ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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本日3回目の行動


PHASE-41『明けない夜』(前編)

(第三者視点)

 

 

 

ネオはアークエンジェルとミネルバにそれぞれ監視部隊を送り、その動向を見張っていた。

 

そして、ミネルバからセイバーが飛びだったという話を聞き、ネオはリュニックに火を入れると奇襲予定地点にオルフェと共に向かうのだった。

 

「まずは私が行こう」

 

『えぇ、分かりました』

 

 

 

ネオは単独で飛行を続けているセイバーを発見すると、ミラージュコロイドを解除しビームサーベルを抜いてセイバーのスラスターを傷つける。

 

セイバーは慌てた様にМS形態へと変形するとビームサーベルを抜くが、それはオルフェが放ったビームライフルによって腕ごと撃ち抜かれ、腰のビーム砲も高速で近づいたシュラによって破壊され、両足をビームサーベルで切り裂かれてから地面に蹴り飛ばされた。

 

『妙だな? 戦乙女はこれほど弱かったか?』

 

『いや……これは!』

 

ネオはオルフェたちの通信を聞きながら、墜落したセイバーのコックピットから出てきたシンを見て目を見開く。

 

そして、それと同時にミネルバからグフが出撃したという情報を聞いた。

 

「なるほど。予定とは違うが、使えるかもしれんな。オルフェ、シュラ。ひとまずは待機してくれ。私の方で何とかしよう。ただあの小僧の思考は私に伝えてくれ。直接頭にな」

 

『分かった』

 

『何かあれば心でお呼びください。我らはそれを聞いて向かいましょう』

 

「助かる」

 

ネオはオルフェたちに言葉を返すと、リュニックを地面に着地させ、コックピットから出た。

 

そのままセイバーのコックピットから這い出てきたシンの元へと向かう。

 

「なんだ。貴様。キラでは無いのだな」

 

「っ!? なんで、隊長の!」

 

「フン。イチイチ言わねば分からぬとは。コーディネーターもその程度か」

 

「なに!?」

 

「騙されたんだよ。お前は」

 

「隊長が俺に嘘を吐いたって言うのか!!」

 

「く、ハハハ! まったくおめでたい奴だ。お前も、キラ・ヤマトも」

 

「隊長を、バカにするな!!」

 

シンはステラを抱きしめたまま、叫ぶが、ネオはそんなシンを見て嘲笑う。

 

「だからおめでたいというのだ。ククク。キラ・ヤマトはこう言っていたのだろう? アークエンジェルに行けばステラを助けられる。あの艦は信頼出来ると」

 

「っ!?」

 

「それ自体が罠だったのだよ。ククク。実に愚かしい」

 

「どういう……意味だ」

 

「ふっ、どうせ死にゆく命だ。せめて教えてやろう。キラ・ヤマトはな。利用されていたのだよ。我らが真なる主、カガリ様によってな」

 

「……は?」

 

「連合軍に我らが居たのもカガリ様の計画さ。カガリ様が直接ザフトに協力し、我らは連合からザフトの戦力を削る。こうするとどうなると思う? ザフトと連合が互いに戦力を疲弊させ、その弱り切った所を、我らオーブが討つのさ。世界を荒らす無法者を、我らの正義で倒すのだ!」

 

「ふ、ふざけるな! そんな! トダカさんは! あの船の人は!!」

 

「ん? トダカ。あぁ、あの邪魔な連中か。民の為だなんだと煩い男だったな。くっくっく。だが! あの空母が前進してきた時は傑作だったよ! カガリ様の命により殺す事は決まっていたが、まさか自ら死にに来てくれるとはな! しかもだ! お前も最後に聞いただろう? あの男、ユウナ・ロマ・セイランの叫びを、あの男は最期の瞬間までカガリ様を信じていたのだ。既に自分が切り捨てられているとも知らずにな!!」

 

「お前ぇぇええええ!!!」

 

怒りのままにシンは拳を握りしめてネオに殴り掛かったが、ネオはそれをオルフェたちから聞いており、容易く迎撃すると、蹴りつけて、踏みつけて、心を踏みにじる。

 

「お前も可哀想にな。同情するよ。元オーブ国民だという事だが。カガリ様の元で正しくその力を使っていれば、こんなに苦しむ事もなかっただろうに」

 

「……っ、ぐっ、くそ。お、おまえ、たちが」

 

「ん?」

 

「おまえたちが、なにを、たくらんでも……、あの艦には、アークエンジェルには、アスランさんが、いるんだ! お前たちの、たくらみなんて、すぐに気づいて……」

 

「クハハハハ!! ハハハハ!! これは本格的に、どうしようもない奴だな。お前は」

 

「な、に……」

 

「アスラン・ザラは我々の協力者だよ」

 

