ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
ガルナハン基地のローエングリンゲートを破壊するべくミネルバはマハムールの部隊と協力し、ガルナハン基地攻略作戦を開始した。
ただし、アークエンジェルは別動隊の動きを感知した為、今は別行動を取っている。
そんな中、シン達は作戦会議を行う為に、ブリーフィングルームへと集まっていた。
「しっかし、前回の戦闘を考えるといきなり戦力大幅ダウンって感じよね。アークエンジェルが居ないと」
「ケッ。別に要らないだろ。あんな奴ら」
「はいはい。まだ噛みついてるの? 懲りないわねぇ。アンタも。また殴られるわよ」
「今度はこっちからやってやるさ! 大戦の英雄だか何だか知らないけど! 隊長のフリーダムに乗ってるくせに全然活躍してなかったじゃん! 口ばっかだよ! アスラン・ザラなんて!」
シンは呆れたような顔をするルナマリアとレイの前で拳を握りしめながらそれを振るう。
しかし、ちょうどそのタイミングにブリーフィングルームへキラとアーサー。そしてアスラン・ザラが入ってきた為、シンは慌てて両手で口を塞いだ。
「ぷっ、くくっく。じゃ、じゃあ。作戦会議を始めようか」
「キラ。真面目にやれ」
「わ。分かってるけど。くくっ、くふふふ。タイミングが、完璧すぎて……」
「はぁ……ったく。じゃあ会議を始めるぞ。全員座れ」
「何でアンタが偉そうに指示してんだよ!」
「お前たちの隊長がふざけているからだ」
シンはその余りにも正論すぎる正論に、何も言えず押し黙り、近くの椅子に座った。
そしてアスランはいつまでも笑っているキラを放置し、ガルナハン基地について解説した後、作戦について説明しようとした。
だが。
「そこで今回の作戦だが……」
「そのモビルアーマーをぶっ飛ばして、砲台をぶっ壊し、ガルナハンに入ればいいんでしょ?」
当然の様にヤマト隊の狂犬が、アスランに嚙みついた。
その反応にレイもルナマリアも呆れたような視線をシンに向けるがシンは何も気にせずアスランを挑発する様に笑う。
「それはそうだが、俺達は今どうしたらそうできるかを話してるんだぞ。シン」
「やれますよ。やる気になれば」
「じゃあやってくれるか? 俺達は後方で待っていればいいんだな? 突破できたら知らせてもらおうか」
「ぇ、あぁ、いや、それは……」
思いもよらないアスランの反撃にシンはしどろもどろになってしまい、そんなシンをルナマリアとレイは笑う。
「はぁ。ったく。バカな話は置いておいて。ミス・コニール」
「えっ、あ、はい!」
不意にアスランは近くに居た少女を呼び、シンを示した。
「彼がそのパイロットだ。データを渡してやってくれ」
「ええ!? こいつが!?」
「そうだ」
コニールと呼ばれた少女は、シンをジッと睨みつけ、シンもまた少女を睨む。
そのまま互いに固まってしまい、場は静まり返ってしまった。
しかし、シンはそんな静寂が我慢できずに口を開く。
「なんだよ」
「この作戦が成功するかどうかはそのパイロットに懸かってるんだろう? 大丈夫なのか? こんな奴で」
「なにッ!?」
「ミス・コニール」
「アンタとか、そっちの人の方が強いんだろ!? じゃああんたらのどっちかがやった方がいいんじゃないのか? 失敗したら街のみんなだって今度こそマジ終わりなんだから!」
「なんだとこいつ! 隊長はともかく、こいつが俺よりも強いだと!?」
「シン! ミス・コニールもやめろ!」
「はいはい。みんな落ち着いて。大声で叫んでも何も解決しないからね」
キラは手を叩きながら全員の口喧嘩を止めると、中央に移動して笑う。
