ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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PHASE-31『さまよう眸(ひとみ)』(前編)

(第三者視点)

 

 

 

デュランダル議長との会談が終わったキラ達はそのままホテルに泊まっていく様にと言われ、ホテルに泊まる事になった。

 

本来であれば、パイロットが誰か一人は戻らねばならない状況なのだが、ディオキアの内部に居るという事で今回だけはとタリアから許可が出る。

 

という訳で、キラは久しぶりにセナと二人きりの夜だとセナとの触れ合いを楽しみ、そのままベッドで寝て……朝、ノックの音で目を覚ました。

 

が、目を覚ましたとは言っても、まだ起き上がる様な気配は無いし、うだうだと言いながらベッドに寝ているのだが。

 

「んんー。なにー? まだ早いんだからさぁー。もうちょっと寝てようよぉ」

 

キラは意識が半分以上飛んでいる状態でセナを抱き寄せようとして、自分よりも少し小さい何かを抱き寄せた。

 

瞬間、キラの中に違和感が生まれるが、僅かに目を開いてみれば……そこにはピンク色の髪が。

 

「なんだ……らくすかぁ。ふふ。ラークス」

 

キラはラクスをやや強く抱きしめて……再び違和感。

 

「ん? あれ、ラクス。君、随分と大きくなったね?」

 

流石に何かがおかしいと気づき、キラが目を開けるのと、ドアが開かれ、外からルナマリアが入ってくるのはほぼ同時だった。

 

「隊長! おはようございます! 良いデート日和ですよ……って!!」

 

「ん? ルナ?」

 

「なんですのぉー? うるさいですわねぇ」

 

ルナマリアはベッドを見て固まり、キラは隣に寝るミーアとルナマリアを見て固まり、ミーアは何故か隣に寝ているのがセナではなくキラだという事に気づいて固まった。

 

完全に凍り付いた空間であったが、外から聞こえて来たシンの声に、ルナマリアが真っ先に意識を取り戻す。

 

「おーい。ルナー! 隊長は起きてたー?」

 

「バッ! シン! 入ってきちゃ駄目!!」

 

「えー?」

 

あどけない少年の顔で、笑いながら中に入ってくるシンにルナマリアは急いで扉の方へ向かい、シンを追い出す。

 

ほぼ裸と変わらない姿をしているキラを見せるわけにはいかないという精神でだ。

 

そして、シンを追い出した後、壁から顔だけ僅かに出して、キラとミーアを見据えると、唇を尖らせながら、文句を言った。

 

「サイテーです。隊長」

 

その言葉にキラは今の状況を理解し、額に手を当てながら深い、それはそれは深いため息を吐くのだった。

 

 

 

目覚めは最高の気分であったルナマリアは今現在最低の気分でシンと共に食堂へと向かっていた。

 

「なぁなぁ。隊長は起きてたのか?」

 

「知らないわよ!」

 

「なに怒ってんだよ。ルナ」

 

「シン。色々あるんだ。ルナマリアにもな」

 

「そういうモンか。なんか大変なんだな」

 

シンの言葉にルナマリアは内心で怒りを膨れ上がらせながら、食堂へと向けて歩く。

 

「なぁなぁ。レイ。ホテルの朝食ってどんな感じなのかな!」

 

「さぁな。俺もこのホテルに泊まった事は無いから分からん。だが、バイキング形式かもしれないぞ」

 

「おぉー! バイキングか! あの何でも好きなだけ取って良いって奴だよな!」

 

「あぁ。そうだ。だが、あまり見苦しい取り方はするなよ。我々は議長の好意で泊ってるという事を忘れるな」

 

「分かってるよ。皿に山盛りするなって事だろ? オーケーオーケー。理解してる」

 

シンとレイの会話を聞きながら、ルナマリアはため息を吐き、かつてアグネスが自慢していた隊長によるお姫様の様なデートを諦め、悪友たちと楽しく過ごすかと切り替えた。

 

そして後ろへと振り返って話そうとしたのだが、その前にルナマリア達へと話しかける者が現れる。

 

「ん? あぁ、お前達、昨日のミネルバのひよっ子だろ?」

 

「っ!失礼しました! おはようございます!」

 

ルナマリアはその話しかけて来た男に姿勢を正し、挨拶をする。

 

それは彼が議長と共に居た事で、自分たちよりも立場が上だと判断したからだ。

 

「あぁ、良い良い。そういうのは。俺もお前らと同じパイロットだ。上下関係とかなしに。仲良く行こうぜ」

 

「は、はぁ」

 

「それで、お前らと一緒に居た白服が居たろ。あいつはどうした」

 

「あぁ、隊長ですか。隊長でしたら」

 

