【完結済】稲葉の相棒ポジの美少女に転生した話   作:訥々

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0007 覚醒

 

今更ですが、今作における100てん装備は以下の通りです。※独自解釈や改変が多分に含まれております。

 

 

1回目 Zガン*1

 

2回目 パソコン*2

 

3回目 ハードアーム(ハードスーツの腕だけ)*3

 

4回目 破壊光砲*4

 

5回目 飛行ユニット(バイクとは別物)*5

 

6回目 ハードスーツ*6

 

7回目 巨大ロボット*7

 

8回目 巨大ロボットの遠隔操作権*8

 

9回目 ミッション内における武器の無限転送権*9

(巨大ロボットの転送も可能だが、時間が掛かる。)

 

10回目以降 自己の「再生」(というか複製)*10

(複製体も1〜9回目のクリア報酬を全て使用できる。)

 

 

↑まあ、ぶッちゃけると殆どボツ設定です。

そこまで気にしなくても問題はなし。

「へーそうなんだ」程度の認識でオッケー。

 

 

Q.なんで室谷は3回目と4回目のクリア報酬を使ッてなかッたの?

 

A.「ハードアームか······腕部以外の防御力が据え置きなのに星人共と近接戦闘する(ぶん殴り合う)のは、さすがにリスキーすぎるわ。不採用。」*11

「破壊光砲は、威力は悪くない。ただ、広範囲をいッぺんに潰せるZガンの方が優秀なんよな······これもまあ、使わへんな」

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

神星人との対話を終えた、数日後。

私達は再び、黒い球の部屋へ“転送”された。

 

前回とはまた違ッた、異様な空気が流れていた。

まず、部屋の電気が付いていない。

ラジオ体操の歌は、音が途切れ途切れだ。

さらには、GANTZに写ッた文字が文字化けしている。

 

この部屋が、もう少しで役目を終える───つまり、このミッションが最後であるという証拠だ。

 

「皆······前にも言ッたけど、今回のミッションは全ての星人がスーツの防御力を無視する······それに、どういう理屈か分からないけど、刀の攻撃も効かない······だから、出来るだけ遠距離で戦ッた方がいいわ······」

「ああ、分かッた······」

「生き残る······絶対に生き残ッてやるッ······!」

 

 

────────────────────────

 

 

───イタリア、ローマという異国の地で······ラストミッションが始まッた。

 

 

そこかしこにある、ガンツスーツを着た死体。

その中には······

 

「岡の、スーツ······」

 

ハードスーツ(6回目クリア報酬)······の上半身だけとなッた死体も含まれていた。

伝聞よりも強烈に、鮮明に、この戦場の苛烈さが伝わる光景だッた。

 

 

◆◆

 

 

私たちも戦闘を開始した。

相手は、ローマの芸術彫刻に擬態していた星人たち。

 

前述の通り、防御力無視+剣戟無効という超攻撃的な星人だ。

また、飛行能力を持つ個体(天使像)もいる。

そのため、前後左右上下の全方向に気を配る必要がある、非常に高難度なミッションだ。

原作知識持ちの私には、ぬらりひょん(最強の初見殺し)よりもずッと恐ろしく思える。

 

しかし、防御力は低い。

ガンツソードを除く全ての装備で撃破可能だ。

 

何より······相手は()()()()、ステルスを看破できない。

()()()()ステルス戦法一辺倒だッた西くんが生存していたのがその証拠。

 

 

 

 

ギョーン  ギョーン

 

ババンッ  ババンッ

 

「よッし···順調ね」

 

 

建物の上から、うつ伏せになッた状態でのステルス狙撃を繰り返す。

 

Xショットガンは射程が広い。

予め据え付けられたスコープを覗けば、数百メートル離れた星人にも容易に攻撃を当てられる。

 

そして、4,5体倒せたら狙撃地点を変える。

透明状態でも、同じところに留まッて狙撃を続けていれば、こちらの位置に気づく敏い星人もいるからだ。

 

 

東京チームの面々は、基本的には逃げ回りつつ、要所要所でXガンを使ッて星人を倒している。

生存を重視した立ち回りだ。

これなら、全員の生存も十分にあり得るだろう。

 

この多国籍ミッションには、東京だけでなく大阪チームも参加している。

取り回しにくいはずのZガンを巧みに用いて星人を駆逐する様は、まさに歴戦の猛者。

ハードスーツを着た戦士───岡八郎も強い。

明らかに、他とは動きのキレが違う。

躱し、肘のブレードで斬り*12、掌の破壊光で星人を順調に斃している。

 

そして、私の斜向かいの建物にいる光輝。

私と同じく、ステルス狙撃とこまめな狙撃地点の変更という戦術を採ッている。

······うん、光輝の方も順調そう。

原作でも、Xショットガンでガンガン星人倒してたし。

(初めて原作を読んだとき、「Xショットガンッて近接戦闘もイケるんだ······」と思ッた)

 

 

おッ、早くも“転送”される人が出てきたね。

今回のミッションももうすぐ終わりだ──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───そう思ッた、次の瞬間。

 

 

───天使像が、視界の右端に、ちら、と映ッた。

 

 

 

 

まッすぐに、こちらへ向かッて来ているのが分かる。

 

私は咄嗟に振り向いて、迎え撃とうとした。

 

だけどその時にはもう、敵は目の前にいて。

 

体を捻ッて避けたから、胴体に触れられることは無かッた、けど······

 

 

ひだり  うでが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アアアアあァアああああアアアああ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「蛍ッ!!!」

「こーき···この辺の敵は···全部倒したよ···」

「血···血がッ···止血!止血すればッ大丈夫だ!

