九英雄と五芒星~転生剣士と九つの星々-NEXT WORLD-~   作:弥生の一矢

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登場人物

九英雄side
ソラ DIT 龍虎 ΕΛΠΙΣ

???side
???(???)

伝説所持者side
シュウガ カザナミ ネギ リムル ローゼン ルリ



第44話 アルタイル・ゼノバース

ベガを圧倒し、勝利したソラは未来のシュウガの伝説武器【聖帝パラディン】と未来のカザナミの伝説武器【神帝スナイパー】を所持したことにより、"超直感"と"未来予知"を手に入れた。

それにより、カザナミが近々、乗っ取られる未来を予知する。

現在、ソラ、ΕΛΠΙΣ、龍虎、DITは王城から離れ、ミナウラ近郊の森に向けて走っている。

 

天「会うなと言う割りに、いざ、敵に回ると知ったら、助けに行ってきてって、ミオンちゃんもしかして…」

ΕΛΠΙΣ「それにしても、もう動いて大丈夫なの?ソラちゃん」

天「大丈夫大丈夫」

龍虎「大丈夫なわけあるか!ΕΛΠΙΣを連れてきてる事を忘れるな!」

天「忘れてないよ。全力で走ってないでしょ?」

 

DITとΕΛΠΙΣは飛びながら、周囲警戒している。

 

DIT「そろそろミナウラに着くぞ!……ん!?」

 

ミナウラ近郊の森に火の柱が飛び出す。

 

DIT「な…に…!?」

ΕΛΠΙΣ「どうしたの?DITさん」

DIT「誰かが戦ってる」

天「え!?急がないと」

DIT「いや、待て。ΕΛΠΙΣ、見て来れそうか?」

ΕΛΠΙΣ「うん。わかった」

DIT「俺らはここで少し待機だ」

龍虎「了解」

天「わかった」

 

時間は少し戻る。

ジュラテンペスト連邦国では、カザナミやシュウガ等が集まり、会議を開いていた。

しかし、そこに乱入してきたのは意外な人物だった。

 

カザナミ「こんな感じで行こうと思うけど、なんか提案とかはある?」

???「提案しても無駄だぜ?」

 

一斉に声がする方に向く。

そこに立っていたのは黒いモヤがかかった何かだった。

 

???「おぉ〜、カザナミじゃねえか。これからソラを手に入れるんだ。その足掛かりとして俺の物になってくれや」

シュウガ「何言ってやがる!てめぇ、誰だ!?」

カザナミ「(あのモヤの未来が見えない!?見ようとすると頭痛が酷い…)」

???「俺はアルタイルの闇そのものだよ。しかし、カザナミ。お前の闇は良く馴染みそうだ」

カザナミ「シュウガ!あのモヤ斬りなさい!」

シュウガ「あぁ!」

 

黒いモヤにシュウガが剣を振り下ろそうとした瞬間、後ろから"ザクッ"と何かに刺されてしまう。

 

シュウガ「ぐぅっ!?」

 

後ろを確認するとカザナミが手を抑えながら、シュウガに短剣を刺してしまっている。

 

シュウガ「カザ…ナミ…な…ぜ…」

カザナミ「あ…あぁ…シュウガ…ごめ…ん…」

リムル「みんな戦闘態勢だ!カザナミを敵だと認識して戦え!」

ルリ「シュウガ、今、助けるよ」

???「お前の光は厄介すぎる先に仕留めさせてもらう」

ルリ「え?カザナミちゃん!?」

???(カザナミ)「フッ!」

 

ゴリッ!

