ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
カーペンタリアにようやく到着したミネルバとアークエンジェルであったが、ミネルバは新たな指令を司令部から受けていた。
それはカーペンタリアを出て、ジブラルタルへと向かいスエズ攻略を行っている駐留軍を支援せよ。という物だった。
「私たちは、まずはスエズ攻略に行く必要があるわ。貴女方はどうするのかしら。議長からは参戦を強要出来ないとの事だけれども」
『私たちも現地で確認しなければ分からない事も多いですし。共同戦線を張っている以上は付いてゆきますわ』
タリアはマリューと話をしながら、作戦を共有してゆく。
そして、通信でルートについて話をしている最中に、それは起こった。
「艦長!」
「え?」
『MS! こちらでも補足したわ! MS隊発進準備!』
タリアはバートとマリューの言葉から少し遅れ、同じ様にメイリンへと指示を飛ばす。
「コンディションレッド発令。コンディションレッド発令」
「熱紋照合……ウィンダムです。数30!」
「30!?」
「内一機はカオスです」
「あの部隊だって言うの? 一体どこから? 付近に母艦は?」
「確認できません」
「またミラージュコロイドか!?」
「海で? あり得ないでしょ!」
「っ」
「あれこれ言ってる暇はないわ。ブリッジ遮蔽。対モビルスーツ戦闘用意。アークエンジェルとの回線固定」
タリアは指示を出しつつ、MS隊への通信を繋げる。
「キラ!」
『はい。出撃の準備は出来ています。まずは僕とシンで出ます。レイとルナはいざという時の為に待機を』
「分かったわ。MS隊への指揮は任せます」
『分かりました!』
「タリア艦長。私は」
「セナは当然待機よ。メイリンのサポート!」
「……はい」
「ほら。セナちゃん。お姉ちゃん達が出るから」
「分かりました」
メイリンの言葉に頷いて、セナは戦場をメイリンと共に把握してゆく。
ミネルバがMS隊の発進準備をしている頃、アークエンジェルもまたMS隊の発進準備を行っていた。
「アスランはフリーダムだ! 私はストライクで出る!」
『分かりました。隊長。例の三機は?』
「アズラエルのMSか。アズラエル!」
『なんですか? 隊長サン』
「レイダーを出撃させても良いか? ただし、私の下ではなく、バジルール副長に直接指示を受けて、敵の本拠地を探らせる」
『構いませんよ。では、そちらはその様に。というかあいつらの事は全部お任せしますので、好きに使ってください。僕はデータが欲しいだけなんで。あぁ、ミネルバでしたっけ。あの艦が危険な時はすぐに呼び戻して、守らせてください。それが条件だ』
「分かった。聞こえているな。クロト・ブエル。敵基地の発見を副長と共に行え」
『りょうーかい』
『おいおい。俺らの出撃は無いのかよ!』
『久しぶりに暴れたいんだけど』
「そう心配せずとも機会はすぐに来るさ。どの道、敵の数が多いからな」
『へっへっへ。そりゃ楽しみだぜ』
クルーゼは血の気の多い連中だと笑いながら、エールストライクで出撃をする。
そして、フリーダムで出撃したアスランと共に戦場へと向かうのだった。
しかし、やはりというべきか。敵のMSは例のセナが作った戦闘支援システムを積んでいるのか、妙に手ごわい。
『ラウ兄さん!』
「キラか! あまり出過ぎるなよ。囲まれれば君とて危ない!」
『みたいですね!』
通信をしながらもあっさりと敵MSを落としてゆくキラに笑いながら、クルーゼはアスラン、キラ、シンと共に戦場にいるMSを順に落としてゆくのだった。
しかし、順調に見えたその戦場に陰りが見えたのは、敵の指揮官と思われるMSが現れた瞬間だった。
ソイツは、何度もキラを襲ったMSであったのだが、その背中に大型の推進器を装備しており、その加速度は並みの戦闘機や高機動型のMSを凌駕している。
「くっ! この加速は」
『ラウ兄さん! ソイツは危険だ! アスラン! 兄さんの援護!』
『あぁ!』
アスランとクルーゼの二人がかりで襲い掛かるが、あまりにも動きが早いその機体に、旧式のストライクは勿論フリーダムですら追いつけず、翻弄されてしまう。
