九英雄と五芒星~転生剣士と九つの星々-NEXT WORLD-~ 作:弥生の一矢
イータside
イータ ベガ ???(邪神) カノン kuma ひよこ ましろ DIT 龍虎 ??? ??? ???
九英雄side
ソラ ΕΛΠΙΣ ましろ DIT 龍虎 竜姫 疾虎
伝説所持者side
カザナミ
※イータsideのメンバーは『』でまとめています
あれからソラはカザナミの世界の拠点に戻り、リムルから聞いた話とあの時に未来の王女が使用した詠唱を思い出していた。
天「あの時、Altair=CEROを呼ぶのに未来の王女は詠唱みたいなのを唱えてた。一応、全文は覚えてるけど…」
ブツブツと色々な事を考えながら、建物内を歩き回っていた。
天「未来の私が言うには私しか使えないアルタイルと言ってた。王女が使ってたけど…」
ゴツン!
天「いったぁぁ……何よ、こんなとこに………あ…」
カザナミ「痛いじゃないの……って、ソラさんじゃない」
天「考え事してたら、気づかなかったごめん、カザナミさん」
カザナミ「良いわ、私も考え事してたからおあいこよ」
天「あの…」カザナミ「ねぇ…」
2人は同時に話始めようとする。
天「どうぞ」カザナミ「話して」
天「カザナミさんからどうぞ」
カザナミ「しょうがないわね。考え事ってアルタイルのこと?」
天「そうですね。Altair=CEROについて考えてました」
カザナミ「未来の王女が使ってたやつね。効果的にはアルタイル武器の効果を無効化してたように見えたけど」
天「アレはAltair=CEROの能力では無いと思います」
カザナミ「そうなの?」
天「はい。アレは称号"ゲームマスター"の能力です。この効果は対峙した五芒星及び私が作った装備の効果を無効化する効果を持ちます」
カザナミ「え?って事は、敵側がこの称号を持ってたら…」
天「はい…間違いなく負けます…」
カザナミ「対策はあるの?」
カザナミのその言葉にソラは俯く。
まだ、対処法は見つかっていなかったが、永遠の冒険者ではなくGM-ゲームマスター-になれば、何か変わると思っていた。
その頃、異次元に拠点を作ったイータ率いる星の軍勢は未来からの増援を迎えていた。
???『ここが過去の世界かぁ』
イータ「そうよ、どう?」
???『空気が美味いな。あっちは血の匂いしかしないもんな』
邪神「ほう…それは興味深いな」
???『ゼノかと思ったけど、邪神だったんだ』
ベガ「"シュウガ"来るの遅くない?」
シュウガ?『そうは言ってもタイムマシンが壊れてたんだよ!』
???『イータちゃん、こっちの世界にはまだこの肉体の子達いるのよね?』
イータ「えぇ、貴女達には星の名前で名乗ってて欲しいの。シリウス、アルファルド、フォーマルハウト」
シリウス(シュウガ)『あぁ、わかった』
フォーマル(ルリ)『うん!わかった』
アル(ローゼン)『あぁ、わかったぜ』
一方その頃、現代にホムンクルスとして召喚された未来の八英雄の内、kuma、ひよこ、ましろの3名はDITに戦闘機に変身してもらい、ある場所に移動していた。
ましろ『まだ着かなそうか?DIT』
DIT『あぁ、今、ミナウラ上空だ』
ドドドドド!!
DIT『チッ』
ましろ『うおっ、お、おい!急に旋回すんな』
kuma『下見て!』
ひよこ『アレはこの時代のましろ?』
時間は少し戻る。
ΕΛΠΙΣ、ましろ、DITの3名はミナウラの異次元への洞窟を抜けてきていた。
ΕΛΠΙΣ「ソラちゃんは今もカザナミちゃんの屋敷かぁ…」
DIT「そう、卑下になるな」
ましろ「あぁなったソラは納得するまでずっといると思うよ……ん?」
DIT「どした?ましろ」
ましろが空を見ながら、首を傾げる。
ましろ「今日、蒼は何してる?」
DIT「蒼斬か?ギルドで事務作業だ。それがどうしたんだ?」
ましろ「って事は、アレはお前でも蒼でも無いって事だよな?」
ましろは上空を指差す。
そこには戦闘機が飛んでいる。
DIT「アレは…俺の戦闘機…か?」
ましろ「DIT、この死角からアイツに槍を飛ばして避けられたら…」
DIT「あぁ、なるほどな…わかった。set:quintet」
ΕΛΠΙΣ「え?え?どうしたの!?2人とも」
ましろ「エル、アレが見える?」
ΕΛΠΙΣは目を凝らして上空を見る。
ΕΛΠΙΣ「DITさんの戦闘機?でも、どうして、上空に?」
ましろ「それを今から確かめる!いけ!DIT」
ドドドドド!!
スカッ
ましろ「アイツ、避けやがった」
DIT「む?あの方向は…ましろ、ΕΛΠΙΣ、乗り込め!」
DIT『おい、ましろ!なんだ、さっきの槍は!?』
ましろ『知るかよ。とりあえず、今は分が悪い。逃げるぞ』
kuma『え?逃げるの?倒せばいいじゃない』
ひよこ『kumaちゃん、その武器使いこなせるようになったの?』
kuma『あ…なってない』
DIT『飛ばすぞ!舌噛むなよ?!』
キュィィィイン
ドオォォォ!
