九英雄と五芒星~転生剣士と九つの星々-NEXT WORLD-~ 作:弥生の一矢
九英雄side
ΕΛΠΙΣ 天 蒼斬 DIT
伝説所持者side
カザナミ
グリードside
グリード 天蓋獅子 紫陽花 ???
王女side
ブラッド 天狼飛輪 彗星蘭
キュイン
ドドドドドドドドドドドドドドド
ピチュン
ピュピュピュピュピュピュピュピュ
ビックバンにより襲撃を受けたグリード達だったが、紫陽花が持った武器によって相殺されてしまう。
ブラッド「なんで、お前が2個も持ってやがる」
獅子「へへ…グフッ」
紫陽花「これは凄いですわね」
グリード「なるほど、これが本来の五芒星の力か」
紫陽花「さて、これで形勢は分からなくなりましたわね(それにこの武器…まだ何か隠された力がありそうですわ)」
天狼「お兄様!もう1発行きます!下がって下さい」
ブラッド「あぁ、グロッサムと下がっとくぜ」
キュイン
天狼「え?」
彗星蘭「え……なに…こ…れ…」
バタッ
ブラッド「な!?おい!グロッサム!しっかりしろ!」
彗星蘭「うぅ…」
ブラッド「くそ…(血が止まらねぇ)」
紫陽花は躊躇なく、彗星蘭を撃った。それにそこに居た誰もが反応できなかった。
紫陽花「アハハハハハハハハハハハノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \」
天狼「……さ…な…」
紫陽花「ハハハ…は?なんですって?よく聞こえませんでしたわ」
天狼「ゆるさない」
ブラッド「待て!天狼!怒るな!」
ピピピピピピピ……
使用者の怒りを検出…
"破壊者"起動…
-全てを破壊します-
ブラッド「チッ…(グロッサム、必ず助けてやるから、今は俺に捕まっとけ)」
天狼「絶対に許しません!!消えろ、紫陽花!!」
紫陽花「さっきの正確な一撃とは打って変わって、雑な攻撃ですわね」
ブラッド「…(確か、この世界にはビショップの最上級職が居るんだったな。そこに向かうか…とりあえず)お前は、ちょっと落ち着け」
ガシッとブラッドは天狼の首根っこを掴み、紫陽花の元から逃げる。
天狼「お兄様!?離してください!」
ブラッド「離さねえよ!少しは頭冷やせ!周りを見てみろ!」
天狼は周りを見回す。そこには荒れ果てた光景が広がっていた。
天狼「あ…展開…解除」
ピー……
待機モードへ移行…
紫陽花「逃げるっていうの?」
ブラッド「あぁ、今回は逃げさせてもらう」
紫陽花「私達を裏切っておいて逃がすと思ってるの!?」
ブラッド「残念ながら、俺にはコレがある」
紫陽花「それは"異世界転移装置"!?」
ブラッドが懐から取り出したのは"異世界転移装置"と呼ばれる物で自分が思い浮かぶ場所がこの世界に存在するならそこに瞬時に移動出来るものである。
ジジジジジ…
ブゥーン!
ブラッド「あばよ」
ブラッドが現れた異空間に入るとすぐさま異空間は閉じた。
紫陽花「チッ……」
紫陽花が舌打ちをした直後、紫陽花が手にしている武器から声が聞こえてきた。
『汝 我ヲ扱ウ者 チカラガ欲シイカ?』
紫陽花「えぇ、欲しいわ!」
『デハ 構エロ ソノ異空間ガ合ッタ場所ヲ』
紫陽花「え?こう?」
紫陽花が銃を構えると撃ってもいないのにレーザーが発射され、そこに新たに異空間が現れた。
紫陽花はすぐさまその異空間に入る。
グリードは天蓋獅子を回復すると言ってその場に残った。
時間は少し戻る。
ΕΛΠΙΣと蒼斬はギルドの改修を行っていた。
ΕΛΠΙΣ「詩ちゃんは元気にしてるかな?」
蒼斬「どうでしょうね。マスターを見つけた連絡が来たきり音信不通ですが、無事でしょう」
ΕΛΠΙΣ「そのマスターって人はそんなに強い人なの?」
蒼斬「えぇ、俺らよりは明らかに強いですよ」
ΕΛΠΙΣ「思い出せないんだよねぇ」
ジジジジジ…
蒼斬「む?…ΕΛΠΙΣさん、隠れてください」
ΕΛΠΙΣ「え?」
ブゥーン!
