九英雄と五芒星~転生剣士と九つの星々-NEXT WORLD-~   作:弥生の一矢

10 / 19
登場人物

九英雄side
ソラ 龍虎 竜姫 疾虎 DIT ΕΛΠΙΣ

王女side
霞ヶ嵐漣猫 ブラッド ジレア 王女

伝説所持者side
カザナミ ??? ??? ユウカ ルリ

イータside
???(ゼノ) ジレア(未来) イータ マーズ ???(???)

グリードside
???(グリード)

???side
ノートと呼ばれる男 ノワールと呼ばれる女 ???


第37話 ゼノ急襲!神を冠する六番目の星

【???】

 

???『グクゥ…意識を失っていたか…だが、そのお陰である事を思い出した』

 

この場所はグリードとソラやジレア、ブラッドが戦った城の跡地である。

 

グリード『ブラッドォォォオ!!絶対に許さん!我を裏切った報いは必ず受けさせてやる!この七大悪魔が頂点に君臨するグリードがなぁ!!』

 

グリードが叫ぶとグリードの姿がある者へと変わっていく。

 

???(グリード)「しかし、この姿になるのも"約20年振り"となるが、問題なさそうだな…おっと、言葉遣いを変えなくてはな…クックック…覚悟しておけよ………我の半身"ソラ"」

 

その姿は九英雄のリーダーとして参加していた薙鎖の姿だった。そう、グリードの正体は10年前に九英雄が死闘をした邪神だった。

 

薙鎖(グリード)「(我は力を溜めていた。だが、またしても、あの九英雄に邪魔をされた。次こそは貴様を取り込み完全体としてこの2つの世界の王として君臨する)それにはまず、アイツを仲間に引き入れないとね…どこにいるかしら?ねぇ?イータ」

 

…………………………

 

 

 

………………

 

 

 

 

……

 

 

【???】

 

ゾゾゾ…とイータは寒気を感じる。

 

イータ「急に悪寒が…(なにかしら?……え?この気配…異世界の邪神!?生きてたの!?)」

マーズ「どうなさったんですか?」

イータ「大丈夫よ、気にしないで(これは、秘密裏に調査する必要があるようね…どうしようかしら、ゼノは今、いないのよね…)」

マーズ「そうですか」

 

このイータがいる場所には他の2人組がいた。

その2人は仮面を付けている。

 

???「ノートさん」

ノート「"さん"はやめろって言っただろ、ノワール」

ノワール「わかりました」

ノート「さて、"あの方"に頼まれた依頼は"アルゼノバ鉱石"を持ち帰る事だったが、どうやらここにはないみたいだな」

ノワール「ですね…先程、"ジレア様"がもう1人の女と何処かに行ったようですけど、そちらにありそうですね」

ノート「二手に分かれて行動するぞ」

ノワール「ノートはどちらに?」

ノート「俺はあの城に行ってくる」

ノワール「わかりました。私はジレア様の元へ」

 

………………………………

 

 

………………

 

 

……

 

 

 

【伝説所持者がいる世界】

 

未来から来たジレアはゼノと共にソラが持つ"アルゼノバ鉱石"を奪うためにカザナミ達がいるジュラ・テンペスト連邦国を訪れていた。

 

ジレア(未来)「おい、ゼノ。あまり、目立つ行動をするとすぐにバレるぞ」

ゼノ「あァ?テメェは俺の言うこと聞いてればいいんだよ、黙ってろ」

ジレア(未来)「ったくよ…」

 

ザザザザザ…

 

???「こっちだ」

???「ホントにこっちなの?」

???「な!?マジで居たぞ」

 

ゼノとジレアは伝説所持者達とバッタリ会ってしまった。

 

ゼノ「なんで、ここがバレてんだよ!」

ジレア(未来)「くそっ!敵にアイツがいるじゃねえか」

ゼノ「誰だよ」

ジレア(未来)「スバルだ。ナツキスバルがいる。これじゃ、裏をかいても無駄だ」

スバル「どうよ?俺の能力のおかげだろ?」

???「さすが、スバル君です」

カザナミ「やるじゃない。でも、私を巻き込むのやめて欲しいんだけど?」

天「え……嘘でしょ…」

 

