ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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本日4回目の行動


PHASE-41『明けない夜』(後編)

(第三者視点)

 

 

 

ハイネはタリアの命令により、セイバーで捕虜と共に出撃したシンを追っていた。

 

「これが青春の逃亡とかだったら、俺も笑えたんだがな。ったく。キラも嫌な役を押し付けてくれるぜ」

 

愚痴を言いながらもセイバーの飛んでいった先を追い、そして救難信号を見つけ、そこに飛んで行くと爆発を目撃する。

 

「っ!? これは! セイバーと、アレは連合の機体か!!」

 

ハイネは即座にビームソードを抜くと、連合の黒いMSへと迫り、そのまま撃墜しようとした。

 

しかし、敵は幾度かぶつかった後あっさりと消えてしまい、ハイネはその行動に疑問を持ちつつも、セイバーの残骸近くで倒れているシンを見つけ、急いで収容するのだった。

 

そして、敵を警戒しながら、全力で離脱し、ミネルバへと戻った。

 

 

 

ミネルバに戻ったシンは一日医務室でうめき声をあげていたが、何とか動ける様になってから警備兵と共に艦長室へと向かった。

 

「覚悟は出来ている、とでも言いたげな顔ね」

 

「えぇ」

 

「そう。でも覚悟をしてきた所悪いけど、貴方に罰則は何も無いわ」

 

「は?」

 

「当然でしょう? 貴方は命令されただけ。そう隊長が自白したのだから」

 

「っ! なんで!!」

 

「キラが言ったのよ。全ての責任は僕にあるってね。今は営倉に居るわ」

 

「艦長!! 俺がやったんです! 俺が決めて! 俺が!」

 

「シン。貴方がいくらそう叫んだ所で無意味よ。貴方が出ていって、寝ている間に全て終わったの。後は軍司令部の決定を待つ状態よ。最悪の事態にはならないとは思うけど、保証は出来ないわ」

 

「そんな……」

 

「シン。貴方への罰則は何もない。でもね。貴方やレイ、ルナマリア、メイリンへの罰は、これよ。貴方たちの行動で、キラ・ヤマトは拘束され、営倉へと入れられている。その意味をよく考えなさい」

 

シンはタリアにそう言われ、艦長室から追い出された。

 

そして、フラフラと歩きながら営倉へと向かい、自動扉を開いて、薄暗い部屋の中に入る。

 

「ん? またお客さん? あぁ、シン。帰ってきてたんだね」

 

「……はい。隊長」

 

「何そんな暗い顔してるの。ほら、こっちに来なさい」

 

シンはキラに言われるまま牢へと近づき、格子越しに頭を撫でられる。

 

その感触に涙が溢れてくるが、それを止める事は出来なかった。

 

「ごめんね。ホントは抱きしめてあげたいんだけど。今はちょっと出来なくてね」

 

ラフな格好で笑うキラは、痛々しく、シンは直視できないままただ、涙を流し続けた。

 

そして、少しして落ち着いて来てから、キラの傍にある物が無い事に気づく。

 

いつも当たり前の様にキラの周りを飛んでいた物が、ない。

 

「隊長……トリィは」

 

「あぁ、営倉に入れちゃ駄目なんだって。携帯とかPCとかも取り上げられちゃって、退屈って感じ」

 

あははと笑うキラは明らかに無理をしていて、シンはそんなキラに何かを言おうとしたが、その瞬間に営倉の扉が開いた。

 

「シン・アスカ。時間だ。出ろ」

 

「……っ! 良いだろ! もう少しくらい!」

 

「駄目だ!」

 

「くっ」

 

「ま、しょうがないよ。じゃあ、シン。無理はしちゃ駄目だからね」

 

キラはシンを撫でると、また牢の奥にあるベッドに向かい、そこに座って笑う。

 

その姿にシンは言葉が込み上げるが、急かす警備兵の言葉に拳を握りしめて外へと出ていくのだった。

 

そして、部屋を出てすぐに警備兵が呟いた声を聞く。

 

「ったく……誰のせいで、ヤマト隊長がここに入れられてると思ってるんだ」

 

「っ!」

 

シンは怒りを瞳に灯して振り返るが、営倉の前に立っている警備兵はそんなシンの目に負けず睨み返した。

 

そして、手に持っていた銃を強く握りしめながらシンに言葉を放った。

 

「どうしてこんなに厳重だと思う? 艦長はお前たちを警戒してるんだ。ヤマト隊長を連れて行くんじゃないかってな。あの人がどうしてこんな所に閉じ込められなきゃならない……! 敵のパイロットなんてあのまま死にゃ良かったんだよ!」