ポイ。

 

ルリ「あぐ!?んむ!?」

 

カザナミはルリに小さな飴のような物を口に投げると押さえ付けるように口を抑えて拘束する。

 

ルリ「むむ〜!!」

???(カザナミ)「飲み込め」

ルリ「んむ!?んぐっ!」

 

ルリは堪らず、その飴のような物を飲み込み、次の瞬間、バチッと音と共にルリを杖が拒絶する。

 

ルリ「どうして…私の専用のはずなのに…」

 

ルリはすぐさまステータスを見る。

そこには職業が冒険者になっていたのだ。

 

???(カザナミ)「くっくっくっ…これでビショップの伝説所持者は居なくなったな」

ルリ「え?え?どうして?でも、証があれば…」

 

ルリが証を取り出すが、そこには証に付いていた紐のみが残っている。

 

ネギ「何故ですか!?その証は破壊不能オブジェクトだと未来の僕が言っていたはずです」

???(カザナミ)「くっくっくっ…あの飴はな。その職になりたいという願望とその職になるまでの過程の事象を消す効果があるんだ」

ルリ「でも、ローゼンくんと一緒に」

ローゼン「俺は確か一人でネギさん(未来)と会ったぞ?」

ルリ「嘘!?」

???(カザナミ)「しかも、誰の知り合いだったか。ローゼン、覚えているか?」

ローゼン「シュウガのじゃなかったっけ?」

ルリ「違うよ。ローゼンくん!カザナミちゃんの知り合いだったじゃない!」

ローゼン「カザナミ?誰だ、それは?」

ルリ「どうして忘れてるの!?思い出して!」

???(カザナミ)「無駄さ。俺がこの体を手に入れた時点で記憶の改ざんは済んでいる。ただ、どうやら、異世界から来たやつには効かないみたいだな?なぁ、そうだろ?」

 

カザナミが向いてる方を見るとそこに立っていたのはソラ達だった。

 

天「手遅れだったかぁ」

???(カザナミ)「一足遅かったな。この体は貰っちまったぞ?」

DIT「ΕΛΠΙΣ、シュウガを頼む」

ΕΛΠΙΣ「うん!」

???(カザナミ)「させると思ってんのか?」

天「アンタの相手は私」

龍虎「と自分だ」

???(カザナミ)「ほう…GMに覚醒したのか…いいぞ…中々良い!それでこそ、俺が貰うべき肉体」

天「アンタ、"ゼノ"ね?」

リムル「なに!?」

天「それもこの時代の」

DIT「あの時、倒したのは未来のゼノだったか?」

天「えぇ、倒したのも未来の私たちだけど…そう…ここで来るのね…」

ゼノ(カザナミ)「ほう…未来のゼノは死んでるのか。それは残念だ」

天「アンタもここで散りなさいよ」

ゼノ(カザナミ)「いいのか?この体はカザナミ本人だぞ?」

 

ソラや龍虎は武器を構えるが、ゼノは手を広げて、斬ってみろと言わんばかりに立つ。

 

ΕΛΠΙΣ「な!?どうしてよ!エンシェントヒール使ってるのにルリさんを回復できない」

DIT「大方、奴の仕業に決まってる。奴を消せば解決するはずだ」

ルリ「私は大丈夫。だから、貴女にこれを託すわ」

 

ルリはΕΛΠΙΣに蘇姫ビショップを掴むように言う。

 

ΕΛΠΙΣ「これ、伝説武器でしょ?私に扱えるかな?」

ルリ「大丈夫。私が言うんだから、きっと」

 

ΕΛΠΙΣが蘇姫に触れると光に包まれる。

蘇姫が光の粒子になって、コズミックブラスターに吸い込まれていく。

 

ゼノ(カザナミ)「チッ」

天「どうしたの?大分、困った顔をするじゃない?」

DIT「ΕΛΠΙΣ!使え!」

ΕΛΠΙΣ「うん!!エンシェントヒーリング!!」

 

ΕΛΠΙΣを中心に光のオーラが広がっていき、ソラ、ゼノと包んでいく。

 

ゼノ(カザナミ)「グクゥッ…に…げて…カザナミ、貴様!黙ってろ!」

天「カザナミさん!気をしっかり持って!」

ゼノ(カザナミ)「貴様も黙ってろ!ソラ!(逃げなさい、ソラさん!貴女まで乗っ取られたら、誰が邪神やイータを倒すっていうの!)」

天「黙らないわ!まだ、完全に乗っ取れていないことはわかるもの!(私は予知した。絶対助ける!助けてみせる!たとえ…私の一部が乗っ取られようと…)」

 

to be continue…




次回:ソラvsゼノの戦いが幕を開ける。そこに乱入してきたのはまたしても、異世界の邪神だった!?
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