しかし、そうこうしている間に、シンが敵に乗せられて、敵陣の深くへと切り込んでしまい、それをフォローしようとキラが敵の真っ只中へと向かう事になってしまうのだった。
『敵機! 水中に増援! アビスです!』
「フォビドゥンとカラミティを出撃させろ! カラミティはアークエンジェル艦上で援護! フォビドゥンは水中のMSの相手だ!」
『了解』
クルーゼの指示とそれほど変わらず、ミネルバからもザクが二機、水中へと飛び込んでゆき、水中での争いが始まる。
しかし、敵は水中が得意な戦場であり、それほど容易く勝てるという状況でも無いようだった。
この苛烈な戦場にクルーゼは思わず舌打ちをしながら、焦る気持ちと共に、例の黒いMSを追いつつ、敵のMSを撃ち落して数を減らす。
『きゃあ!!』
『「キラ!?」』
だが、状況は一刻の猶予も無い様な状態であった。
シンのカバーをしていたキラは敵の攻撃を捌ききれなくなり、被弾を重ねてゆく。
キラの援護に向かおうとしたアスランとクルーゼは逆に敵の黒いMSが邪魔をする為、道を塞がれてしまうのだった。
クルーゼは焦ったまま、ビームサーベルを抜いて、黒いMSへと接近戦を仕掛けた。
「ぬっ」
だが、接近戦すらも、黒いMSは容易く受け、クルーゼの一撃をあっさりと受け止めるのだった。
そして、ぶつかった事で直接通信が向こうから届く。
『フン。旧式でよくやるものだ』
「貴様……その声は!!」
『ん? どこかで聞いた様な声だな……そうか。お前、私のクローンか!』
「まさか……アル・ダ・フラガ!? 生きていたのか!」
『アレと同じ様な事を聞くのだな。やはり出来損ないは似るのか……ふっ、下らん所ばかり似るものだ。まぁ良い。お前もこのまま散れ!』
「っ……! アスラン!!」
『分かりました隊長!!』
『何!?』
黒いMSがその圧倒的な推進力でクルーゼのストライクを押し込んだ瞬間、その空いた隙間をアスランのフリーダムが駆け抜けた。
咄嗟にそれを追おうとした黒いMSを逆にクルーゼが押し込んで抑え込む。
『おのれ……失敗作が、邪魔をするな! 全機! 赤いMSを落とせ! フリーダムを近づけさせるな!』
「やはり狙いはキラか!」
『当然だ。完璧な私を生ませる為にはあの少女が必要でな! セナ・ヒビキに産ませた子と競わせ、最も優秀な方を私の器とするのだ!』
「そんな狂気を、あの子たちに近づける訳に、いくか!!」
クルーゼは盾を前に捨て、黒いMSの視界を遮ると、両手にビームサーベルを抜き、エールストライクの加速力で一気に駆け抜けて黒いMSの推進器を一部破壊するのだった。
『む? 出来損ないでも私のクローンか。やるな……仕方ない。ここは撤退だ』
クルーゼは荒い呼吸を繰り返しながら、引いていく部隊を静かに眺めていた。
恐ろしく、おぞましい相手だ。
その魔の手が今、キラとセナに迫っている。
その事を理解し、強く操縦桿を握りしめる。
「奪わせる物か。あの子たちには……今度こそ、幸せになる権利があるのだ」
その後、レイダーが敵の基地を発見した事と、近くで戦闘を行っていたインパルスがその基地を壊滅させた事で、戦闘は終わった。
だが、シンの勝手な行動によりキラが危険にさらされたという事で、アスランはフリーダムをミネルバへ着艦させて、シンを殴りつけるのだった。
一応、設定的には戦闘支援システム積んでると、現状サトー強化版くらいの強さがある感じですねー。
それが完璧な連携取ってきて、って感じです。
ただ、現状強化サトーですけど、学習装置がナチュラル用OS、ガンダムOS積んだ機体全部に仕込まれてるので、着実にレベルアップしてくる。
って感じ。
これをなんか適当な理解でウナト君がオーブから連合の一部に流したので、カガリ様ブチ切れ案件に。
という感じです。
ちなみに。
人類最強さんが乗ってるMSはまーったく姿とかイメージしてないですけど。
イメージ的には、アカツキなんですかね。
換装出来て、宇宙だとドラグーン、地上だと高機動みたいな感じで。
いや、ストライクか。
やはりストライク……。