ソラはゼノの姿を見た瞬間に後ずさる。

 

天「わた…し…?」

ゼノ「あぁ、体はな。中身は違うぜ?俺はイータ様の半身"Xeno"」

龍虎「は?ソラ、お前、また死ぬのか?」

天「え?そういう事になるの!?嫌だよ?!」

ゼノ「お前の肉体は言う事聞いてくれねぇんだよ、何でだろうなぁ?」

ジレア(未来)「ベラベラ喋りすぎだ!」

ゼノ「黙れ」

ジレア(未来)「チッ」

カザナミ「(もしかして、仲が悪い?)」

 

タタタタタタタ…

ザザッ!

 

ノワール「ジレア様!」

ジレア(未来)「ノワール!?なんで、ここにいる」

ゼノ「なにぃ!?お前は未来で殺したはずだ!何故、生きている」

ノワール「旬様が私達を助けてくれました」

ジレア(未来)「アイツもいるのか…心強いな」

 

ジレアは剣を持ち、ゼノの方に向き直る。

 

ジレア(未来)「ノワール!援護してくれ。コイツの精神を引き剥がす!」

ノワール「はい!」

ゼノ「ジレア、キサマァァァ、寝返ったことを後悔させてやる!いでよ、星剣ゼノバース」

 

光がゼノの周りに集まってきたが、霧散した。

 

ゼノ「なに!?どういう事だ!」

カザナミ「私も戦うわ。この新しい弓と共に」

ジレア(未来)「な…もう、この時代に顕現してたのか」

ゼノ「クックック…運がこっちにも向いてきたなぁ(だが、見た感じ覚醒はしてないようだ)」

ジレア(未来)「絶対、その弓を奪われるなよ!その"神星アルタイル"をな!」

天「え!?アレが例のアルタイルって装備!?」

カザナミ「どういうこと!?」

ジレア(未来)「それはイータの…」

ゼノ「様を付けろ!イータ様の本体なんだよ!アルタイルをよこせぇ!」

 

ゼノはカザナミに向けて、武器を取り出し襲いかかる。

ガキィィイン!

 

ジレア(未来)「させねぇよ」

ゼノ「どけぇ!ジレアァァァ!」

天「カザナミちゃん、下がって」

 

ソラがカザナミを下がらせようとして、ソラはアルタイルに触れた。

 

ドクン…

 

天「え…(もしかして…ゼノって…)」

 

バッ!とソラはゼノを見る。

 

天「(やっぱり…なんで、会った瞬間に気づけなかったの…)」

カザナミ「どうしたの?」

天「カザナミちゃん、もしかしたら行けるかもしれない!」

カザナミ「ホント?」

天「龍ちゃん!」

龍虎「どうした?」

天「アイツは"ただの冒険者"だよ。龍ちゃんが負けるわけない」

龍虎「なるほどな…なら、やる事は1つだ」

 

龍虎はソラに言われて、すぐに居合の体勢に入る。

それに気付いたジレアはゼノに気づかれない様に立ち回る。

 

ゼノ「ちっ…(もう刃こぼれしてきちまった。相手が"七星剣"なら分が悪いな。気が進まないが、奴をこの場に呼び出すしかないようだ)」

 

ゼノは詠唱を始める。

 

ジレア(未来)「(詠唱?いや、待て、この詠唱はまずい)ソラ様!この場から逃げてください!奴が来ます!」

天「え?何が来るって言うの!?」

ジレア(未来)「異世界の邪神が!」

龍虎「なにぃ!?邪神!?生きてるのか!?」

ゼノ「逃げようとしても無駄だ!もう詠唱は終わった!!"我が血肉を糧に顕現せよ!"…うっ…ぐっ…グワァァア…」

 

ゼノを中心に極大の魔法陣が現れる。

 

ジレア(未来)「くそ!」

 

ジレア(未来)が剣をゼノに振り下ろす。

が、その剣は指1本で止められてしまう。

 

