九英雄と五芒星~転生剣士と九つの星々-NEXT WORLD-~   作:弥生の一矢

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登場人物

九英雄side
ソラ 龍虎 シロ よもぎ DIT ましろ ΕΛΠΙΣ ひよこ kuma

王女side
王女

イータside
イータ プルート よもぎ ひよこ DIT 龍虎 クロ

ゼノside
プルート(ゼノ憑依) ゼノ

???side
???(ソラ)


第46話 真剣"Altair Chain mowing"

天「"魂変換【真】""skill:因子選択【真】"発動!!」

 

ソラの周りから火風水地光闇無の7属性のオーラが飛び出す。

 

ゼノ「『な、なんだ、このオーラは!?』」

天「我、薙鎖の名のもとに顕現せよ!」

 

ソラの周りに魔法陣が6つ現れる。

そこから召喚されてくる。

 

よもぎ「え?ここどこ!?」

DIT「よもぎ!?それに、ひよこ!シロ!なんで召喚された!?」

よもぎ「DITさん!?」

ひよこ「よもぎ、アンタ、さっき出かけたばっかじゃない」

シロ「さっき、過去世界に着いたばかりや!なんで、戻らされなあかんのや」

よもぎ「そうだよ。出かけたら、魔法陣に飲まれちゃって」

シロ「聞いとんのか!ソラ!…ソラ?」

よもぎ「(師匠、もしかして、キレてる?)」

???『ここどこ?なんか勝手に足元に魔法陣が…って、え!?ソラ!?それに邪神!?』

ゼノ「『なっ!?イータ!?お前まで呼ばれたのか!?』」

???『どうないなっとんねん』

シロ「それはこっちが知りたいことなんや」

???『あれ?kumaさんが居ない。どこに行っちゃったんです?ひよこ。って、そんな余裕無さそう!助けるよ!』

 

ソラの首がカクンと落ち、次に目が覚めると不思議な詠唱を始める。

 

天?『今ここに、未来、現在、過去に縛られし魂を糧に…』

DIT『この詠唱は!?やめろ!ソラ!それはダメだ!ぐっ…くぅ!?くそ、力が抜けていく』

 

バシーンとゼノと邪神は強制的に剥がされる。

 

プルート『チィ!剥がされ…ぐ…がぁぁぁあ!!?(なんだ、このオーラは!?)』

ひよこ『あ…ァァァァァ』

よもぎ『ウグゥ…』

DIT「お、おい、急に、どうしたんだ!?」

DIT『気をつけ…ろ…奴は…ソラ…じゃ…な…い…どうにかして…止めるんだ』

 

未来のDITが粒子になって消える。

次々と未来の八英雄が粒子になっていく。

 

龍虎『過去の自分…この刀を…』

龍虎「なんだ、この刀は?」

龍虎『グックゥ…それは…アルゼノバ鉱石で…打った刀だ…ソラを唯一斬れる刀…だ…』

 

未来の龍虎は龍虎に自分の刀を託すと粒子になってしまう。

龍虎は受け取ると未来の龍虎の記憶を垣間見る。そこにはソラがアルタイルに飲まれ、別の何かが生まれたシーンもあった。

 

龍虎「(ハッ)」

 

龍虎はソラの方を見る。

見た瞬間にさっき見た未来の記憶と酷似していることに気付く。

 

龍虎「みんな身構えろ!アイツはアルタイルの暴走だ!」

DIT「何!?」

龍虎「自分らも敵として攻撃される可能性がある!」

 

ソラが手を広げて、粒子を取り込んでいく。

ニヤリと笑ったかと思うと叫び出す。

 

天?『顕現せよ!!真剣-Altair Chain Mowing-この心臓を捧げて、降臨せよ!』

 

ソラが七色のオーラに飲み込まれながら、自身の心臓を右手で取り出し、握りつぶすと、オーラが真っ黒に染まる。

そのオーラにヒビが入ったかと思うと、パキャパキャパキャと崩れていく。

中からは黒髪の少女が現れる。

 

???『これが現実世界…』

獄「おい、俺らのマスターに何し…がはっ(な…見えなかった…)」

龍虎「獄!やめろ!」

 

獄が一撃で膝をつく。

ギロッとイータやゼノを見ると獄の目の前から消える。

 

ゼノ「なっ!?どこ…に!?」

 

メリッ

 

???『テメエは目障りだ。消えろ』

ゼノ「貴様ぁ…貴様ぁぁぁぁあぁぁぁぁ」

 

