九英雄と五芒星~転生剣士と九つの星々-NEXT WORLD-~ 作:弥生の一矢
九英雄side
DIT ましろ ΕΛΠΙΣ ひよこ ソラ シロ kuma よもぎ 龍虎
イータside
DIT ましろ ΕΛΠΙΣ ひよこ シロ kuma よもぎ 龍虎 カノン プルート
※イータsideのイータ以外は『』で会話します。
王女side
王女 ブラット 彗星蘭 ジレア 天狼 漣猫 水篠旬 アーサー セレナ 冬夜時雨 ジレア(未来)
ミナウラから帰ってきた龍虎はカノンに怒られながら、八英雄の拠点に到着する。
カノン『何であんなこと言ったんですか!言う必要ないでしょう!わかってるんですか!?龍虎』
龍虎『アイツらの戦力なんてたかが知れてる』
カノン『そういう問題じゃないんです!こちらだって作戦があるんですよ!?』
DIT『すまん、俺らも昔の俺らに会っちまった』
ましろ『あぁ、俺らが知らないスキルを使ってたぜ?』
ΕΛΠΙΣ『え?DITさん、誰とあったんです?』
DIT『俺、ましろ、エルだ』
ΕΛΠΙΣ『昔の私ですか。きっと、戦いたくないとか甘い考えなんでしょうね…』
DIT『あぁ、だが、あの槍、どこで手に入れたんだ?』
ましろ『わからねぇが、奴らは九英雄の装備も使ってる。もしかすると、ソラが作ったその装備に槍が隠されてるのかもな』
シロ『ウチらの装備は壊されてもうたし、新たに作る言うても、ウチらにその技術はない』
トコトコトコトコ
すたすたすたすた
カツカツカツカツ
kuma『いつまでそんな事気にしてるの?』
ひよこ『そうだよ。私たちが昔の私たちに負けてみてよ。私、恥ずかしくて』
よもぎ『いやいや!負けたら消えるよ?ひよこ』
DIT『どうやら、アイツらは俺らとは少し違うみたいだ』
kuma『どういうこと?ソラちゃのおかげで4次職になれたじゃん』
ましろ『俺やシロ、龍虎は違うんだよ。ソラへの怒りで4次職に覚醒してるんだが、この時代の俺らは、全員、1度、4次職を失ってるらしいんだ』
ひよこ『失ってるってどういう事よ』
ましろ『1度、ソラと薙鎖の記憶をソラが消して、4次職を封印したらしい』
DIT『つまりは1度、3次に戻されてるから、俺らより4次職を知っていると言う事か』
よもぎ『だけど、邪神の話だと、師匠の存在が消えると記憶にまで影響して、4次職じゃなくなるって』
シロ『ウチらもアイツが生きてたら、こうなって無かったんやろな』
DIT『なんだ?寂しいのか?お前らしくないな、シロ』
シロ『ウチをからかってええのは、アイツだけや!う…ウチは…』
カノン『なに仲間割れしてるんですか!?シロさん、大丈夫ですか?もう!DITさん、いじめちゃダメじゃないですか!』
DIT『すまんすまん』
八英雄の拠点のドアが勢いよく開き、邪神が入ってくる。
プルート『おい、まずいぞ!』
カノン『どうしたのですか?マスター』
プルート「アイツが、ソラが、王女に接触するらしい』
カノン『えぇぇ!?いきなり作戦が破綻してますよ!?』
プルート『誰か変なこと話したんじゃないだろうか?!』
DIT、ましろ、kuma、ひよこはそっぽを向く。
プルート『おい!DIT!それは裏切り行為だぞ?!』
DIT『はっ……何言ってやがる。俺らはその身体の本来の持ち主と組んでたんだぜ?お前とじゃねえんだよ!!』
プルート『キッサマァァァァア!!』
カノンが邪神を止める。
カノン『マスター!待ってください!』
プルート『なぜ止める!カノン!!』
カノン『私が必ずソラを倒します!』
一方、その頃、天は八英雄を招集していた。
DIT「久しぶりだな、シロ。今はどの辺に陣取ってるんだ?」
シロ「ん?せやなぁ…バイルーンの街やな」
DIT「あんなボロボロの所にか?」
シロ「何言ってるんや!綺麗な方や!」
DIT「過去世界に入り浸ってんのか!?」
シロ「それのどこが悪いんや!?」
DITとシロが口論をしている横で、kuma、ソラ、ΕΛΠΙΣは情報を整理していた。
天「エルちゃん、会ったのは4人だったのね?」
ΕΛΠΙΣ「うん。kumaちゃん、DITさん、ましろさん、ひよこさんの4人」
天「変わったところは何処かあった?」
ΕΛΠΙΣ「ソラちゃんが居ないって言ってた。ねぇ、ソラちゃん居なくなっちゃうの?」
天「私がいなくなったら、4次職使えなくなるわよ?困らない?」
ΕΛΠΙΣ「それは困る!絶対守るからね?!」
kuma「何、脱線してるのさ。4次職を集めるんでしょ?王国に行かないとダメってことだよね?」
天「ごめんごめん。間違いなく、王女達に協力してもらわないといけないと思う」
ましろ「龍が向こうの冬夜ってやつと連絡を取ってるらしいけど、上手くいってるようには見えないんだよね」
天「どお?龍ちゃん」
龍虎は冬夜時雨に連絡を入れている。
龍虎「あぁ?だからぁ、会わせて欲しいだけだって言ってんだよ!」
冬夜『知らねぇよ。何が目的だ?こっちはこっちで修行があんだ。連絡してくんな』
ブラッド『おい、誰と話してるんだ?』
冬夜『あぁ?天空姫のところの侍だ』