ルナマリアが部屋に居ると伝えようとした瞬間、ルナマリアの後ろからキラとミーアの声が聞こえ、ルナマリアは顔をしかめる。

 

「だいたい何で勝手に僕の部屋に入ってるのさ!」

 

「良いじゃないですの。私とキラの仲なのですから。私だってセナ様とご一緒に寝たかったのですよ」

 

「そんな関係になった覚えは無いよ!」

 

その声は、ルナマリアの中で、キラの人物像を容易く変える事の出来るものだった。

 

そう。キラは教官をやっていた時から女子にやたらと人気だったのだ。

 

可愛らしい容姿から突如放たれる格好いいオーラに少女達は容易く落とされ憧れた。

 

しかし、現実はこうだ。

 

遊び人。

 

そんな言葉がルナマリアの中で強く印象付けられる。

 

「あ! いたいた! ルナ! ルナ! ちょっと話を」

 

「ハァ!?」

 

「あー。いや、えっと。何か怒ってますか? ルナマリアさん」

 

「別に!? 何も!? 怒ってませんけど!!」

 

「いや、どう考えても……「何か!!?」イエ、ナンデモナイデス」

 

ルナマリアの威嚇にキラは小さくなり、ペコペコと頭を下げるのだった。

 

その何とも情けない姿に、ルナマリアは何故か酷く母性がくすぐられ、頭の中に仕方ない。とか許してあげようとか。そういう言葉が溢れる。

 

まるでダメ人間にハマる人間の様であった。

 

「あっはっは。変わんねぇな! お前は! キラ!」

 

「え? あっ! ハイネじゃーん! おひさー!」

 

「おう! 久しぶりだな! 元気にしてたか……ってのは聞くまでもねぇな!」

 

「まぁね!」

 

キラはルナマリアの向こう側に居る派手な男に呼ばれ、にこやかに近づくとその男とハイタッチをして楽しそうに話をする。

 

その様子にヤマト隊のメンバーとミーアは、興味深そうに二人を見据えるのだった。

 

「あの隊長。そちらの方は?」

 

「あぁ、そっか。シン達は知らないんだっけ。こちら。ハイネ・ヴェステンフルス。カラオケ宴会隊の副隊長だよ」

 

「えぇ!? 何ですか! その隊は!」

 

「ふふふ。今度プラントに帰ったら紹介してあげるよ。みんなもきっと楽しめるからさ。特にルナマリアはすぐにエースになれそう」

 

「まぁ、正式に存在する訳じゃねぇけどな。キラの奴が、暇だってんで作った隊なんだよ。結構な奴が参加してるぜ。活動はたまに集まって歌って飲んで騒いでるだけの隊だな」

 

「我ながら天才的な部隊を作ったものだね」

 

「流石は隊長殿!」

 

「やー、なはは。それほどでもあるね!」

 

キラは腰に手を当てながらケラケラと笑い、ハイネはそんなキラをおだてながら笑う。

 

そしてシン達を置き去りにしてひとしきり笑った後、キラはやや真面目な顔になりハイネに問う。

 

「それで? ハイネは何で地球に居るの?」

 

「あぁ、俺も配属になったんだよ。ミネルバのヤマト隊にな」

 

「えぇー!? ホントに!? プラントって今、そんなに暇なの?」

 

「いや、そんな事はねぇんだけどな。まぁ議長からの命令だよ」

 

「ふぅん。ハイネまで来るって事は……まぁ、そういう事なのかな」

 

「だろうなぁ」

 

キラとハイネは互いに大きく息を吐きながらやれやれと肩をすくめる。

 

「あの……隊長。そういう事、というのは」

 

「これから今まで以上に、すっっっごく危なくて忙しくなるって事」

 

キラが満面の笑みで言った言葉にシン達は皆顔を見合わせながら、困った様に笑うのだった。




はい。
全部コメディ回。
やっぱこういう回が書いてて楽しいですわね。

前回の回で、ラクス様は喧嘩を演技だと言っていましたね。
しかし、果たしてお嬢様であるラクス様が演技で喧嘩が出来るんでしょうか。
その答えは皆さんの胸の内だけに……。
という訳で今回の回の話をラクス様がお知りになると、キラは


まぁ、そういう怖い話は良いんですけど。
今回の話で、実は一番気に入ってるのは、ハイネでも、ヤバい性癖にハマりそうなルナでもなく、シンとレイの会話なんですね。
こういう自然な距離感って良くない?

うーん。好き。

という訳で、今、私大変な危機に陥っております。
シンレイ強すぎて、ルナマリアが入れない!!!
ここからどうやってシンルナにすれば良いんだッ!!

何? え? 原作ってどうして二人は結ばれたの?
???
え?
?????

え?
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