ブルーアーカイブ 解釈違いのルルーシュ 作:血濡れのユフィ―
これからも頑張るので応援よろしくお願いしま――――お、ロススト不思議の国のナナリー来てるじゃん、やるしかない!
アレから私達の着任はスムーズに――――行かなかった。
連邦生徒会長不在によるサンクテゥムタワーの機能不全。これによりキヴォトス内での犯罪率は極端に跳ね上がって、数千の学園自治区が混乱に陥っていた。いやー出所のわからない武器の不法流通が2000%以上とか発電所の停止とか私の常識じゃ現実味が無さ過ぎるよぉ。ってか物騒過ぎでしょキヴォトス、まぁ知ってたけど。そしてその事を問い詰めようと各学園から色んな生徒がやって来た。
科学が一番発達してるミレミアムサイエンススクールからはセミナー所属の早瀬ユウカちゃん。ゲヘナ学園からは風紀員所属の火宮チナツさん。そしてトリニティ総合学園からは何と二人で正義実現委員会から羽川ハスミさんとトリニティ自警団の守月スズミちゃんだ。
その四人が七神リン――――リンちゃんに連邦生徒会長への不満を直接ぶつけようと詰め寄るもその人は行方知れず。さぁ困った、となったとこで私の登場。私の役割が彼女の代理だと知った後は先生としてサンクテゥムタワーを正常に戻す為、生徒会長が独自に立ち上げた組織シャーレへとヘリで行こうとするもその建物は暴徒と化した生徒達に占領されいてヘリなんか飛ばしたら撃ち落とされる状態だったみたい。物騒過ぎる、ヘリを撃ち落とされる兵器が生徒達に普通に渡ってるとか怖すぎるでしょ。
そしてその四人と共に徒歩で暴徒と化した生徒達を制圧しながら向かうんだけど――――うん、ここまでは記憶通りだね!
「ユウカちゃんシールはあと何秒持つ?」
【あと合計してあと3分ほどです!】
「それは上々。――――すべての条件は整ったよ。スズミちゃんはF4ポイントで潜みスタングレネード用意、ユウカちゃんはI8ポイントで戦車からヘイトを頑張って稼ぎならF7ポイントへ誘導。U9ポイントまでハスミさんは移動、そのまま戦車の覗き穴を狙って撃って出来たら枠を広げる感じで。そうしたら合わせてスズミちゃんは突撃、広がったであろう覗き穴に放り込んじゃえ! チナツさんは倒れた不良達の治療をお願いしますね」
【分かりました】
【用意します!】
【分かりました】
「って事でユウカちゃん頑張れー」
【後で覚えててくださいねぇぇぇぇ!!!】
ユウカちゃんの悲鳴と共にミッションスタート。相手はトリニティ製の戦車であるクルセイダー。確か機動性が売りの戦車だったはずなのでこんな狭いDCの街中でこれを使うのは極めてナンセンスだね。
機銃と主砲をユウカちゃんへ向けて撃ちこむけど彼女の展開するシールドはそんなに軟ではない、なので逆に弾き返し本人は全くの無傷。 それに怯んでいるようなので二人へ合図を送るとハスミさんが正確に複数初覗き穴へと撃ちこむと動きが止まる。その隙をスズミちゃんは見逃さなかったようで素早く戦車へと近付くとピンを抜き、ぽいっと投擲。外から見えるほどの光が車内で溢れると完全に沈黙したようだ。その様子に思わず額に浮かび上がった汗を拭き取る、やっぱり見るのと体験するのとで全然違う。銃弾飛び交う戦場、硝煙の匂いが香る場所はやっぱり私には似合わないなぁ。
⦅それにしては指揮が上手かったようだが?⦆
「あの夢の少年を参考してしてみたからねぇ」
流石にあっちはロボット同士の戦いだから全てとはいかないけど戦略の組み立てかたとして十分参考になる。それに今回は夢で予め流れが分かってた戦闘、相手のデータも味方のデータも揃っているのにガチガチに対策しない理由はないよねぇ。
「ふぅ~ ひとまず最後の子以外は終わりかな」
ま、その最後が少しばっかり厄介なんだけども。
「先生、まだです」
何時の間にか近くまで来ていたユウカちゃんがそう言うけどけども相手はあと一人だよぉ~? こんなの四人で囲めば簡単に終わるって。
「あの七囚人がこの程度で終わるはずがありません」
【――――その通り】
その声が響渡ると突如近くにあったビルの窓を割り、巨大な何かが割れたガラスと共に振って来た。大きな音を立てて地面に立ち、私達に影を落とす何か。私達が揃って見上げる姿を丸いカメラのようなモノで見下げているアレは――――ナイトメアッ!?
