九英雄と五芒星~転生剣士と九つの星々-NEXT WORLD-~ 作:弥生の一矢
九英雄side
ソラ 龍虎 シロ よもぎ DIT ましろ ΕΛΠΙΣ ひよこ kuma
王女side
王女
イータside
イータ プルート よもぎ ひよこ DIT 龍虎 クロ
ゼノside
プルート(ゼノ憑依) ゼノ
???side
???(ソラ)
天「"魂変換【真】""skill:因子選択【真】"発動!!」
ソラの周りから火風水地光闇無の7属性のオーラが飛び出す。
ゼノ「『な、なんだ、このオーラは!?』」
天「我、薙鎖の名のもとに顕現せよ!」
ソラの周りに魔法陣が6つ現れる。
そこから召喚されてくる。
よもぎ「え?ここどこ!?」
DIT「よもぎ!?それに、ひよこ!シロ!なんで召喚された!?」
よもぎ「DITさん!?」
ひよこ「よもぎ、アンタ、さっき出かけたばっかじゃない」
シロ「さっき、過去世界に着いたばかりや!なんで、戻らされなあかんのや」
よもぎ「そうだよ。出かけたら、魔法陣に飲まれちゃって」
シロ「聞いとんのか!ソラ!…ソラ?」
よもぎ「(師匠、もしかして、キレてる?)」
???『ここどこ?なんか勝手に足元に魔法陣が…って、え!?ソラ!?それに邪神!?』
ゼノ「『なっ!?イータ!?お前まで呼ばれたのか!?』」
???『どうないなっとんねん』
シロ「それはこっちが知りたいことなんや」
???『あれ?kumaさんが居ない。どこに行っちゃったんです?ひよこ。って、そんな余裕無さそう!助けるよ!』
ソラの首がカクンと落ち、次に目が覚めると不思議な詠唱を始める。
天?『今ここに、未来、現在、過去に縛られし魂を糧に…』
DIT『この詠唱は!?やめろ!ソラ!それはダメだ!ぐっ…くぅ!?くそ、力が抜けていく』
バシーンとゼノと邪神は強制的に剥がされる。
プルート『チィ!剥がされ…ぐ…がぁぁぁあ!!?(なんだ、このオーラは!?)』
ひよこ『あ…ァァァァァ』
よもぎ『ウグゥ…』
DIT「お、おい、急に、どうしたんだ!?」
DIT『気をつけ…ろ…奴は…ソラ…じゃ…な…い…どうにかして…止めるんだ』
未来のDITが粒子になって消える。
次々と未来の八英雄が粒子になっていく。
龍虎『過去の自分…この刀を…』
龍虎「なんだ、この刀は?」
龍虎『グックゥ…それは…アルゼノバ鉱石で…打った刀だ…ソラを唯一斬れる刀…だ…』
未来の龍虎は龍虎に自分の刀を託すと粒子になってしまう。
龍虎は受け取ると未来の龍虎の記憶を垣間見る。そこにはソラがアルタイルに飲まれ、別の何かが生まれたシーンもあった。
龍虎「(ハッ)」
龍虎はソラの方を見る。
見た瞬間にさっき見た未来の記憶と酷似していることに気付く。
龍虎「みんな身構えろ!アイツはアルタイルの暴走だ!」
DIT「何!?」
龍虎「自分らも敵として攻撃される可能性がある!」
ソラが手を広げて、粒子を取り込んでいく。
ニヤリと笑ったかと思うと叫び出す。
天?『顕現せよ!!真剣-Altair Chain Mowing-この心臓を捧げて、降臨せよ!』
ソラが七色のオーラに飲み込まれながら、自身の心臓を右手で取り出し、握りつぶすと、オーラが真っ黒に染まる。
そのオーラにヒビが入ったかと思うと、パキャパキャパキャと崩れていく。
中からは黒髪の少女が現れる。
???『これが現実世界…』
獄「おい、俺らのマスターに何し…がはっ(な…見えなかった…)」
龍虎「獄!やめろ!」
獄が一撃で膝をつく。
ギロッとイータやゼノを見ると獄の目の前から消える。
ゼノ「なっ!?どこ…に!?」
メリッ
???『テメエは目障りだ。消えろ』
ゼノ「貴様ぁ…貴様ぁぁぁぁあぁぁぁぁ」
次の瞬間、ゼノは粒子になり、黒髪の少女に吸収される。
