九英雄と五芒星~転生剣士と九つの星々-NEXT WORLD-~ 作:弥生の一矢
九英雄side
ソラ DIT 龍虎 ひよこ よもぎ
王女side
王女 アーサー セレナ 水篠旬
イータside
ベガ(伝説の意志) カノン イータ プルート シリウス フォーマルハウト アルファルド ベガ
第43話 真ナル権ノ証 【真】Altair=LEGEND
ドゴォォォオン!
ベガ『ウグゥ?!(何故だ!?何故!攻撃が当たらない!)』
天「真面目にやってよ…フッ」
ソラは明後日の方向に剣を振るう。
ガキィン!
カノン『なっ!?』
天「攻撃の仕方は間違ってないよ。でも、相手が悪い」
カノン『今のは死角のはずです!』
天「視えてるって言ったじゃない」
タッタッタッ
シュン!
ひよこ「すごい音したけど、どうしたの!?」
よもぎ「あ!師匠、起きたんですね」
水篠「姫さん、無事か?」
王女「えぇ、私は問題ないわ。敵に侵入されたくらいよ」
水篠「アート、セレナ、奴は?」
セレナ「ベガというらしいです」
アーサー「カザナミ、シュウガ、ローゼン、ルリの合体態だ」
水篠「アレがベガか…もう一人はカノンだろ?イータではないのか」
天「へぇ…知ってんだ?もうちょっと情報あったりする?」
水篠「ん?戦ってなくて大丈夫なのか?」
旬が敵側を見ると地面にカノンとベガが這いつくばっている。
水篠「大丈夫そうだな。トドメは刺さなくていいのか?」
カノン『うぅ…くっ(こんなに差があるなんて……甘く見ていた。まさか、こんなに覚醒したソラが強いなんて…)』
ベガ『(もう少し力を解放したら意識が飛びかねないよ?でも、それもアリじゃないか?ただ、カノンが邪魔だわ。なら、わかってるな?えぇ!)skill:強制転移発動!』
カノン『それは!?待ってくだs…』
カノンの下に魔法陣が現れる。
カノンが何かを言う前に消えてしまう。
天「あぁ!!油断したァ!」
DIT「ソラ、言っただろ。油断するなって」
天「圧倒しちゃったから、つい…」
ゴゴゴゴゴゴ…
ベガ『邪魔者はいなくなった。もう抑える必要はない。アルタイル、我を飲み込め』
ベガが武器や防具に飲み込まれ、液体状になると、再度、形を形成していく。
そこに現れたのは、異形と化したベガだったが、ソラにはソラが手招きしているように見えてしまう。
天「え!?私!?」
DIT「(何を言ってるんだ?ソラにはアレがソラ自身に見えているのか?)」
天?『我らはアルタイル。お前は我らの一部だ』
天「はい…(え?何?吸い込まれる!?体が勝手に近づいていく!?止まって!!)」
DIT「ソラ!それはお前じゃねぇぞ!」
天「え?DITさん?はっ!私はそれを拒絶する!!」
ソラが何かを払い除ける動きをすると、バシィン!と何かが切れる音がする。
ベガ『チィッ…飲み込まれていればいいものを…』
天「残念だったわね。その能力、厄介ね。私もこの力を使うことにするわ」
ソラは懐からある物を取り出す。
天「懐かしいと思わない?」
龍虎「限界突破薬か?今のお前には荷が重すぎだ。やめろ!」
天「飲まないと出せないの」
ひよこ「何を出すの?」
天「アレ」
ソラはベガの手元を指差す。
ベガ『!?貴様、模倣する気か!?』
天「模倣?何言ってるの?」
ゴクッゴクッゴクッ
天「神帝スナイパー!この世界の伝説所持者の力を借りて変化せよ!」
ソラの手元の虹色の弓がグニュウと形を再形成する。
天「魂変換【真】発動!skill:因子選択【真】発動!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ソラは魂変換で聖剣士魂、狙撃手魂、魔導士魂、司教士魂を選ぶ。
さらに、パラディン因子、スナイパー因子、ハイウィザード因子、ビショップ因子を選択する。
天「いでよ!【真】Altair=LEGEND!」
ベガ『なぁにぃ!?(形状は全く同じ…なのに、威圧が違う!しかも、それを一人で再現しているだと!?)』
天「(くぅぅ…キッツぅ…やっぱり、限界突破薬はきついなぁ)どぉ?これで、貴女よりさらに上になったわよ?」
ソラは冷や汗を垂らしながら言う。
ベガ『フッ…バカにするな。限界突破薬の効果が切れれば、こちらの勝ちは確定しているようなもの』
天「ざーんねん。コレ、私が作ったものだから、改良版で、効果時間は貴女を倒すのに充分お釣りが来るわよ?(ホントはさっさと倒さないと私が危ないけど…)」
ベガ『チッ』
天「はぁ…はぁ…」
ベガ『くっくっくっ、なぁにがお釣りが来るだ?明らかに様子がおかしいじゃねえか』
天「(くぅ~…マジでキツイぃ…)」
ベガ『む?なんだ?何かがおかしい』
ベガの異形の姿からは徐々にオーラが小さくなっていた。
天「(気づかれたかしら?コズミックブラスターの能力の模倣だけど、上手くいってるみたい)」
ベガ『う…ぐ…(な、なんだ、急に力が…)き、貴様ァ!我に何をしたぁ!?』
天「なぁんも?」
ソラの手に持つAltair=LEGENDは銃系統の形に変化している。
天「Re:CHARGE AURA ALTAIR」
ベガ『グゥ!?』
ソラが銃をX字に組み、唱えた言葉に反応するようにベガからオーラが吸われていく。
ベガ『グガァァア』
ブブブブブ…
バシーン!!