「なっ!?」
【私はまだ負けてませんよぉ】
突然降って来たナイトメア。その手に持つ何かを振り上げ―――って。
「ユウカ、シールドッ!」
「ッ、はい!」
振り下げられた棒状の何かと私達を包むユウカちゃんのシールドが大きな音と衝撃と共にぶつかり合う。シールド込みとは言え生身で受けるのは衝撃波などがキツかったようで苦しそうに膝を付いている。ってか何でこの場所にKMFがぁぁぁ!?? コレか!コレがC,Cさんの言っていた異変ってのは!
「ッ! スズミスタン! ハスミは頭を撃ち続けろ!」
【グレネード、投擲ッ!】
【はいッ!】
指示出ししながら膝を付いたユウカちゃんを素早く担ぐと、もう一度振るわれる前にその場から離れる為走り出した。それを追いかけようとしたみたいだけど後ろでピカっと光った、その後何度も弾いたような音が続いてみたいだけど……ヤバイ。流石にKMFが出て来るとは思わないじゃん、今の戦力じゃ絶対倒しきれなくて火力不足だよぉぉぉ。
【先生大丈夫ですか!】
「何とか死にそうだけど大丈夫だよぉー でもユウカちゃんが気絶しちゃってるみたいだからチナツさん後でよろしくねぇぇ!!!」
⦅しかしどうするか、流石の私もこの状況は予想外だ⦆
どう見てもあのKMFは第四世代のグラスゴー。通常兵器を相手にする事を前提とされた試作品だからそこに付け入る隙がるハズなんだけど……どう考えても今の私達はその通常兵器しか持って無いから倒せない可能性がががががががが。
「くッ!」
⦅走れ! 今はとにかく走り続けろッ!⦆
走り続ける。息が上がり、足が痛くユウカちゃんを抱える腕が痺れてくるけど此処で後ろを見たりなんかしたら速やられてしまう。そのユウカちゃんも意識を取り戻したようで片手でマシンガンを私の後ろに向かってばら撒いている。けどあんまり効果が無いだろうなぁ。
【この機体にはそのような豆鉄砲、効果はありませんよ】
煽るように響く声。ヤバイヤバイヤバイ、このままでは初手の戦闘で私の運命が終わってしまうよ! まさかのバットエンドルート直行なのはヤバすぎるよぉぉぉ!!!
【先生!】
「どうしたの!」
頑張って走ってる途中で無線が入る、恐らくこの声は裏で治療に走るチナツさんだ。無我夢中でそれを取ると耳に声が響く。
【今連絡が入りました、この事を重く見た連邦生徒会から増援が――――】
けれど、チナツさんの声は途中から聞こえなくなってしまう。何故なら巨大なモノが私の傍を横切りそれで起った突風と共に私は倒れ、無線が取れてしまったからだ。ゴロゴロと地面を転がり体中が痛い。呼吸も一瞬止まって息を吸うのがキツイ、それに今ので至る所を打撲したらしく痛みで気を失いそ――――
⦅こら! 今は気を失うな!⦆
――――は、はいぃ。何とかC,Cさんの声を支えに気を失うのは防げが、どう見ても現状は詰んでいる。体を起こして顔をあげると目の前にはあのグラスゴー。
【おやおや、もう追いついてしまいましたね】
私の前へ立ちはだかる巨人……ロボット。やっぱり大きい、改めて見るとやっぱり大きい人型ってのは威圧感がある。
【貴方には聞きたい事があります。なので一先ず気絶でもして――――ッ!】
その場から後方へとグラスゴーがジャンプすると先ほどまで居た場所に何か通り過ぎ、ほんの少し遅れて轟音が私の耳に響き渡る。
【お待たせしました】
そうして私の前へと現れたのはまさかのもう一機のKMF。けれど、先ほどのグラスゴーとは違い私を見下ろすのではなく庇うように灰色の背を向け、持っている物をグラスゴーへと向けた。
【連邦生徒会所属、一年生の枢木マヤです。これより先生の指示下に入ります】
――――その肩には見慣れた校章が書かれていた。
長くなり過ぎたので二つに分けますね~