次の瞬間、ゼノは粒子になり、黒髪の少女に吸収される。

 

イータ「どういうこと!?私よりも圧倒的に強いはずのゼノが一瞬で粒子にされた!?」

???『ほう…コイツの名もゼノというのか』

龍虎「奴も…ゼノだ…」

DIT「なに!?だが、ソラは誰にも乗っ取られてないぞ!?」

龍虎「アルタイルを所持しているゲームマスターが意識を失うとなるらしいんだ」

DIT「そんなの防ぎようないぞ!?」

???『クックック…どうやら未来の記憶を垣間見たやつがいるみたいだな。そう、我の名はゼノ=エアー。アルタイル初代所持者にして、始まりの宇宙と呼ばれる者』

イータ「ですが、なら、何故、私と敵対しようとするのです!?私と貴方は一緒でしょう!?」

ゼノ=エアー『クックック…何を言うかと思えば、我と貴様が同じ?冗談も休み休み言え。貴様は我の力の1/10にも満たない。だが、貴様は我の一部だ。吸収する必要がある(この身体は先祖返りのようだが、しかし、不思議だが力を発揮できない。何かに抑制されている?)』

 

-???の心理世界-

 

???「ここ…どこだろ…真っ暗闇で何も無い…それに…私は誰なんだろう」

 

白銀の少女は闇をひたすら歩いている。

 

???「なんかさっきまですごく大切なことをしていたと思うけど、思い出せない」

 

誰かを呼ぶ声がしてくる。

 

ΕΛΠΙΣ「???ちゃん!」

龍虎「???!目を覚ませ!」

kuma「???ちゃ!」

 

しかし、名前を呼んでいるのだろうが、その名前の部分だけ霞んでしまって聞き取れない。

 

???「誰?誰を呼んでるの?」

 

少女はキョロキョロと辺りを見回すが、誰も見当たらない。

 

-現実世界-

 

ゼノ=エアー『フハハ八八ノヽノヽノヽノ \!!!どうしたどうしたぁ!!』

イータ「くそっ!!私は何のために強くなったのよ!ソラを倒すためよ!負けないわ!」

DIT「そんな事言ってる場合じゃねぇ!今は敵とか味方とか関係ねぇ!一時休戦だ。ソラを止めるぞ?いいな?!」

イータ「…………仕方ないですわね。エンディミオン王女、手を」

 

イータが王女に手を差し出す。

王女は手を添えると、イータが変わった形状の短剣に姿を変える。

 

ゼノ=エアー『ほう…貴様がAltair=Carlinaだったか。それとそこの侍。それはAltair=dragonで間違いないな?使えないと思ったら、そんなとこにあったとはな』

龍虎「な…に…なぜ、お前がその名前を知っている!?未来の武器だぞ!?」

ゼノ=エアー『我は未来の八英雄を取り込んだのだぞ?知らぬわけなかろう?いいから、よこせ』

龍虎「渡すわけがないだろ!あぁ、くそっ!」

DIT「おい、龍。悔しがるのは後にしろ。どうすればいい?」

龍虎「この刀で一撃でも入れれば、どうにかなるらしい…」

DIT「その刀が?しかし、近づいたら、奴に取り込まれるのは間違いないぞ?どうする?」

王女「私がいきます!私なら粒子になる危険性もありません」

短剣(イータ)『(いいですか?奴の懐に潜り込みなさい。私自身もAltairの端くれ。奴に一撃を与えれば、勝機があるかもしれません)』

ゼノ=エアー『作戦会議は終わったか?我を退屈させるなよ?』

王女「行きます!はあぁぁ!」

 

その頃、イータの拠点にいたカノンはイータを助けるべく準備をしていた。

 

カノン『イータ様が連れてかれて、マスターの気配が消えた…。八英雄、みんなの気配もない…。一体、何が向こうで起こってるの?うっ…』

 

カノンが頭を抑える。

 

カノン『この記憶は…もしや、現代の王女の記憶?』

 

カノンが見たのは今後起きるであろう最悪の未来。それと甦る戦いの記憶…。

 

カノン『この未来には私は現れていない!これは私が介入する事で変えられる!』

 

カノンはすぐさま準備をする。

イータから貰い受けた不思議なマントを身につけて…。

 

ガキィン!