ベガは合成していられるだけのオーラを失ってしまい、シリウス、フォーマルハウト、アルファルドと分離した。
空かさず、ソラはその三体の持つ伝説武器を奪いに動く。
シリウス『なっ!?』
天「その武器、返してもらうわよ?」
ドゴッ!ド、ド、ド!
シリウス『うぐっ!』
フォーマル『はぅっ!』
アル『うげっ!』
伝説武器を取られた三体はみるみる体が萎れていく。
ベガ『ぐっ…貴様ぁ!返せ!』
ベガの姿も徐々にカザナミとは違う存在へと変わっていく。
天「やっぱりね。合体直後からなんかおかしいとは思ってたけど、伝説武器が生命維持装置みたいな役割を持ってたのね。これで、貴女達を仕留めれるわ」
ベガがシリウス達の方に目をやると、もう既に萎れて人ならざるものへと変わって、事切れている。
天「貴女は四体同心のアルタイル。魂を4分割してカザナミさん達を乗っ取った。でも、それが間違いよ。時間経過によって、魂は4つに分かたれてしまった」
ベガ『くそっ!ゼノが倒されてから、全てが狂わされた!』
天「それが貴女の敗因よ。潔く、散りなさい」
ベガ『貴様ァ!貴様ァァァ!!』
天「最期はこのスキルで」
ソラは弓の形状に戻す。
天「未来のカザナミさんの無念を晴らせ!!【凱轟】」
ソラの放った矢は天高く登り、そこから無数の矢となりて、ベガを襲った。
ベガやシリウス達は塵になるまで消滅した。
気を抜いたソラは膝を着いてしまう。
天「うっ!?」
ガクッ
ソラの全身に激痛が走る。
頭を抑えて、痛みに耐えれず叫んでしまう。
天「うわぁぁぁあ!?!?」
龍虎「おい!どうした!?」
DIT「くそっ!言わんこっちゃない!ひよこ、よもぎ!ΕΛΠΙΣを呼んでこい!」
ひよこ「うん、わかった!行くよ、よもぎ」
よもぎ「うん!」
天「くぅぅぅう……(痛ったぁい!!)」
DIT「お前、どんな改良の仕方したんだ。シロに怒られろ」
天「あはは…痛っ…くぅぅ…」
王女「まさか一人であの者を圧倒するなんて(これは少し困りました。まさか、五芒星の装備を根こそぎ奪われるなんて、計画が全てパァになってしまいます)」
天「あ!そうだった。ミオンちゃん、貴女の職は"オールラウンドアサルト"よ。まだ、覚醒してないから条件はわからないけどね」
王女「(オールラウンドアサルト…)教えてくれてありがとうございます」
その後、ΕΛΠΙΣが到着し、ソラを回復した。
ソラはシロにも濃っ酷く叱られる。
一方、その頃、イータの軍勢の拠点に強制的に戻らされたカノンは項垂れていた。
カノン『あぁぁぁあ!!』
プルート『おい!どうした!?何故、カノンがここにいる!?ベガはどうした!?』
カノン『私は強制転移で戻らされました』
イータ「な…に…!?まさか、また!?」
プルート『奴は…ソラは?』
カノン『手遅れでした。GMに覚醒して、私と合体したベガの2人を圧倒しました』
プルート『だが、カノン。お前もGMのはずだ。対等にやりあえるはずだ』
カノン『(ソラの言った通りだ。私の職はマスターには把握されてないんだ)』
イータ「ハッ!?この感覚……ソラァァァ!!ゼノに引き続き、ベガまでも…」
ゴゴゴゴゴ…
イータの周りの小石がカタカタと浮き始める。
プルート『イータ、落ち着け!』
イータ「落ち着いていられると思ってんのか!貴様ァ!!」
イータの周りの死の支配者がさらに5体増える。
カノン『うっ!?』
カノンの脳裏にある記憶が流れ込む。
それはかつての王女の記憶である。
カノン『(私はオールラウンドアサルトという職だったのか…なんだろう?職が分かった途端、今までの体たらくが馬鹿みたいに思えてきた)』
to be continue…
次回:覚醒したソラはカザナミの元へ向かう。そこで目にしたのはまさかの…。
EXスキル
☆魂変換【真】
ソラが魂変換を改良したスキル。今のソラには使用できず、ソラが作った限界突破薬を飲むことで使うことができる。職を4つまで宣言する事で同時にその4つの職になれる。
☆因子選択【真】
ソラが限界突破薬を使用したことで進化した今は使えない因子選択。合計8つまで因子を指定して使用することができ、4次職を2種類まで同時に発動できる。
☆凱轟
【真】Altair=LEGENDのスキルで、凱旋などの上位互換。内容は凱旋と同じだが、避けても当たり、敵に関わる全てに当たる。