???(???)「クックック…覚醒もしてない七星剣で我を切れると思っていたのか?だが、ふむ…まさか、いきなり会えるとは思ってなかったぞ」

ジレア(未来)「な!?指1本だと!?」

ノート「ジレア!コイツは邪神であり、グリードだ!」

ノワール「ノート、なんでここに!?」

ノート「奴が転送されそうになったんでな。一応、付いてきた」

天「邪神…生きてたのね…うっ…」

 

ソラは急な頭痛に合う。

 

龍虎「また、その姿か」

薙鎖(邪神)「この肉体はゼノの物か…通りで馴染む」

龍虎「おい、ソラ!お前、身体が透けてるぞ!?」

 

龍虎の言葉でソラは自分の身体を確認する。

ソラの身体は若干だが透けていた。

 

薙鎖(邪神)「魂が我の元に戻ろうとしてるに過ぎない。さぁ、我と1つになれ、ソラ」

天「断るに決まってるでしょ!」

カザナミ「ソラちゃん!」

 

カザナミがソラにアルタイルを差し出す。

 

天「うん!任せて!」

 

ソラがアルタイルをカザナミから受け取ると、アルタイルが光だし、異次元から永久の聖剣、永久の森弓、永久の神杖、永久の鬼槍、永久の乱爪が現れる。

 

天「(私の想いに応えて"アルタイル")」

 

カザナミの凱帝スナイパー、ジレア(未来)の七星剣も共に光り出す。

 

薙鎖(邪神)「これはまさか、3つの世界の共鳴現象か!?させぬ!させてたまるかぁ!」

ノート「おっとぉ、邪魔だては困りますよ」

薙鎖(邪神)「な!?その仮面、まさか、"アーサー・レイウィン"!?何故生きている!?」

 

シュン!

ガッ!

 

ノワール「あれ?首を狙ったつもりだったのに」

アーサー「ちゃんと狙えよ」

薙鎖(邪神)「その程度の攻撃が我に通じると思って…な!?貴様は"セレナ・ヴァイオレット"」

セレナ「あら?バレちゃった?じゃあ、この仮面もいらないわね」

アーサー「おい、ジレア」

ジレア(未来)「なんだ?」

アーサー「呼び出せそうか?アイツを」

ジレア(未来)「わからんが、この共鳴は1度見てる。確実にこの場に集まる」

???「誰を呼び出す気なんだ?」

セレナ「え?いつこちらに来てたんですか?旬様」

旬「さっきだ。少し危なそうだったんでな」

ジレア(未来)「おい、旬。アレ、どうしたらいいと思う?」

 

ジレア(未来)は水篠に邪神を指差し言う。

 

旬「イータの場所は?」

アーサー「僕とセレナが知ってる」

旬「実は俺もこっちには三体しか連れて来れなかったから、戦力は補充しなきゃならん」

アーサー「ちなみにその三体って?」

旬「まぁ、追追教えてやるよ。出てこい、イグリット」

 

水篠の影から騎士が出てくる。

 

旬「奴の相手をしてやれ」

 

イグリットは小さく頷くと邪神目掛けて走り出す。

 

ガキィィィン!!

 

薙鎖(邪神)「グゥ?!(流石に重い!)」

 

共鳴現象により、ソラの周りに魔法陣が6つ現れる。

 

【同時刻、ある場所にて】

 

《集え》

 

疾虎「姉貴、今の、聞こえたか?」

竜姫「えぇ、"集え"って」

DIT『なんだ?俺には何も聞こえなかったぞ?』

疾虎「DITさん、下に降りていただけますか?」

DIT『お、おう』

 

DITは着陸し、戦闘機modeを解除した。

 

疾虎「姉貴!」

竜姫「えぇ!」

 

疾虎と竜姫は刀を十字に交差させた後、地面に突き刺した。すると、魔法陣が現れ、二本の刀は消えた。

 

【同時刻、ジュラ・テンペスト連邦国(医療室)にて】

 

《集え》

 