 

「お前は!!」

 

「殴りたきゃ殴れよ! またヤマト隊長が庇ってくれるさ!! そうやって、甘やかされて、さぞや気分も良いだろうな!!」

 

シンは警備兵の胸倉を掴んでいたが、その向けられた言葉に何も言えず、離すとそのまま自室へ向けて走って行くのだった。

 

そして、部屋に飛び込むと、壁を殴りつけようとして、レイに腕を止められた。

 

「壁に穴を開けられてはたまらない。殴るなら他の物にしてくれるか?」

 

「っ! レイ……!」

 

「隊長の事で憤っているのは分かる。俺だって同じだ。しかし、問題を起こせばそれがまた隊長への評価に繋がる。今は我慢しろ」

 

「っ、レイ……! 俺は、俺は!!」

 

「話をしよう。今のお前にはそれが必要だ」

 

レイはシンをベッドに座らせると、自分も同じ様に向き合って自分のベッドに座る。

 

「それで、どうだったんだ? アークエンジェルは。例の医者は居たか?」

 

シンは黙って首を振る。

 

「そうか。では、アークエンジェルの速度が命だな。その医者の所に「違う」……シン?」

 

「俺、駄目だったんだ……。アークエンジェルに向かう途中で、待ち伏せされて、アスハの手先に! 全部、嘘だったんだ!! 騙されてたんだ! 俺も、隊長も! みんな!!」

 

「落ち着け。順に聞かねば分からない」

 

レイはそう言って、シンを落ち着かせようとするが、シンの精神は安定せず、怒りと溢れる涙で感情が暴れるばかりであった。

 

「仕方ない。シン。軍で支給された携帯端末があるだろう。アレを出せ」

 

「……?」

 

シンはレイに言われるまま、常に持ち歩いているソレを渡し、レイは受け取ってから部屋にあるPCにそれを繋いだ。

 

「軍の携帯端末にはな。盗聴器が仕掛けられているんだ。イザという時の為のな」

 

「盗聴器!?」

 

「あぁ。三日分しか保存できんが、ある程度の会話の記録であればここから拾える。良いか? シン」

 

「頼む!! ありがとう! レイ!」

 

「いや、こんな事しか出来ないからな」

 

そして、レイはシンとネオがした会話の記録をPCに保存し、聞いた。

 

シンの心を読み、的確に悪意を持ってシンを陥れようとしている声を。

 

「……そうか。この事は艦長には?」

 

「いや、まだ」

 

「分かった。ではこれは俺から議長へ渡しておこう」

 

「議長へ!?」

 

「当然だ。この話がどこまで真実で、どこからが嘘か。その判断をするのは我々でも艦長でもない。議長だ。何せオーブという国そのものが怪しいのだからな」

 

「……でも、オーブに住む人は」

 

「分かっている。無論オーブのトップに問題があるとしても、オーブを滅ぼせ、なんて話にはならん。多くの守るべき人間を巻き込む様な選択を議長はしない」

 

「そう、か」

 

シンは僅かに生まれた救いに安堵し、それと同時に、湧き上がる様な怒りを感じた。

 

「しかし、まさかアスラン・ザラまでとはな。信じがたい話ではあるが」

 

「でも、アイツ、隊長やセナと話す度に、アークエンジェルに来いって何度も言ってたんだ。共闘してる筈なのに」

 

「……そうだな」

 

「今度怪しい事してたら、問い詰めてやる」

 

シンは拳を握りしめながら、そう心に決め、次なる再会を願うのだった。

 

そして、そんなシンの願いを叶える為か、ジブラルタルに到着したミネルバはそこで、衝撃的なニュースを聞く事になるのだった。

 

 

 

「司令部より緊急通達です」

 

「え?」

 

「ユーラシア中央より地球軍が侵攻。既に3都市が壊滅。ザフト全軍は非常態勢を取れとのこと」

 

「何ですって!?」




はい。
私は品行方正な人間だったからよく分からないんですけど。

何か悪さをする人が居て、その人が何言っても、やっても響かない人間だった場合、その人が大切にしている人間に罰を与えると、凄く効果的なんですよね。
ホンマ腹立つ。
特に理由は無いですけど、連帯責任って言葉が私は宇宙で一番嫌いです。

特に関係のない話でしたね。


という訳で、いよいよデストロイがスタンバーイ。スタンバーイ。
次回のタイトルは「ステラ」
シン君がどこかの誰かと感動の再会をする話!
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