作文のなってない作者で申し訳ない
回避、回避、回避
迫り来る恐ろしい精度の弾丸を立て続けに回避していく
ライトマシンガンとは思えない精度だ、スコープでも付いているのか?
もはやそれ以前の問題である気がするが
「面倒くさい」
「こっちのセリフ」
おや気が合うでは無いか、とても良い
お前がそんな姿でなければ私はとても嬉しかったのだが
というのも、奴の体は化け物に侵食されたような姿をしている
幻想郷であんな化け物のタイプは見たことが無い
もしかして新たに生まれた寄生タイプとかだろうか
厄介な話だ
「すぐに楽にしてあげる」
「すぐに全員の仇をとる」
元の人格をそのまま侵食している故か、元の感情があるようである
でなければ仇などという言葉はあの化け物から出ることは無いだろう
ある種の洗脳のようなものなのか?
飛び上がり、大量の御札を撒き散らす
黒服の時に使った「封印」の御札である
キヴォトス人に通用するかと言えば分からない
しかし摩訶不思議な存在である黒服に通用するなら、彼女にも通用する
しかしあちらは触れてはならないと直観で気付いたのだろう
ひらひらと降り注ぐ御札を全て避けながらこちらに向かってくる
手に持っているMGが御札ごと貫いてくる
しかし、幻想郷の弾幕に比べればそこまで難度は高いものでは無い
左右から上下、果てに背中から弾が来る世界なのだ
それに比べれば目の前から弾が来るなんてどれだけ優しいことなのだろうか
「こんの!」
「甘い」
接近戦を仕掛ける相手に対してこちらも応戦する
遠距離戦…もとい撃ち合いは好きだが、近距離の方が早く終わる
お相手からすれば近距離以外の勝ち目は無いのだろう
ま、当たり前だが
MGの銃身での殴りつけを受け流し、その胴体に蹴りを入れる
引き離したところをアミシュレットで撃ち抜く
しかしどうも他の奴らとは硬さが違うようである
刺さることはなく、その服に少し穴が空いた程度だった
「硬い」
「不味い…!?」
とはいえ程度とは言うものの数発入れれば貫通するだろう
同じ場所に同じように正確にぶち込めばいい話である
何も難しいことでは無いのである、霊夢からすれば
ダメージを受けるのは確実に悪手と判断したのか、回避を多めに行動していく
むう、少し当たりにくくなってしまったでは無いか
「面倒くさい、本当に」
本当に面倒くさい奴である
元々の戦闘能力がかなりある方なのだろう
この戦闘スキルは並大抵の事じゃ身につけられないだろう
それだけの修羅場をくぐり抜けてきたということだ
私に瞬殺されないということは、それ以外有り得ない
「面倒くさいとよく言われるわ」
「あらそう、さっさとくたばってくれると助かるわ」
相手の軽口に乗る
それだけの余裕はこちらにはある
使っていない手は腐るほどあるのだから、焦ることは無い
慌てることなく左右上下に動き回り、四方八方から弾幕を放つ
「くっ…!」
いくら修羅場をくぐろうともこんな敵は居ないだろう
そもそも存在する筈がないのだからな、こんな敵は
「さっさと終わらすわよ」
さて、こちらも本腰を入れよう
こんな遊び以下のじゃれ合いを続ける意味は無い
彼女から離れ、宙に浮かび上がる
「同情するわ、貴方には」
「恨むわ、私は」
「だからこそ、一瞬で終わらせる」
目を瞑り、体を大の字に広げる
意識がどんどんと薄くなっていき、私が全てに溶け込んでいくような感覚を覚える
これが博麗の秘技、部外者は知ることなく、博麗の血筋以外に使えるものは居ない
「───────無想天」
「そこまで」
しかし、発動しようとしたそれは弾幕と声によって妨げられる
煩わしく思いながらそちらを睨む
そして、私は絶句した
「あ、え…」
思わず持っていた大幣を取りこぼしてしまう
地面に激突して、乾いた音が辺りに響き渡った
「嘘、嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘…嘘よ」
霊夢は、己の頬に手を当てながら呟く
嘘であって欲しいと彼女は思う
しかし、現実は甘い話では無い
そこに浮かぶ人物を、私は知っている
忘れるものか、彼女を
彼女が、私に何をしてくれたのか
「なんで、なんで生きてるの!?」
「偶然、生かされたとしか言いようがないわねぇ…霊夢?」
スキマに腰を据えた、その妖怪は微笑みながら言うのだった
〇
「…え」
シロコは、目の前の変化を信じられなかった
その変化を脳が理解することを拒絶したとも言える
有り得ない事だからだ
「ふぅ、慣れないわねぇこういうのは」
先生"だった"その人物はどこからか傘を取り出し、呟く
あまりの急展開にここにいる人物は何も反応出来なかった
年長者であるホシノでさえ、ショットガンを構えることを忘れていた
「すぐに終わらせないとね」
「…、……!待て!お前は誰だ!」
「!そうですよ!貴女は誰なんですか!」
