ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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本日1回目の行動


PHASE-32『蒼天の剣』

(第三者視点)

 

 

 

それは奇妙な信号をミネルバがキャッチした事で始まった会議であった。

 

「救難信号ですか」

 

メンバーは艦長のタリア、副長のアーサー。そしてヤマト隊の隊長であるキラと副隊長扱いのハイネ。そしてヤマト隊の参謀であるセナだ。

 

「でも、間違いなくザフトの物なんでしょう?」

 

「はい。それは間違いないです」

 

「ただそれにしては妙なのよ」

 

「妙というのは?」

 

「MSからの信号ばかりで、艦からの信号が無いのよ」

 

「なるほど。それは確かに嘘くさい話だ。それで? どうする? キラ」

 

「まぁ、どちらにせよ確かめなくてはいけないと思いますよ。もしそれが本当に助けを求めているのならば、無視する訳にはいきませんし。そういう可能性がある以上はどこかで確かめる必要があると思いますね」

 

「なるほど。俺はキラの意見に賛成かな」

 

「はい。私も同様です。ただ、いざという時の逃げる手段は必要だとは思います」

 

「そうね。じゃあアークエンジェルには後方で待機して貰い、ミネルバで先行する様な形で良いかしらね」

 

最終的にまとめたタリアの意見に皆が頷き、作戦は開始される事になった。

 

が、キラ達が考えている以上に、その救難信号が送られてきていた黒海では悪辣な罠が仕掛けられていた。

 

 

 

救難信号が発せられていた黒海へ到着したミネルバは、まずセイバー、インパルスを出撃させ、状況を確認していた。

 

まずは足の速い二機でそのMSを見つけようとしたのだ。

 

そして、運よくというべきか。インパルスがフラフラと飛んでいるディンを発見する。

 

『隊長! 見つけました!』

 

「シン。気を付けてね」

 

『はい』

 

シンはキラに言われるまま、慎重に近づき、そのディンに触れて回線を繋いだ瞬間、それは起こった。

 

そう。ディンがインパルスの体にしがみついて、自爆したのだ。

 

『っ!? うわぁぁあああ!!』

 

「シン! 大丈夫!? シン!!」

 

キラの通信にはシンの叫び声が届き、キラは急いでシンを助けに行こうとするが、それを阻む様に大量のウィンダムが現れ、そして、それもまた、キラの乗るセイバーに近づいては自爆する。

 

「何の、つもりだ!? こんなの!」

 

インパルスにもセイバーにもフェイズシフト装甲がある以上、大きなダメージにはならない。

 

が、武器も使わず特攻してくる様子は異様な光景だった。

 

しかし、流石にキラもやられてばかりではいられないと、ビームライフルをウィンダムに向けて撃とうとした。

 

だが。

 

『や、やめ、たすけて!』

 

「子供!?」

 

キラは一瞬撃つのを躊躇い、その隙にその子供が乗っているであろうウィンダムからビームライフルが撃たれる。

 

しかもそれだけではなく、特攻し自爆するウィンダムも居るのだ。

 

一応、子供が乗っているウィンダムは自爆しないが、混戦状態では然程嬉しい話でもない。

 

そう。まともに戦闘が出来る状態ではないのだ。

 

「駄目だっ! ミネルバ! 後退して!! シンも!!」

 

『隊長!?』

 

「この敵、まともじゃない!! 自爆する奴と、子供が乗っていて、遠隔操作で動かされてる機体がある!! このまま戦っちゃだめだ!!」

 

『でも隊長は!!』

 

「ミネルバが離脱したら、僕も逃げるよ! 大丈夫。セイバーはMAになればウィンダムじゃ追いつけない!」

 

『それは、困るな! キラ・ヒビキ!』

 

「っ!? 貴方は!」

 

セイバーを囲んでいるウィンダムの中から、見えない様に突撃してきた機体のビームサーベルを受け止めると、キラはその黒いMSに向かって叫んだ。

 

アスランとクルーゼの二人がかりで勝てなかった機体であり、セイバーよりも性能は上である。

 

「その機体……! 核動力か! それに、ミラージュコロイド!? 趣味が悪いね!」

 

『フン。セナ・ヒビキの機体と同じだ!』

 

「一緒にしないでよ!! セナのホープは平和を願ったMSだ。破壊だけを生み出す貴方のMSとは違う!」

 

『同じ事だ! MSである以上、兵器である以上、兵器以上の役割はない! そして、それはお前も同じだ! キラ・ヒビキ! 女である以上、お前の役割は私の子供を産む事だけだ!』

 

「バカにして!!」

 

