湖の上に箱が浮いていた。それはとても整った形をしており、お母さんが大切に持っていた結婚指輪の箱だと思った。テレビで話見ていればピンとくるものがあった。
央路「とるぞ!手伝え!」
ソーマ「う、うん。」
浜名湖は広く箱程度なら動かせるほどの波がある。箱は着実に湖岸へ近づいてきた。しかし何故か2メートルくらいの距離かを行ったり来たりしている。虫取り用の網がありそれを使い何とか取ろうとした。
央路「んが・・・ううう、あとちょっと・・・・ぉ」
ソーマ「お、落ちないでよ」
あとちょっとというところで届かなくて・・・。
そして何とか取ろうとしたが足元がなくなった。
央路「っうわ!」
どぼーーん!!
央路「ぶわっ、ぶわっ」
ソーマ「イチ!ちょ、イチ!」
俺はなんとか泳いで陸に登ろうとするがなかなか前に進まない。ソーマはこちらに手を伸ばし俺を助けようとして身を乗り出した。
ソーマ「こっち!そのあみこっちに!」
央路「やっ、ちょ、うわわわ!」
足がつかない。こわい、もう死んじゃうんじゃないのか。目の前がだんだん暗くなる。息が苦しい。遠くから一緒に遊んでいた友達の声が聞こえる。
もうだめか、そう思ったとき何者かに抱きかかえられるような感覚があった。
シルヴィア「イチ!!」
そこには最近よく遊んでいる金色の髪のお友達シルヴィがいた。泳ぎ慣れているのか安心感がある。俺も落ち着きを取り戻し岸に向かって手を伸ばした。そして引き上げてもらった。
央路「はぁ、はぁ、助かったよソーマ。」
ソーマ「う、うん。」
ソーマ「シルヴィアさん大丈夫・・・・」
シルヴィア「げほっ!げほっ、こほっこほっ」
シルヴィが胸を苦しそうに抑えうずくまっている。
央路「ど、どうしようソーマ。この子溺れちゃった。」
ソーマ「わ、分かんない。」
俺は頭が真っ白になった。目の前に溺れて苦しんでいる女の子を見てこのまま死んでしまうんじゃないのかと思い怖くなった。
央路「ええい!!!」
シルヴィア「んぁっ」
央路「ふぶわふっ!ばうんっ」
ソーマ「お、イチっなにしてるの!」
央路「人工呼吸。」
ソーマ「意味ないよ!シルヴィアさん大丈夫?」
俺の人工呼吸のせいか顔を真っ赤にしたシルヴィがそこにいた。うつむいている。そこで俺は初めて悪い事をしたと気が付いた。
央路「ごめん。シルヴィ。頭空っぽになっちゃって。」
シルヴィア「けほっ、いいデスよイチ。キニシナイデください。」
シルヴィア「それより何であんなに危ないことをしていたの?」
事の経緯を説明した。
シルヴィア「危ないことはしちゃ、ダメ、デスよ。」
ソーマ「もう、イチ!!反省してよ!」
央路「うん、ごめんなさい。」
本当に反省している。
シルヴィア「それでどんな箱を拾ったのデスか?」
ソーマ「これだよ。」
ソーマは虫取り網から箱を取り出した。
シルヴィア「わー!キレイなハコですネ。」
央路「開けてみるか。」
俺は意を決して箱を開けてみた。
ソーマ「金色だ。」
シルヴィア「金色デス。」
央路「金色だな。」
央路「銀もあるな、5枚。」
そこには金のエンジェル1枚と銀のエンジェルが5枚入っていた。
その瞬間両隣にいた2人が目を開いた。
央路「どうしたんだ?2人とも。」
彼女達は雷に打たれたかのような顔になってこっちを見た。
シルヴィは少しだけ遠い目をした後、見たこともないような、どこか獲物を狙う細い目になった。
シルヴィア?「あ~。うん。なんか足が痛いわ。なんか頭もいたいし。キスもされちゃったしね。これは大変なことになっちゃった。これは責任取ってもらおうかな。イチ♡」
ソーマ?「う、ううん。シルヴィ。ん?シルヴィ!それはダメだろ!!」
なんか二人がおかしくなった気がする。
これは作者の妄想の産物です。プレイして間がだいぶ空いたため原作と乖離しているところがある可能性が高いです。それでもいいよって人は高評価をお願いします。いや違うだろって方は感想に書き殴ってください。参考にしてみます。
自分はエタる天才なので次回投稿はいつになるかわかりません。二歳児を見守る赤子を見るような生暖かい目でご覧ください。