「メインフェイズ!まずは手札から、『
「『
「そう、いつものアレ!デッキから魚族モンスターを特殊召喚するよ!私が選ぶのは……『グリム・リチュア』!!」
リチュア。
いわゆる儀式*1テーマであり、デッキのどこからでもメインの展開にアクセスして連鎖できる安定性と、使ったカードを回収することによる継戦能力の高さが特徴。
私のお気に入りであり、普段から使っているデッキの一つだ。
「そのまま効果発動、『リチュア・アビス』を特殊召喚!どんどん行くよ~、『アビス』の効果で『シャドウ・リチュア』を手札に、そのまま手札から捨てて効果、儀式魔法『リチュアの
「そのカードを使われる前に『カーネル』の効果を使わせてもらおうかな、効果発動。『エアレイダー』を破壊し、そちらのフィールドを一掃させてもらうよ」
『リチュアの
「構わないよ、そこからリカバリーできるのがこのデッキの良い所だからね!私は手札から、魔法カード『浮上』を発動!墓地から『アビス』を特殊召喚してもう一度効果を使うよ!!」
「引けていたか、そのカード……一応聞いてみるが、そのへんにしておかないかい?」
「まだまだぁ!!『ヴィジョン・リチュア』を手札に、そして捨てて効果!儀式モンスター『イビリチュア・ジールギガス』を手札に!!そして手札からダメ押しの『サルベージ』だぁー!!!」
「うん、これはもう止まらないね」
『サルベージ』は墓地から水属性モンスター二体を手札に回収できる魔法カード。そして『イビリチュア・ジールギガス』は1000ライフポイントを払うことでデッキからカードを一枚ドローでき、更にそれがリチュアと名の付くカードならフィールドのカード一枚をデッキに戻すことができるのだ。
「『サルベージ』で手札に戻した『シャドウ』と『ヴィジョン』を手札から捨ててもう一度デッキからカードを持ってくるよ!今度は『ジールギガス』と『リチュアの
そして今手札に加えた『リチュアの
「さて、この後だいぶ長いけど何か言い残すことはあるかな?」
「いや、ないよ。君に限っては展開ルートを間違えることもないだろうしね。おとなしくその時を待つことにするよ」
この後、忙しなく現れては消えを繰り返すでっかいムキムキのモンスター*3というシュールな光景のソリッドビジョンを眺めつつ、無事ウタハに勝利した。
「いつ見ても綺麗だね、オウカのデッキ回しは。さすがはこのゲームがキヴォトスで一番上手いだけのことはあるね」
「え、そう?ふへへそれほどでも~。でもそう言うウタハだって本気だしたらあれくらいいけるでしょ?」
「そんなことを言ったら、オウカだって本気じゃないだろう?この間の大会も終始楽しめる範疇にとどまっていただろう」
え、なんかバレてる……。いや確かにあの大会だと(っていうかどこだとしても)ヤバすぎて封印してるデッキあるけどさ。強さ的な意味じゃなくてこう……『神秘』とか『恐怖』とかそっち方面でヤバそうだからなんだけどね……。
「え、い、いやそんなことないけどな~~~?決勝とかもう相手もとんでもなくつ、強かったし~~~??」
「どうしてデュエルが終わると途端にポーカーフェイスが出来なくなるんだろうね、君は」
「う、うるさい!」
「ふむ、まあここはごまかされてあげるかな。あの決勝、確かに相手はオウカの喉元に手をかけるくらいには強かったね」
「うぅ……。えっと、そうだね。あれはさすがに焦ったなぁ……。盤面の圧もそうだけど相手本人からも凄い圧かけられてたからね……あれが殺気っていうのかなぁ……?」
「殺気くらいは出せて当たり前じゃないと、あの部活じゃやっていけないだろうさ」
「確かにねぇ。すごいよね~あんなちっty」
「おい」
?!
背後からあの時よりヤバい殺気が?!?!
「よう、遊戯王サマよぉ。来てたんなら声かけてくれてもよかったんじゃないか?」
「あ、え、えっと、忙しいかな~っと思ってさ!」
「へぇ、遊戯王サマはお優しいもんだな」
「え、あ、そ、そうかな~?!あ、アハ「でよぉ」アッハイ」
「今、アタシのことなんて言おうとしてたんだ?ん?」
振り返ると、そこには今にも襲い掛かってきそうな小柄な龍がいた。
「もしかしてチビとか何とか言おうとしてないよなぁ?」
ミレニアムC&C所属、コールサイン
美甘ネルが立っていた。笑顔で。
キララガチャ150連で星3×1、新規ゼロだった作者です、こんばんは。
リチュアは作者のフェイバリットデッキです。フィニッシュは脳筋なのに展開ルートが多すぎてやたらテクニカルなのが回し応えがあって好きです。
それはそれとして下級のサーチとリクルートにターン1ついてないのはインチキだと思います。
あと、笑うという行為は本来攻撃的なものであり獣が牙をむく行為が原点であるらしいですね。