ΕΛΠΙΣ「え?今の何?」

ユウカ「どうしたんですか?」

ΕΛΠΙΣ「今の"集え"って言葉、聞こえなかったの?」

ユウカ「私には何も…ルリさんは聞こえました?」

ルリ「私も何も聞こえなかったよ。もしかして、それ、じゃない?」

 

ルリはコズミックブラスターを指差す。

 

ΕΛΠΙΣ「外に出てみる」

 

ΕΛΠΙΣは建物の外に出ると双銃が光り出した。

 

ΕΛΠΙΣ「うん、わかった。行っておいで」

 

ΕΛΠΙΣが呼びかけると魔法陣が現れ、コズミックは魔法陣に消えていった。

 

【同時刻、エンディミオン王女の拠点】

 

《集え》

 

漣猫「え?」

王女「どうしたの?」

ジレア「なんだ、これ!?グレイルが光り出したぞ」

王女「これはまさか、星々の共鳴現象!?ジル、ブラッドを呼んできなさい」

ジレア「わかった」

 

ブラッドはジレアに呼ばれ、王女の元へ

 

ブラッド「どうしたんですか?もしかして、さっきの"集え"は王女様の声だったんですか?」

王女「ブラッド、貴方、刀は?」

ブラッド「送り出しましたよ」

王女「え?猫ちゃん、それはまだ」

漣猫「え?あ…ごめんなさい!今、魔法陣の中に」

 

ジジジジジ……

呼ビ出シニ応ジマス

 

ビックバンの電子音が聞こえたと思ったら、魔法陣が現れ、すぐに魔法陣が消える。

 

【伝説所持者がいる世界】

 

ソラの周りの魔法陣から6つの装備が現れる。

 

天「カザナミちゃん、この力を抑え込むには貴女の弓の力も必要だから、手伝って!」

カザナミ「わかったわ!」

 

その瞬間、カザナミの首元に掛けていた弥生のペンダントが輝き出す。

 

《精神世界》

 

カザナミ「ここは?」

天「わからない…けど、わかる気がする」

???「使う時が来たみたいだね、カザナミちゃん」

カザナミ「あ…あぁ…弥生ちゃん!」

 

カザナミが振り返った先に居たのは、弥生だった。

 

弥生「ごめんね、こんな形で」

カザナミ「いいの。会えたなら、それで!」

弥生「貴女がソラさんね。カザナミちゃんに決心させてくれてありがとう」

天「ここで出てきたって事は、助けてくれるって事?」

弥生「そうなるわね。私は吸収されそうになった時にこのペンダントに私の能力を込めた。カザナミちゃん、ソラさん、私の能力を使って!そして、勝利するのよ!」

 

to be continue…

 

次回:新章突入!ソラの周りに顕現した五芒星の装備達。ソラとカザナミ、そして、弥生の協力により、奇跡の装備が現れる。




今回登場した装備

・永久シリーズ…聖剣、森弓、神杖、乱爪、鬼槍からなるソラが作成した永久の冒険者の専用装備。ソラしか使えない。

・星剣ゼノバース…顕現はしなかったが、ゼノが持つ最強の剣。

今回登場した人物

薙鎖(邪神)…20年前に七大悪魔を作った張本人で、七大悪魔"グリード"を記憶を消去して、演じていた。ソラに倒された事で記憶が呼び覚まされた。

アーサー・レイウィン(ノート)…漫画「最強の王様、2度目の人生はどうする?」からの参戦。未来のジレアの仲間の1人でジレアと同格の存在。

セレナ・ヴァイオレット(ノワール)…漫画「元暗殺者、転生して貴族の令嬢になりました。」からの参戦。未来のジレアの仲間の1人でジレアやアーサーを様付けするところから同格ではない。

水篠旬…漫画「俺だけレベルアップな件」からの参戦。未来のジレアやアーサーとは同格の存在。影からイグリットという騎士を召喚する。

ナツキ・スバル…「Re:ゼロから始める異世界生活」からの参戦。

レム…「Re:ゼロから始める異世界生活」からの参戦。スバルの護衛としての登場の為、戦闘シーンは無い。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。