った。確かに言葉を話す豚だが…。
ハート様「キミかね、私と同じ転生した人間というのは?人を豚扱いするとはいい度胸じゃないか」ポンポン(腹を叩く音)
チャオズ「やはりそっちの豚か。豚は世紀末へ行け」