ホシノが正気に戻り、ショットガンを構える
しかし銃を向けられているというのに彼女は全く動揺していたなかった
ゆっくりと傘を広げ、ホシノ達を見た
「私?私は…そうねぇ、"妖怪の賢者"とでも呼んでいただければ」
「妖怪…?…、……!!まさか!?」
「取り敢えず、後々の為におねんねしておいてくれるかしら」
ホシノがハッとし、引き金を引こうとするがその前に彼女が手を横薙ぎに払う
その瞬間その場にいた全員が眠気に襲われる
立てないほどの眠気に襲われ、全員がばたりと倒れる
「う、…何を…、…」
「少し寝てもらうだけ、気づいたらいつもの机に向き合ってるわ」
待て、と言おうとするが口が動くことがなく…意識が消えていく
瞳がどんどんと閉じ、最後に見えたのは、おぞましい空間に消えていく先生だった者が入って行くところだった
〇
「…そう、本物っていうのね」
「まぁ、突然言われても貴女は信じないでしょうね」
霊夢の言葉にため息をつきながら紫は扇子を開いた
何も変わっていないと彼女は思う、霊夢は、本当に何も…
「いや、アンタの気配や妖力は全部、紫の物」
「それは朗報ねぇ」
「…私の勘も、アンタが本物って言ってる」
やはり反則なものだな、貴女の勘は…
2人が地面に降り立ち向かい合った
辺りの建物がボロボロになっている
そこらをグラデーションするかのように風紀委員生徒達が血を流しながら倒れている
あるものは顔面に針がささり、あるものは針のむしろのようにされており…
あー、私の後始末が面倒くさい
「だからといって、私がアンタを許すとでも?」
「あらそう?妹紅の時みたいな事する?」
くるくると傘を回しながら紫は笑った
それに対して霊夢は呆れを通り越して怒りが湧き、大幣を強く握る
ギリギリとは歯軋りをする音が辺りに響き渡る
「ぶっ飛ばす、弾幕ごっこみたいな生易しい事はしない」
「あらそう?やってみなさいよ、博麗の巫女」
2人が浮かび上がる
くるくると大幣を回し、霊夢は紫に対して大幣を突きつけた
それに対して妖怪の賢者は不敵な笑みを貼り付ける
そして、風が一瞬止まった瞬間だった
「「ッ!!」」
お互いがお互いに弾幕を放ち合う
そのどちらも互いに当たることはなく、スレスレで避けていく
高速という言葉がもはや遅いと言える程のスピード
残像が見えるほどの超スピード
残像があった場所に対して射撃、予測位置に対して射撃
どこに撃っても互いに当たることは無い
そもそもこの程度で当たるなら幻想郷で"最強"と呼ばれることは無いのだ
どちらとも、幻想郷にて強者に数えられる者
博麗の巫女と呼ばれた少女と妖怪の賢者と言われた女
戦いは拮抗を極めていた、それこそ双方無傷なほどに
しかし、いつしかそれは崩れる
「夢想封印ッ」
「キャッ!いつも通り野蛮ねぇ」
紫はこちらが引く形になっていると歯噛みした
弾幕ごっこで引き撃ちになるのは逃げているかそれとも策があるかである
今の所策は無い、しかし策無しで勝てる相手でもない
紫は、霊夢がそういう人物だと理解していた
ありとあらゆる策を正面から切り抜ける彼女をよく知っている
何せ自分もやられて、あの終わらない春の日に
「発破っ!」
「危なっ!?」
霊夢の弾幕がこちらに放たれた後、紫の周りが爆発する
投げられた針の速度が異常であった為よく見えなかったが…
(針に御札を貼り付け、対象の近くで発破…
躊躇いもなく恐ろしいことが出来るわね)
なんの躊躇いも無く、殺れると思った行動をする
それが裏目に出ようと関係無い話である
何せその裏目を真正面から突き抜けていく子なのだから
「いい加減落ちろ!このアマァ!」
「少女が使っては行けない言葉よ、それ」
「夢符『二重結界』」
彼女を中心に長方形の結界が展開
弾幕が結界を反射するように消え、現れて、外を飛び出る
不規則、予測困難なそれはあの竹林で魔理沙を悩ませた物の筈である…多分魔理沙だった気がする
しかし、もう時間切れである
これ以上の戦闘は認めることが出来ない、何があってもだ
紫は懐を漁り、あるものを取りだした
それを見てしまい霊夢は反応が遅れる
「…悪いわね、霊夢」
「…、……!その"時計"は!」
とある方の小説を読んだんですが、すっげぇなコレと思いました
多機能であんなこと出来るなんて、心が踊る…!
ま、私に再現する力は無いんですが
時計無くても再現出来そうとか言わない(戒め)
時間の境界いじったら出来そうとか言わない、やったらチートだから
…もうチートプレイヤーだったわ…
これつまりチーター同士の戦い?なるほど??
というか、私ある多機能が欲しいんですよね
文字が上下に揺れるやつとか、ほら、愉快愉快みたいな感じがするやつ
探せばあるのかねぇ?
※最近スマホ版タルコフに沼ってしまい話のストックが無くなった作者
今日も今日とて金と装備がブルジョアに薙払われていく