ブラッド「よっと」
天狼「………ここは、ΕΛΠΙΣさんのギルド?」
蒼斬「お前はブラッド!?何しに来た!?」
ブラッド「ちょっと待ってくれ!今は味方だ。コイツを助けて欲しい」
ブラッドの背中には傷ついた女の子が背負われている。
彗星蘭「う…ぅーん」
ΕΛΠΙΣ「アオギリ!どいて!」
ΕΛΠΙΣは蒼斬とブラッドに割って入る。
ΕΛΠΙΣ「聖銃の力を使うわ」
ΕΛΠΙΣが聖銃を取り出すと周囲に光属性の陣が現れる。そこで、ハッとしたΕΛΠΙΣが蒼斬を見るや否やある事を言った。
ΕΛΠΙΣ「あれ?私、凄く大切な事忘れてたのかも」
蒼斬「は?もしかして、思い出したのか?」
ΕΛΠΙΣ「ごめん!今はこの子を助けるのが先!"エンシェント・ヒール!!"」
ΕΛΠΙΣのエンシェントヒールによって彗星蘭の傷が治っていく。
ジ…ジジジ…ジジジジジ
ブラッド「なに!?」
天狼「どうしたの?お兄様」
ブラッド「この気配…紫陽花が来るぞ」
天狼「え!?」
ブラッド「アオギリ!手伝ってくれ!ここに紫陽花が来る」
蒼斬「何!?ΕΛΠΙΣ、戦えるか?」
ΕΛΠΙΣ「もちろん!任せ…て…?」
蒼斬「どうした?」
ΕΛΠΙΣ「あの空間に聖銃の力が吸われてる気がする」
ブラッド「何だと!?」
ブゥーン!
紫陽花「ふふふ…その力、貰うわよ?ΕΛΠΙΣ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
シュゥゥゥゥウ……
ΕΛΠΙΣ「え……聖銃が反応しない…」
紫陽花「なるほどねぇ…私に従いなさい!"詩"」
紫陽花が銃を構えると魔法陣が目の前に現れて、そこに召喚されたのは詩だった。詩の手には堕銃が握られている。
詩『あれぇ?ΕΛΠΙΣさんじゃないですかぁ』
ΕΛΠΙΣ「詩…ちゃ…ん…なの?」
詩の瞳は闇に染められており、ΕΛΠΙΣが知る詩で無くなっていた。
詩『この銃も私には必要ありませんねぇ』
詩はΕΛΠΙΣに向かって、堕銃を投げる。
ΕΛΠΙΣが掴んだ堕銃は一切反応が無くなっていた。
ΕΛΠΙΣ「そん…な…」
紫陽花「アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \、無様ねぇ、ΕΛΠΙΣ」
ブラッド「まさか、こんな事があるのか?変幻銃にこんな能力があるなんて」
現在、ΕΛΠΙΣの元に聖銃が、詩の元に堕銃が存在している。しかし、聖銃も堕銃も元はΕΛΠΙΣの物なのだ。所持者が変われば、詩が従う相手も変わってくる。
紫陽花「もうアンタらは用済み。消えなさい」
紫陽花が銃を向けるとブラッドはすぐさま異世界転移装置を起動し、ある場所にΕΛΠΙΣと蒼斬、天狼と彗星蘭を連れ、ワープした。
その場に残された紫陽花は詩と共にその場所を更に破壊し、グリードの元に戻った。
その頃、ソラ達はカザナミ達の世界で慌てていた。
天「詩ちゃんと交信出来なくなってる」
DIT「どういう事だ。召喚に応じただけだろう?」
天「詩ちゃんが頭抱えて、嫌々ながら消えていったもん」
カザナミ「ねぇ、ソラ。五芒星の装備って知ってる?」
天「それがなんなの?」
カザナミ「その中にね。変幻銃コズミックという武器があるの。その武器は銃型の武器の能力を奪うの」
天「そんな…じゃあ、まさか、エルちゃんが能力奪われたって事!?」
カザナミ「そうとしか私には思えない」
to be continue…
次回:変幻銃コズミックにより銃の能力を奪われ、詩をも奪われたΕΛΠΙΣはソラ達と合流する。一方、紫陽花の元にいる詩は生きた屍のような存在と化していた。カザナミはソラ達に能力の付与を試みるが…
☆変幻銃コズミック
近くに銃型の武器がある時、その武器を無条件で能力を吸収し、能力を奪い、発動条件を無視して発動できる。1日に1度だけ移動系能力をコピーして使用する事ができる。その能力は所有者が見た、聞いた物ならなんでも使う事ができると言われている。
所有者:紫陽花