シンは目を見開いて、震えながら視線をさ迷わせる。

 

僅かに開かれた口からは、違う、そんな、と言葉が漏れた。

 

「いやはや。そこまで信用して貰えるとは。流石はアスラン殿。というべきかな。いや、しかし。ここへキラ・ヤマトを連れて来るという計画が失敗している事を考えると、完全に騙しきる事が出来なかったという事か。それだけは残念だ」

 

「なんで……隊長を、狙うんだ」

 

「ん? そうか。お前は知らないんだな。キラ・ヤマトは完璧な母体なんだよ。どんな相手の子でも作る事が出来る。そして、そのキラ・ヤマトの才能は子に受け継がれ、オーブを守る為の兵として育て上げる事が出来る。ククク。どうだ? どんな兵器を作るよりも完璧な防衛システムだと思わんか?」

 

「い、いのちを……なんだと、おもっているんだ」

 

「カガリ様の役に立つ事が出来るのだ。これ以上の幸福はあるまい」

 

ネオは、激しい怒りで踏みつけられながらも自分を睨みつけるシンを蹴り飛ばすと、同時にセイバーの残骸に小型化した救難信号の発信機を取り付け、ステラを拾う。

 

そして、そのまま自分の機体に戻ろうとした。しかし、足を掴む感触に視線を下へ向けた。

 

「す、てらは……おれと、せなと、たいちょうの……!」

 

「下らん慣れあいだ。失せろ。これにはまだ兵器としてやる事がある。兵器として戦い、その果てに死ぬ。それだけだ……む? ザフトの援軍か! ここは退くしかあるまい!」

 

ネオはシンを蹴り飛ばし、ステラと共にリュニックに乗り込むと先にオルフェたちへ離脱する様に告げ、遠くにグフが見えた事を確認し、ビームライフルをセイバーの残骸近くに撃ち込んだ。

 

無論、シンが死なない様にシンから大分離れた場所にだ。

 

その爆発に反応したのかグフがネオの方へ向かってくるが、ネオは軽くグフと撃ち合った後、ミラージュコロイドを展開し、離脱してゆくのだった。

 

 

 

全ての仕事を終えたリュニックは北方へと向かい、キラを今度こそ捕まえる為の策を打つのだった。

 

「こちら第八十一独立機動軍、ネオ・ロアノーク大佐だ。ボナパルト聞こえるか?識別コードを送る。着艦を許可されたし」

 

『こちらボナパルト。了解。識別コードを確認。ようこそ大佐。アプローチどうぞ』

 

ネオは口元を吊り上げて笑い、ボナパルトに着艦すると、ステラと共に内部を進み、ステラに治療と最後の調整を施した。

 

兵器として、完成させるための調整を。

 

「ステラ」

 

「……ぅ、ぅぅ? ね、お?」

 

「あぁ、そうだ。私だ。実はな。ステラ。スティングとアウルだが、死んでしまったんだ」

 

「っ! し、んだ……?」

 

「あぁ、ザフトにな。殺された。しかし、優しいセナはその仇を取る為に出撃するそうだ」

 

「セナ……」

 

ステラは寝ているセナを見つめて、小さく呟く。

 

「セナ。ステラ、守る」

 

「そうだ。セナを守ってくれるか? ステラ。お前がセナを殺そうとする怖い物を全部壊すんだ」

 

「ステラ。セナ守る。怖いもの。壊す」

 

ネオは笑みを浮かべながら、パイロットスーツを着せたセナを遠隔操作しているウィンダムに乗せ、ステラには、一機の悪意に乗せる。

 

『非常要員待機。X-1デストロイ、プラットホーム、ゲート開放』

 

『ステラ……守る! シン! 約束!』

 

「そうだ。精々守ってくれ。キラ・ヒビキが出てくるまでな」

 

ネオはステラの言葉を聞きながら、飛び立ったセナの乗るウィンダムとステラのデストロイを見て笑うのだった。




はい。
何か一瞬、ネオにも悲しい過去があってね……。
的な感じで生き残らせようかと思いましたが、突き抜けた悪党が居る方が面白いからね!!

彼にはとことん突き進んで貰う事にしました。
コズミック・イラに漂う怨念と悪意と憎しみを全てネオに集めるんです。
そして、ネオをレクイエムする……!
これが、ネオ・レクイエム。

ルルーシュ好きに全力で土下座しないといけない案件かもしれない。


まぁ、という訳でシンの心を読みながら、シンとか仲間しか知らなそうな情報を重ねてゆく事により説得力を増し、同士討ちさせる。
便利よね。心を読む能力って。

結果。
大切な人を守るために、大切な人が大切にしている物を壊す訳ですね。

美しい。
これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう。
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