DIT「なっ!?なんてスピードだ」
ましろ「スキルで補助するよ、ΕΛΠΙΣ」
ΕΛΠΙΣ「うん、わかった」
未来のDITのスピードにDITはましろとΕΛΠΙΣの2人の補助でギリギリ追いつける程度だったが、未来のDITはブランクなのか、徐々にスピードが落ちてくる。
DIT『くっ…久々の全開飛行はきつい』
ましろ『そこはやはり現役との差はあるな』
DIT「止まれ!それ以上、進むようなら撃ち落とすぞ!」
DIT『素直に止まってやる義理はねぇよ!』
ΕΛΠΙΣ「え?今の声…」
DIT「まさか、未来の俺なのか?」
未来のDITがサテリカ近くに不時着し、中から3人が出てくる。
それを見たDIT、ましろ、ΕΛΠΙΣは驚愕する。
DIT『よく俺のスピードについてこれたもんだ』
DIT「やっぱり俺なのか」
DIT『あぁ、そうだ。俺らは数年後にイータ達に負けた九英雄のホムンクルスだ』
ましろ「ホムンクルス!?」
ましろ『そう、だからって、お前らの味方は出来ないぜ?俺らのマスターはあの邪神だ。逆らえねぇ』
ΕΛΠΙΣ「でも、エンシェントヒールを使えば…」
kuma『無駄だよ、エル。こっちにもエルはいる。試さない訳ないでしょ』
ΕΛΠΙΣ「そんな…こんなのってないよ」
ひよこ『そうね。貴女たちが負ければ、私たちは消える』
ΕΛΠΙΣ「なにか…なにか、助ける方法はないの!?」
DIT『お前は変わらないな、ΕΛΠΙΣ。すまないが、方法は無い。あるとすればソラだ』
DIT「ソラがなんだと言うんだ」
DIT『俺らのソラは未覚醒でイータに挑んだから負けた。だが、今のソラなら』
未来のましろ、DIT、kuma、ひよこが頭を抱える。
ましろ『ぐっ…どうやら時間切れのようだ』
DIT『ソラに伝えろ。GMになれって』
DIT「ゲームマスター?なんだそれは」
kuma『私らのスキルを全て使える。それがゲームマスターって職。永遠の冒険者は見習い職だから』
ましろ「どうやってなれる」
ひよこ『私が聞いた限りだと…うっ…』
ましろ『無理するな、ひよこ。称号GMを持った状態で王女側とこっち側の全ての職に会うことだ』
シュワァァァア
ガシャン
DIT『ちっ』
バシュン、シュン、シュン
キュイィイン
ドゴォォォオ!!
DIT「未来の俺らが敵ってことになるのか?」
ΕΛΠΙΣ「私、やだよ、みんなと戦うの」
ましろ「とりあえず、ソラに今のことを伝えるぞ。飛べるか?DIT」
DIT「あぁ、行こう」
一方その頃、ミナウラ辺りを散策していた竜姫、疾虎、龍虎の3名はある者に会ってた。
疾虎「姉貴、オーラ出しすぎだ」
竜姫「私、出してないよ!疾虎でしょ」
???『それは自分が原因だ。すまんな』
龍虎「な!?自分…だと!?」
そこに立っていたのは少し背が高い龍虎だった。
龍虎『この時代では姫と疾は健在なのか。元気か?』
竜姫「やっぱりお兄様なんですか?」
龍虎「この禍々しいオーラはなんだ?」
龍虎『すまんな、このオーラは自分ではどうする事もできないんだ。そうだ、自己紹介がまだだったな。自分は数年後にイータに負けた九英雄のホムンクルスだ』
疾虎「ホムンクルスだって!?俺らと同じってことか。でも、誰が作って…」
龍虎「邪神だな?」
龍虎『あぁ、今はプルートと名乗ってるぞ。だから、敵になるのは確実だ』
龍虎「八英雄は全員いると考えていいんだな?」
龍虎『あぁ、その考えで構わない』
未来の龍虎と龍虎達が話をしていると後ろから話しかけられる。
???『何をしているんです?龍虎』
龍虎『カノン!?何故、ここにいる!?』
龍虎「カノン?見た感じ、王女にそっくりだが」
カノン『貴方はこの時代の八英雄ですね?私はプルート様に仕えるホムンクルスです。以後よろしくお願いします。ほら、龍虎行くわよ』
龍虎『おい、引っ張るなよ』
未来の龍虎はカノンに手を引っ張られながら、アマヅキ城の方角に歩いていく。
龍虎『最後に伝えとく!自分らの中で1番強いのはこのカノンだ!!』
カノン『しゃべりすぎです!!』
未来の龍虎がそれを伝えるとカノンの能力なのか、姿が消える。
龍虎「あの王女のホムンクルスが、1番強いだって?全然見えなかったぞ」
竜姫「ですが、お兄様、あのカノンという子、隙がなかった」
疾虎「あぁ、五芒星の刀が危険信号を送る程だ」
龍虎「それは相当だな。とりあえず、ソラの元に戻るぞ」
竜姫&疾虎「「はい!」」
龍虎と2人は急いで、ゲートを通って、カザナミ達の世界に渡った。
to be continue…
次回:龍虎やDITの話で敵の情報が入る。その敵はなんと未来の自分達だった。
永遠の冒険者の本職である【GM】の転職方法が未来の八英雄によって明らかになりました。今後、ソラはきっとGMになります