てか、もうすぐ転送されるんだろ!耐えてくれッ!」

 

 

「原作通りなら、ね···」

「······ッ」

 

 

そうだ。蛍から聞いた“原作”には、ステルスを看破するヤツはいなかッた···

もし、この状況が“原作”から外れていたら······

······“原作”通りに、ミッションの途中で転送されなかッたら······蛍は死んでしまうかもしれない。

 

そう、あくまでも「かもしれない」だ。

“原作”で描写されていなかッただけで、もともとステルス無効の敵がいた可能性もある。

“原作”から外れているという根拠は無い。

 

だが······このままただ待つだけでは、蛍が死ぬ“可能性”が残ッてしまう。

そんなものは、万が一にもあッてはならない。

 

 

「分かッた···蛍···待ッててくれ······全員倒せば、確実に帰れるはずだ······俺が·········俺が全員殺す

 

 

「光輝ッ···!」

「信じてくれ···絶対、戻ッて来るから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倒して。

 

斃して。

 

殺して。

 

殺して。

 

戦ッている間、ずッと涙が止まらなかッた。

 

今この瞬間も、蛍は苦しんでる。死にかけてる。

 

 

 

「なんてことしてくれたんだッ!この感情のない虫ケラ共がッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───ようやく、ラスボスまで辿り着いた。

見かけだけは巨大で、荘厳なダヴィデ像。

だが、実情は単なる虐殺魔。

感情のない、悪魔だ。

 

激情の赴くままに······しかし正確に、Zガンの照準を合わせる。

 

 

 

 

こいつを殺せば、帰れる!蛍と一緒に!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「あァあァァあああァあ!」

 

 

 

ドンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああああァあァあ!!」

 

 

 

ドンッドンッドンッドンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───ダヴィデ星人を倒して間もなく、転送が始まッた。蛍は···無事だろうか。

 

 

 

 

 

◆◆

 

 

 

 

 

部屋を見渡す。

そこに蛍は······いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジジジ───

 

 

 

 

 

 

 

 

あ······

 

蛍······

 

 

 

「······あ···私、最後······?」

「ぁあ···蛍······良かッたッ···ホントに良かッたッ······」

「光輝······」

「蛍···転送されるの遅かッたから······死んじまッたのかと思ッた······」

「ごめんね·········助けてくれてありがとう、光輝······」

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

【イタリア・ラストミッションに関する補足】

 

Q.西くんッてステルスをよく使うけど、今回は何で無事だッたの?

 

A.西くんはたまたまステルス無効の敵と会敵しなかっただけ。もしくは、実は画面外で看破されて死にかけてた······という可能性も一応ある。

 

 

 

Q.大阪チームがステルスを使わないのは何故?

 

A.島木(3→4回クリアの黒人もどき)「俺らはZガン主体で戦ッてたから、もともとステルスは使ッとらんかッた。フレンドリーファイアが怖いからな。

しッかし···言わんこッちゃないわ。狙撃主体とはいえ、ステルスに依存するのはやッぱりあかんわ」

 

 

 

Q.採点はどうなッたの?

 

A.西くん、レイカ、稲葉、オリ主が100てんを獲得。

全員が2番を選択し、Zガンを入手した。

······が、レイカの要求だけは正常に認識されず、採点の途中でGANTZがシャットダウンする。

その後、服を忘れたレイカがGANTZ部屋へ戻り、黒玉から出た玉男を見つけ、「もう一人の玄野を再生」した。概ね原作と同じ展開。

 

 

 

Q.おッちゃんは「再生」しなかッたの?

 

A.稲葉の覚醒により生存したため、そもそも「再生」する必要が無かッた。

 

 

 

Q.ダヴィデ星人ッて、Zガン一発で倒せるよね?

 

A.正解。あれは完全にオーバーキルだッた。

ダヴィデ星人は再生能力を持たない、ということを稲葉は知ッていたが、頭から抜けていた。

お労しやダヴィ上。

 

 

 

────────────────────────

 

次回、最終回です。

 

 

Final phase, Now loading.

 

 

 

*1
毎度おなじみ、重圧で“押し潰す”兵器。終盤になると最早標準装備のような扱いを受ける。強い。

*2
元ネタは大阪チームのヤク中が使ッてたパソコン。

*3
元ネタは財閥チームの戦士の戦闘スタイル。「腕だけでいい!転送してくれッ!」

*4
捏造。元ネタは玄野計の太陽光砲。

*5
岡八郎が使ッてたやつ。

*6
岡八郎が使ッてたやつ。

*7
岡八郎が使ッてたやつ。

*8
捏造。

*9
捏造。

*10
捏造。

*11
島木と桑原も、同じ理由で使ッていない。

*12
蛍「剣戟無効なんじゃないの!?」

ブラックボールによる「再生」は、「オリジナル個体の複製」です。 あなたは、大切な人が死んだら、「再生」しますか?

  • 再生する
  • 再生しない
  • 分からない
  • 神(星人)頼み
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