私は侑。お隣に住んでいるプロデューサーの男の子(20代)について気になることがある。彼は歌ってみた動画のコラボ相手を探しに虹ヶ咲学園にちょくちょくやってくるようになったけど…。
米内P「今回は宮下 愛(みやした あい)さんと歌います!曲は「ちいさい秋みつけた」」
愛「すっげー!もの哀しい歌じゃん!愛さん盛り下がっちゃ〜う!!」
コラボするべき相手と選曲のミスが目立ってる。彼は人を見る目は確かだったと思うのにどうして…。
米内P「え〜、続いてはせつ菜先輩と北風小僧の…」
?「ちょっといいですか?」
そんな彼の暴挙…、って言ったら失礼か。ともかく彼を止めたのは生徒会長の三船 栞子(みふね しおりこ)ちゃんだった。
栞子「私は生徒会長の三船 栞子といいます。346プロのプロデューサーだった方ですよね」
米内P「はい。そうですけど」
栞子「同好会の卯月さんが連れてきた男の子って話題になっていますよ。学園でも可愛らしいと評判です」
米内P「えっそうなの!?ちょっと照れるな〜」
まあ大抵のJKは小柄な男の子を可愛がりたいものなんだよね。実際、彼はこの学校の生徒から弟みたいに思われているし。
栞子「でもね、あなたを見ていると自分に合ってないような気がします」
米内P「えっ、そうなの!?」
指摘されるまで彼は気付いていなかったのか。でも栞子ちゃんは相手の得意なことを活かす特技を持っている。もっとも、得意なことと好きなことが同じとは限らない場合もあったけど。
栞子「それでひとつ相談があります。えっと、なんて呼べばいいですか?」
米内P「みんなオレのことは米内Pって呼んでるよ」
栞子「では米内P、初心に帰ってある子をプロデュースしてもらいたいのです」
米内P「いいけど…、どんな子?」
ガラッ
「は〜い、私はショウ・ランジュ!あなたが私をプロデュースしてくれる子ね!」
米内P「うおっ!?」スチャ
部室(ていうか部室でやってたんだね…、この話)のドアを勢いよく開けて入ってきたランジュちゃん。そしてどこから取り出したのか、おもちゃの光線銃を構えて警戒するプロデューサー。
米内P「背高いですね。何cm?」 ドン
ランジュ「う〜ん、170以上かな?」
いや、あのプロデューサー。ランジュちゃんがデカいからって「心臓を捧げよ」のポーズで警戒しなくてもいいじゃない!
ランジュ「というかさっきから何をしているの?」
米内P「えっ、何もしてないよ」(スペシウム光線の構え)
侑「プロデューサーさん、ランジュちゃんは別にとって食べたりしないよ」
ランジュ「ランジュのこと怖がってたのね。でも無問題(モーマンタイ)ラ!ランジュもあなたが会ってきた女の子たちとあまり変わらないから!」
米内P「そっか、そうだよね!」
どうも誤解は解けたようだ!早速2人は話し合った。そして数日後、米内Pがプロデュースしたライブが開催されることとなった。
ランジュ「みんな〜、今日はありがとうー!」
シーン
ランジュ「あれ?」
栞子「あれ?」
米内P「おかしいな?」
観客の反応はイマイチ。それもそのはず。
侑「ランジュちゃんにあんな衣装着せるからだよ」
そう。サイズが合ってない女児服にランドセルと、JKが着るにはあきらかにおかしい衣装。プロデューサーが会った女の子たちと変わらないという言葉を、自分が担当した小さな女の子と変わらないという意味で解釈してしまったようだ。
ランジュ「せっかくだし、リコーダー吹きながらスキップする曲やるわね」 ピーヒョロロロ