キラは黒いMSの猛攻にセイバーをボロボロにしながらも、何とか致命傷だけは避け続ける。

 

 

 

そんなキラを助けようとシンはインパルスを向かわせるが、そんなシンの前にも自爆する為に特攻を仕掛けるMSはやってくるし、子供が乗ったMSも来る。

 

『や、やだ! やだぁ!』

 

「くそっ! 大丈夫だ! 落ち着け! お兄ちゃんに任せろ!」

 

シンは迫ってくる子供が乗ったMSの戦闘力だけを奪い、なるべくショックを与えない様にしながら海の近くにある陸地へと不時着させてゆく。

 

多少怪我はするだろうが、それでも死なない様にと細心の注意を払ってだ。

 

しかし、そうこうしている間にもキラは黒いMSに追い込まれており、シンは焦りの中で、叫び、そして、自分の中に眠る力を自らの意思で呼び起こした。

 

「やらせるかぁあああ!!」

 

正確にビームライフルを撃ち、どうすれば不時着できるかを判断して一機、また一機と落としてゆく。

 

このままいけば問題なく全て落とせるかと思われた。

 

だが、そんな中、敵は不意にその動きを変え、子供の乗ったウィンダムすらも自爆する為にインパルスへと接近してきたのだ。

 

通信から聞こえてくる子供の嘆きに、シンは叫んだ。

 

「や、やめろぉぉおおお!!」

 

シンは叫び、どうにかして自爆を止められないかとビームサーベルを抜くが、どうにも出来ない。

 

通信から聞こえてくる子供の叫び声を聞きながら、シンはせめて痛みや恐怖が無いようにと機体を一撃で落とそうとした。

 

しかし、そんな攻撃が届く前に、周囲に居た全てのウィンダムが動きを止める。

 

自爆も、止まっている。

 

「何が!?」

 

『シン君!!』

 

「この声! セナ!?」

 

シンは戦場で翼を広げるホープを見ながら、子供が助かって良かったと安堵の息を吐くのだった。

 

 

 

セナがホープに乗り、戦場へ現れた事で、歓喜の声を上げた者が居た。

 

言うまでもなく、キラと戦っている男である。

 

『ようやく艦から出て来たか! 全機出撃! 目標は、赤い新型とホープだ。動けなくして、艦へと連れて行け!』

 

その禍々しい声と共に現れた艦隊は、今までの比ではなく、空を埋め尽くす様な数のウィンダムがミネルバに向かって飛んできていた。

 

しかもかつてシンとレイがオーブ沖で落としたMAやキラとアスランがガルナハンで落としたMAも複数存在している。

 

その艦隊に対して、ミネルバは主砲であるタンホイザーを起動すると、艦隊をロックオンした。

 

『む? 撃たせる訳にはいかんな!』

 

「行かせるか! ミネルバはやらせない!!」

 

『っ! この力は!! 以前の……!』

 

キラは極限の集中状態に入り、頭の中で何かが弾けた感覚のまま主砲の発射体制に入ったミネルバへと向かおうとする黒いMSへと猛攻を仕掛ける。

 

それにより、黒いMSは動けなくなり、ミネルバ周囲のウィンダムは動けず、増援もミネルバへと向かっても間に合わない。

 

そんな完璧なタイミングで放たれようとしていたタンホイザーは発射する直前に、何者かが放ったビームライフルによって大爆発を起こしながら、発射を止められてしまう。

 

「っ!? ミネルバ!!」

 

『ふ。ふっふっふ。間に合ったか』

 

通信の向こうで笑う男の声を聴きながら、キラは敵の増援として現れたユニウスセブン落下騒動の際に現れた二機のMSを睨みつけるのだった。




はい。
今日は色々あって、お昼も投稿。
という訳で本編の話ですが。

多分有効だと思う作戦を(ネオが)考えてきたんで、実行してみました。
コーディネーターの子供を捕まえて、それを乗せて、自爆するだけの機体と合わせて敵に向かわせる。
敵から見たら、同じ機体だし。どれが子供でどれが爆弾か分からんやろ!
名付けてウィンダムスイーパー
という天才的な作戦です。

何か言われても、コーディネーターの子供だから操縦出来てたんやろ。とか言えばオッケーだし(信頼できるコズミック・イラの民度
人道派で売ってるアークエンジェルも、ミネルバも子供を見殺しには出来んやろ!

というお話です。


ですが、実は私もこの話はイヤイヤ書いてるんですよ。

本当です! 信じてください!
私は何も知りません。ネオが勝手に……!
いや、私も彼に脅されて仕方なく書いているだけなのです。
信じて欲しい。

私は無実だ。
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