「まず一つ、僕は出来ない。理由は全MSの指揮をしないといけないから。次にアスランだけど。あー。いや。まぁ、確かにアスランでも良いかもね」
「キラ!」
「なに? だって、別に君ならインパルスでも問題ないでしょ? 僕もシンには危険な真似はさせたくないしね。その点アスランなら安心」
「……隊長は、俺より、ソイツの方が上手くやるって思ってるんですか!?」
「さぁ? どうかな」
「っ! なら、ならソイツがやれば良いじゃないか! 最初から!」
「キラ!! そうやって挑発するのは止めろ! シンも甘ったれた事を言うのは止めろ!!」
「っ!」
「生憎俺はお前の心情とやらに配慮して、無理と思える作戦でもやらせてやろうと思うほど馬鹿じゃない」
「……」
「無理だと思えば始めから自分でやるさ。俺も、キラもな! だが、お前なら出来ると思った。だからこの作戦をとった。それをあれだけデカい口を叩いておきながら今度は尻込みか?」
「っく、分かったよ! やるさ、やってやるさ!!」
「うんうん。頑張れシン」
「はい!!」
「……ったく、こいつらは、本当に」
アスランは頭を抱えながら、全員の作戦を確認した後、ブリーフィングルームを後にして、ミネルバの格納庫にあるフリーダムへと向かった。
そして、作戦は開始され、シンは先行してローエングリンゲートの真下へと繋がっている地下の坑道へと向かい、その中を突き進んでゆく。
しかし、坑道は完全な暗闇に支配されており、データだけしか頼るものが無い中で、シンはアスランへの文句を全力で叫びながら突き進んでゆくのだった。
シンがアスランへの怒りを燃え上がらせている頃、ミネルバはローエングリンを引きつけながら進軍しており、キラとアスランもMS隊に指示を出しながら、地球軍と交戦するのだった。
「んー。どうやら例の戦闘支援システムは積んでないみたいだね」
『それでも油断はするなよ』
「分かってますよっと」
キラはセイバーを変形させ敵部隊に突っ込み、その加速を保ったまま変形しビームサーベルで敵を無力化してゆく。
その余りにも人間離れした動きに地球軍は混乱しつつ、囲もうとするが、セイバーは変形を繰り返し、変則的な動きをし続ける為に捉える事すら不可能だった。
そして、キラは時計を見ながら笑うと、アスランへと通信を繋げた。
「そろそろだよ。アスラン」
『あぁ!!』
キラは、油断からか呑気に地球軍の部隊の中で浮いている地球軍のМA目掛けて変形しながら突っ込むと、直前でMS形態に変形し、シールドを構えたままぶつかって地面に叩き落とした。
直後、ローエングリンゲートのすぐ真下から爆炎が上がり、インパルスが飛び出して来る。
「いかせないよ!」
そして、爆炎を見てローエングリンゲートへ戻ろうとしているMAの武装、手足をビームサーベルや高エネルギービーム砲で撃ち抜き、敵が反撃をする際には、わざと大きく後退して、空中からアスランのフリーダムに狙撃して貰う。
MAはその連携にすぐ、耐えられなくなり、そのまま最後の武装をビームサーベルで破壊され動かなくなってしまうのだった。
「うん。シンの方も終わったね。アスランは無事?」
『あぁ』
「みんなも無事みたいだし。作戦成功かな」
キラは、崩れ落ちるMAと同じタイミングで爆発してゆくガルナハン基地を見て、頷いた。
そして、英雄として迎え入れられているシンの元へ、セイバーで迎えに行き、地球軍へと行われている暴虐から目を逸らしながら、シンと共にミネルバへと帰投するのだった。
はい。
シンサイドは割とあっさりと書いてますが、アスランへの叫びは面白いので、本編見てみてください。
そして、戦闘系の話は相変わらず苦手ちゃん。
不意に思ったけれど、なんでガンダムの二次創作書いてるんだろうね。
謎。