イータ「どういうこと!?私よりも圧倒的に強いはずのゼノが一瞬で粒子にされた!?」
???『ほう…コイツの名もゼノというのか』
龍虎「奴も…ゼノだ…」
DIT「なに!?だが、ソラは誰にも乗っ取られてないぞ!?」
龍虎「アルタイルを所持しているゲームマスターが意識を失うとなるらしいんだ」
DIT「そんなの防ぎようないぞ!?」
???『クックック…どうやら未来の記憶を垣間見たやつがいるみたいだな。そう、我の名はゼノ=エアー。アルタイル初代所持者にして、始まりの宇宙と呼ばれる者』
イータ「ですが、なら、何故、私と敵対しようとするのです!?私と貴方は一緒でしょう!?」
ゼノ=エアー『クックック…何を言うかと思えば、我と貴様が同じ?冗談も休み休み言え。貴様は我の力の1/10にも満たない。だが、貴様は我の一部だ。吸収する必要がある(この身体は先祖返りのようだが、しかし、不思議だが力を発揮できない。何かに抑制されている?)』
-???の心理世界-
???「ここ…どこだろ…真っ暗闇で何も無い…それに…私は誰なんだろう」
白銀の少女は闇をひたすら歩いている。
???「なんかさっきまですごく大切なことをしていたと思うけど、思い出せない」
誰かを呼ぶ声がしてくる。
ΕΛΠΙΣ「???ちゃん!」
龍虎「???!目を覚ませ!」
kuma「???ちゃ!」
しかし、名前を呼んでいるのだろうが、その名前の部分だけ霞んでしまって聞き取れない。
???「誰?誰を呼んでるの?」
少女はキョロキョロと辺りを見回すが、誰も見当たらない。
-現実世界-
ゼノ=エアー『フハハ八八ノヽノヽノヽノ \!!!どうしたどうしたぁ!!』
イータ「くそっ!!私は何のために強くなったのよ!ソラを倒すためよ!負けないわ!」
DIT「そんな事言ってる場合じゃねぇ!今は敵とか味方とか関係ねぇ!一時休戦だ。ソラを止めるぞ?いいな?!」
イータ「…………仕方ないですわね。エンディミオン王女、手を」
イータが王女に手を差し出す。
王女は手を添えると、イータが変わった形状の短剣に姿を変える。
ゼノ=エアー『ほう…貴様がAltair=Carlinaだったか。それとそこの侍。それはAltair=dragonで間違いないな?使えないと思ったら、そんなとこにあったとはな』
龍虎「な…に…なぜ、お前がその名前を知っている!?未来の武器だぞ!?」
ゼノ=エアー『我は未来の八英雄を取り込んだのだぞ?知らぬわけなかろう?いいから、よこせ』
龍虎「渡すわけがないだろ!あぁ、くそっ!」
DIT「おい、龍。悔しがるのは後にしろ。どうすればいい?」
龍虎「この刀で一撃でも入れれば、どうにかなるらしい…」
DIT「その刀が?しかし、近づいたら、奴に取り込まれるのは間違いないぞ?どうする?」
王女「私がいきます!私なら粒子になる危険性もありません」
短剣(イータ)『(いいですか?奴の懐に潜り込みなさい。私自身もAltairの端くれ。奴に一撃を与えれば、勝機があるかもしれません)』
ゼノ=エアー『作戦会議は終わったか?我を退屈させるなよ?』
王女「行きます!はあぁぁ!」
その頃、イータの拠点にいたカノンはイータを助けるべく準備をしていた。
カノン『イータ様が連れてかれて、マスターの気配が消えた…。八英雄、みんなの気配もない…。一体、何が向こうで起こってるの?うっ…』
カノンが頭を抑える。
カノン『この記憶は…もしや、現代の王女の記憶?』
カノンが見たのは今後起きるであろう最悪の未来。それと甦る戦いの記憶…。
カノン『この未来には私は現れていない!これは私が介入する事で変えられる!』
カノンはすぐさま準備をする。
イータから貰い受けた不思議なマントを身につけて…。
ガキィン!