グサッ

 

王女「やった!っ!?」

ゼノ=エアー『いい選択だった。確かに心臓を一突きすれば人に命は無い……が、我はアルタイルであり、人でもある。心臓が1つとは限らないだろう?』

龍虎「だが、貴様も油断する癖は直ってないみたいだな」

 

龍虎は右胸元に背中から突き刺す。

 

ゼノ=エアー『ごふっ…き、貴様…躊躇もなく…』

龍虎「未来の自分に感謝だな。貴様の弱点はココに入ってる」

 

龍虎は頭をトントンと人差し指で叩きながら言う。

 

龍虎「ソラから出ていけ!ゼノ!」

ゼノ=エアー?『くっ…うっ…やめて!龍ちゃん!私、死んじゃうよ!』

龍虎「ソラ!?戻れたのか!?」

ゼノ=エアー?『うん?だから、抜いて、お願い』

DIT「龍!抜くな!」

龍虎「だが…」

 

切っ先が心臓から抜けた瞬間、王女と龍虎からAltair武器を奪い、王女と龍虎を弾き飛ばす。

 

短剣(イータ)「(ま、まずい)」

王女「うっ…ぐっ」

龍虎「くそっ」

ゼノ=エアー『いやあぁ、危なかった危なかった』

 

ゼノ=エアーの右胸元の穴が塞がっていく。

しかし、塞がり切る前に空中に心臓が飛び出てくる。

 

ゼノ=エアー『ゴフッ!!?何故だ…独りでに心臓が外に…』

???『これは潰させてもらいますね?あと、これも返してもらいます』

 

ぐしゃぁ!と目の前で心臓を潰される。

空中でポタポタと血が滴るとスーッと姿が見えてくる。

 

ゼノ=エアー『貴様は…カノン!?』

カノン『へぇ…まだ生きてるんですね。意外です。しかし、切りつけられてる事には気付いていないようですね?』

王女「(アレが未来の私のホムンクルス、カノン。すごい身のこなし)」

ゼノ=エアー『調子に乗るなよ?すぐ終わらせる!』

カノン『ふふ、ソラ、私に勝っといて、その体たらくは何?目を覚ましなさい!!ソラァ!!』

 

-???の心理世界-

 

カノン『やっと会えた』

???「誰?」

カノン『私はカノン。"貴女の一部"となる者』

???「私は誰なの?カノンなの?」

カノン『貴女は天-ソラ-。異世界の神の子』

天「ソ…ラ…?」

カノン『そうよ。貴女は異世界の私なの。だから、思い出しなさい。貴女の、貴女だけの記憶を』

 

カノンは手を差し出す。

ソラは恐る恐る、その手を握る。

 

天「あ…あぁ…あ…」

 

ソラは涙を浮べて、応える。

 

天「やっと思い出せた。私はソラ。ありがとう、カノンちゃん。でも、どうしてここに来れたの?」

カノン『さっきも言いましたけど、私は貴女でもあるの。因みにエンディミオン王女もカザナミも貴女よ。まぁ、オリジンは貴女だけどね』

天「え!?王女もカザナミさんも!?」

カノン『こんな話はしている場合じゃないわ。貴女も協力して!』

???『そんなこと許すと思っているのか?』

 

声の方に振り返るとそこにはゼノ=エアーが立っている。

 

天「アンタ、誰よ!!」

カノン『ゼノ=エアー。貴女の身体を乗っ取ってる本人よ』

ゼノ=エアー『大人しくしてれば良いものを…だが、いい事を聞いた。お前も我の一部だったのだな』

カノン『貴方の…』

 

無言でカノンの前に立つソラ。

 

カノン『ソラ!?』

天「もう大丈夫だから」

ゼノ=エアー『どうした?我と1つになる事を受け入れたのか?』

 

ソラは無言で構えるとそこに剣が現れる。

 

天「カノン、こっちは大丈夫。貴女は外のコイツをどうにかしてくれる?」

カノン『ふふ…いつものソラになったわね。いいわ、任されてあげる』

 

カノンはすぅーっと消える。

 

ゼノ=エアー『我はオリジン。貴様のような半端者とは違う。だが、何故、貴様がその真剣を使える?!』

天「オリジンだが、なんだか知らないけどね、そんなの関係ないわ。気持ちの強さが勝者を決めるのよ。さっさとかかって来なさい。私は絶対に負けない!やぁぁぁあ!!」

 

-現実世界-

 

ゼノ=エアー『キッサマァ!余計なことをしたなぁ!』

カノン『ふふ、"ソラ"が協力してくれるなら貴方なんて強者じゃないんです。イータ様、私に力を貸してください』

 

カノンは短剣となったイータを構える。

 

カノン『はぁぁぁあ!!』

 

to be continue…




次回:ソラとカノンの共闘
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