天「聞こえたわよ!?その呼び方してるの誰よ!?」
ブラッド『うおっ?!マジだわ。いいぜ?取り合ってやるよ』
冬夜『おい!何勝手に決めてんだよ。姫様は忙しいだろうが!』
王女『冬夜、どうしたのぉ?あら?ソラさんじゃない。どうしたの?』
天「あ!ミオンちゃん、ゲームマスターになれる条件が分かったんだけど…」
王女『ホントですか!?』
冬夜『それを早く言えよ。来ていいぜ』
ブラッド『アレを忘れんなよ?五芒星の装備な?』
天「え?関係あるの?」
王女『はい。五芒星の装備が揃ってる事とおそらく貴女方が知ってる事が必要と思われます』
天「じゃあ、カザナミさんと竜姫と疾虎も連れていかないとダメね」
王女『カザナミさんはダメよ』
天「え?なんかあるの?」
王女『あの人は連れてきちゃダメ。あの人の闇の部分が危険なのよ。詳しい事はこっちで話すからとにかくカザナミさんには話さないで来てくれる?』
天「あ、うん、わかった。そしたら、龍ちゃん、竜姫と疾虎に連絡入れて来てもらって」
王女『ある座標に異世界用の異次元ホールを開くから、そこから王城に来てね』
天「ありがとね、またね」
連絡が取れて、ホッとしたがソラには新たな疑問が生まれた。
天「(カザナミさんが危険?どういう事だろう?あんな優しい人が?もしかして、敵にカザナミさんの体を乗っ取った奴がいる?)」
一方、その頃、王女側ではある話が上がっていた。
アーサー「懸命な判断だったよ。イータ側のメンバーにカザナミ、シュウガ、ローゼン、ルリの4名が居た。おそらく、精神は本人ではないが、カザナミの記憶にGMの件を残すと今後困ることになるかもしれないからな」
水篠「俺らはこれから別行動を取り、イータ側の戦力を調査しに行くぞ」
セレナ「はい!旬さん」
王女「冬夜、ブラッド。未来の八英雄について調べてもらえない?」
冬夜「はっ!かしこまりました!」
ブラッド「アレ持っていくけど問題ないか?」
冬夜「異世界転送装置か?いるか?」
ブラッド「いざって時用にだよ」
それから数時間後、ソラ達はエーリス王国の王城に足を踏み入れた。
天「ここがエーリス王国なのね」
王女「はい。1度、グリードに破壊されましたが、ここまで再建できたのはみんなのおかげなんです」
天「いい家臣を持ったわね。それで、先に疑問を解消したいのだけど、カザナミさんが敵になるって事?」
王女「それに関しては未来のことなのでわかりません。しかし、敵側にカザナミさん、シュウガさん、ローゼンさん、ルリさんの4名がいるそうです」
天「そうね。いるでしょうね」
王女「驚かないんですね」
天「私が敵になってるのよ?それに龍ちゃんが、貴女のホムンクルスに会ったそうよ」
王女「私の!?イータだけじゃなく!?」
天「カノンっていうらしいの。知ってる?」
龍虎「見た目は…そうだな…未来の王女。その者だ」
王女「つまり、敵側に私が2人居るってことですね」
天「ミオンちゃん、情報整理はあとにして、私が知ってる条件を教えるわ」
王女「わかりました。私も五芒星の装備の所持者、ならびに私の家臣をお呼びしました」
ソラは永久の聖剣を取り出し、瞳を閉じて、語りかける。
天「ここに集いし、五芒星の眷属達よ。GMの称号を持ち、アルタイルに見出されし者に新たな力と知恵を与えよ」
ソラの周りに魔法陣が現れ、他の永久シリーズの武器たちが現れる。
そこに五芒星の眷属となっているブラッド、漣猫、竜姫と疾虎、ΕΛΠΙΣと詩、天狼飛輪が周りに立ち、五芒星の装備を掲げる。
残りのメンバーはその更に周りに立つ。
ソラの周りの魔法陣が拡がり、全員が中に入り切ると永久の聖剣に他の永久シリーズが吸収されていく。
ソラが瞳を開けると、ソラの眼に七つの輝きが宿る。
魔法陣が消えるとソラと五芒星の眷属の"8人"は力無く座り込む。
ブラッド「はぁ…はぁ…はぁ…」
漣猫「うっ…くっ」
竜姫「ふぅぅぅ…」
疾虎「姉さん、大丈夫か?」
詩「ΕΛΠΙΣさん」
ΕΛΠΙΣ「うん。疲れてる場合じゃないね」
天狼「(こんな疲れるものだったんだ)」
ジレア「ぐっ…くぅぅ…俺も含まれんのかよ」
ΕΛΠΙΣ & 詩
「「エンシェントヒール」」
天「ありが…と…う…エルちゃ…ん…」
バタッ
DIT「ソラ!」
kuma「大丈夫そう?」
DIT「あぁ、意識を失っただけみたいだ」
王女「なるほど、これがGMの転職方法。称号と言いましたよね?それってどう手に入れますの?」
DIT「すまん、俺らにはわからねぇんだ。ただ、全ての職の知識は必要みたいな事を獄に聞いたことはある」
王女「獄というのは?」
ましろ「ソラのホムンクルスだよ。詩さんとかもソラが作ったホムンクルスだけど、獄は特別なんだ」
ジレア「ふぅ…姫、好奇心に負けてますよ」
王女「ハッ!!すみません、つい…では、ソラさんを休ませないとダメですね。こちらに来てください」
王女はソラ達を客間に通すとそれぞれに部屋を用意したのだった。
to be continue…
次回:ソラが目覚めたのはベットの上だった。目覚めたソラは王女に共闘の話を持ちかける。