DDアイドルマスター   作:layRa

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とある事務員の超電磁砲

「こんにちは。プロデューサーさん」

 

ある日、オレたちのマンションに事務員の"ちひろ"さんがやって来た。見た目もアイドルに負けないぐらい良くて歌唱力もあるお姉さんだ。

 

米内P「おひさしぶりです」

内匠P「てか、俺と先輩もプロデューサーなんすよね」

武内P「本日はどのような用件でしょうか」

ちひろ「あのですね、私は最近アプリゲームにハマってます。かわいいキャラクターがもっとほしいのでガチャが引きたいのです、だから…………」

 

だから?どうすればいいんだろう?

 

ちひろ「お金ちょ〜だい♡」

内匠P「やだよ」

武内P「お断りします」

ちひろ「なによ!女性に親切にしない男なんてモテないんだから!」

内匠P「それを親切だというのならなら俺はモテなくてけっこうだよ!」

米内P「いいですよ。オレならあげることができます」

ちひろ「えっ、いいの!?」

 

オレならお金を出せる。なぜならオレは…。

 

米内P「動画サイトで歌い手としてそこそこ稼いでいるから」

ちひろ「すご〜い、米内P!お姉さん感心しちゃった♡あれって視聴回数が多いほど収入得られるんでしょう、どれぐらいもらったの?」

米内P「これぐらい!」

 

そういうとオレはドヤ顔で500円玉をちひろさんに渡した。

 

ちひろ「えっ、なにこれ、これだけ?」

米内P「これだけ!」ドヤ

 

ゴゴゴゴゴゴゴ

 

え、なに、どうしたの?いかにも激おこプンプン丸になりそうな勢いで…。

 

ちひろ「ねえ米内P、ひょっとして始めたばっかなんだよね?」

米内P「え?もう数ヶ月は歌い手やってますよ」

ちひろ「チャンネル登録者は何人?再生数は1番多くてどれぐらい?」

米内P「え〜と、登録者はだいたい100人くらい!再生数は100回に届くんじゃないかって数で、それで……」

ちひろ「あたしは怒ったぞー!!米内P!!」

 

え!?オレなにかまずいことしたかな!?

 

ちひろ「数ヶ月やっててこれだけとか、ふざけてるの!?」

内匠P「しかたないよ。こいつが歌ってるのキッズソングだし、それに比べて他の歌い手さんのチャンネルでは最近流行してるJ-POPとか歌ってるもん」

武内P「視聴者のみなさんは彼とコラボしてくれた歌い手さんに興味を持ってくれる方が多いのです」

ちひろ「それで、彼の歌唱力の低さが目立って他の歌い手さんのチャンネルに登録しちゃうと。にしてもこれっぽっちなんて…」

 

そうだよ。"ギターヒーロー"さん(正体はぼっちちゃん)なんてギターひとつ買えるぐらいの収入を得ているのに、オレももう少しもらってもおかしくないと思うんだ。

 

内匠P「ていうかおまえも、簡単にお金貸すんじゃねえよ。こういう見た目だけはいい女を彼女にしたら速攻で関係が終わるからな!」

米内P「そうなの!?」

武内P「そういうものです!千川さんも事務所が倒産した後、なにをしていたのですか?」

ちひろ「ゲームばかりしてました♪「eスポーツプレイヤーにおれはなる!!」って最初のころは張り切っていたのにね、周りのプレイヤーは課金して強くなってたから私もそうしないとなって思って。おかげでいまは金欠です♡」

 

ほら、ちひろさんもこう言っている。立派なeスポーツプレイヤーになるためにもオレよりも多く稼いでる先輩たちからも…。

 

武内P「とにかく今日はお帰りください。残念ですが一円も渡せません」

内匠P「どうせガチャでお目当ての男キャラを引きたいというのが本音だろ」

ちひろ「ぎくっ」

 

あ、口ではっきりと「ぎくっ」と言った。図星だな。

 

ちひろ「そ、そっちがその気ならこっちにだって考えがあるんだから!あたしの全力見せてやる!いや、魅せてやる!」 バタン

 

そう言ってちひろさんは帰っていった。そして数日後…。

 

 

 

 

 

 

内匠P「なに?例のアプリゲームがサービス終了!?」

武内P「千川さんがプレイしていたものですよね!?」

内匠P「原因はチートによるデータの改変!?」

 

「チート」ってあの異世界転生アニメの主人公がよくやるやつ?あれをゲームでやったんだな。なんでもデータの修正に時間がかかると聞いたけど…。

 

バタン

 

ちひろ「プロデューサーさん♡」

 

うおっ!?またやってきた!!

 

ちひろ「ゲームでデータ改変したらサービス終了しちゃってできなくなったんです」

内匠P「いやあんたの仕業だったのかよ!?」

 

全力をみせると言ったけど、このことだったんだな。

 

ちひろ「それでみなさんに新しいアプリゲームをプロデュースしてもらいたいのです」

米内P「え、どんなやつ!!」

ちひろ「課金なしでレアキャラが出現して、簡単にクリアできて、それからそれから…」

内匠P「いやプレイヤーに都合よすぎだろ!?誰がそんなもの開発するんだよ!?」

 

 




その後、オレは信頼できる人にそのゲームのことを相談した。

283プロ社長「そんなプレイヤーだけに都合のいいゲームに資金援助してやるほど、私は甘くないぞ」
米内P「ですよね」
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