グサッ
王女「やった!っ!?」
ゼノ=エアー『いい選択だった。確かに心臓を一突きすれば人に命は無い……が、我はアルタイルであり、人でもある。心臓が1つとは限らないだろう?』
龍虎「だが、貴様も油断する癖は直ってないみたいだな」
龍虎は右胸元に背中から突き刺す。
ゼノ=エアー『ごふっ…き、貴様…躊躇もなく…』
龍虎「未来の自分に感謝だな。貴様の弱点はココに入ってる」
龍虎は頭をトントンと人差し指で叩きながら言う。
龍虎「ソラから出ていけ!ゼノ!」
ゼノ=エアー?『くっ…うっ…やめて!龍ちゃん!私、死んじゃうよ!』
龍虎「ソラ!?戻れたのか!?」
ゼノ=エアー?『うん?だから、抜いて、お願い』
DIT「龍!抜くな!」
龍虎「だが…」
切っ先が心臓から抜けた瞬間、王女と龍虎からAltair武器を奪い、王女と龍虎を弾き飛ばす。
短剣(イータ)「(ま、まずい)」
王女「うっ…ぐっ」
龍虎「くそっ」
ゼノ=エアー『いやあぁ、危なかった危なかった』
ゼノ=エアーの右胸元の穴が塞がっていく。
しかし、塞がり切る前に空中に心臓が飛び出てくる。
ゼノ=エアー『ゴフッ!!?何故だ…独りでに心臓が外に…』
???『これは潰させてもらいますね?あと、これも返してもらいます』
ぐしゃぁ!と目の前で心臓を潰される。
空中でポタポタと血が滴るとスーッと姿が見えてくる。
ゼノ=エアー『貴様は…カノン!?』
カノン『へぇ…まだ生きてるんですね。意外です。しかし、切りつけられてる事には気付いていないようですね?』
王女「(アレが未来の私のホムンクルス、カノン。すごい身のこなし)」
ゼノ=エアー『調子に乗るなよ?すぐ終わらせる!』
カノン『ふふ、ソラ、私に勝っといて、その体たらくは何?目を覚ましなさい!!ソラァ!!』
-???の心理世界-
カノン『やっと会えた』
???「誰?」
カノン『私はカノン。"貴女の一部"となる者』
???「私は誰なの?カノンなの?」
カノン『貴女は天-ソラ-。異世界の神の子』
天「ソ…ラ…?」
カノン『そうよ。貴女は異世界の私なの。だから、思い出しなさい。貴女の、貴女だけの記憶を』
カノンは手を差し出す。
ソラは恐る恐る、その手を握る。
天「あ…あぁ…あ…」
ソラは涙を浮べて、応える。
天「やっと思い出せた。私はソラ。ありがとう、カノンちゃん。でも、どうしてここに来れたの?」
カノン『さっきも言いましたけど、私は貴女でもあるの。因みにエンディミオン王女もカザナミも貴女よ。まぁ、オリジンは貴女だけどね』
天「え!?王女もカザナミさんも!?」
カノン『こんな話はしている場合じゃないわ。貴女も協力して!』
???『そんなこと許すと思っているのか?』
声の方に振り返るとそこにはゼノ=エアーが立っている。
天「アンタ、誰よ!!」
カノン『ゼノ=エアー。貴女の身体を乗っ取ってる本人よ』
ゼノ=エアー『大人しくしてれば良いものを…だが、いい事を聞いた。お前も我の一部だったのだな』
カノン『貴方の…』
無言でカノンの前に立つソラ。
カノン『ソラ!?』
天「もう大丈夫だから」
ゼノ=エアー『どうした?我と1つになる事を受け入れたのか?』
ソラは無言で構えるとそこに剣が現れる。
天「カノン、こっちは大丈夫。貴女は外のコイツをどうにかしてくれる?」
カノン『ふふ…いつものソラになったわね。いいわ、任されてあげる』
カノンはすぅーっと消える。
ゼノ=エアー『我はオリジン。貴様のような半端者とは違う。だが、何故、貴様がその真剣を使える?!』
天「オリジンだが、なんだか知らないけどね、そんなの関係ないわ。気持ちの強さが勝者を決めるのよ。さっさとかかって来なさい。私は絶対に負けない!やぁぁぁあ!!」
-現実世界-
ゼノ=エアー『キッサマァ!余計なことをしたなぁ!』
カノン『ふふ、"ソラ"が協力してくれるなら貴方なんて強者じゃないんです。イータ様、私に力を貸してください』
カノンは短剣となったイータを構える。
カノン『はぁぁぁあ!!』
to be continue…
次回:ソラとカノンの共闘