ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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本日2回目の行動


PHASE-49『天空のキラ』(前編)

(第三者視点)

 

 

 

無事。とは言い難いが、オーブへと帰ってきたキラは、急いでカガリが待つ行政府へと向かい、セナがどうなったのかを確認した。

 

そこでカガリからセナが生きている事を知らされて、崩れ落ちる様に床にへたり込むのだった。

 

「……よか、った」

 

「キラ」

 

「ありがとう。カガリ。ようやく生き返った様な気持ちだよ。まったく! 今度会ったらお説教しなきゃ」

 

「そうだな。その時は私も参加させて貰おう」

 

「その時は、俺も参加するぞ。キラ」

 

「っ! アスラン!!」

 

「久しぶりだな。キラ。少し瘦せたんじゃないか?」

 

「……ちょっと長い間営倉に入ってたからね」

 

「「なに!!?」」

 

「キラ様を営倉に!?」

 

「カガリ様! すぐにオーブ全軍を出撃させましょう!」

 

「逆賊ザフトを討つべし!!」

 

キラが何も考えず発した言葉で、行政府に居た役人やら、軍人やらが怒りのままに立ち上がるが、キラはそれをまぁまぁと諫めるのだった。

 

しかし、何よりも怒り狂っているカガリとアスランに、キラはとりあえず話を変えるかとアスランに語り掛けた。

 

「ところでアスラン。よく無事だったね。シンに撃墜されたって聞いたけど」

 

「……あぁ、俺は何とかな。だが、フリーダムは駄目だった。すまんキラ」

 

「良いよ。アスランが無事なら、それが一番だ」

 

「キラ。俺もお前が無事で良かった」

 

アスランとキラは感極まって抱き合うが、カガリはそんな二人を白い目で見ながら、いじけた様に愚痴る。

 

「なんだなんだ。お前たち。姉であり、婚約者である私は放置して二人きりの世界か?」

 

「っと、すまん。カガリ。いや、キラの事は妹の様に想っている相手であってな。そういうアレじゃないぞ」

 

「こんな事くらいでいじけるなんて、やっぱりカガリは甘えん坊だねぇ。ほら、お姉ちゃんに甘えて良いんだよ?」

 

「私が姉だ! それにな! アスラン! 別に私はそんな事を疑ってはいない! ただな! 私はお前の婚約者なのだから、それ相応のだな!」

 

カガリの演説が始まってしまった為、キラはアスランの服を軽く引っ張りながら、アスランの耳に囁く。

 

「ねぇ。アスラン。ちゃんとカガリに好きって伝えてる?」

 

「言ったぞ結婚式の時に」

 

「それだけ? あの時だけなの!?」

 

「まぁ、あれから忙しかったからな」

 

「もー。ホント朴念仁なんだから。好きとか愛してるって言葉は毎日毎時毎分毎秒伝えるの! 良い?」

 

「そういう物か?」

 

「そういう物です! アスランは特に分かりにくいんだから! 言葉にする。行動にもする! 良いですね?」

 

「あ、あぁ。分かった」

 

この時、カガリから愛に溢れた愚痴を語られ、キラに耳元で囁かれるというオーブ国民にとっての至上のご褒美を全身で受け取っていたアスランは、その光景を目撃した政府関係者及び軍人に、心の中で呪いを掛けられていたが、アスランの精神力の前には全てが無意味であった。

 

 

 

そして、カガリの愚痴が続く行政府にて、生温い空気を壊す一報が入る。

 

「た、大変です! エターナルより緊急連絡! ザフトに発見されたと!」

 

「っ!?」

 

「追撃している部隊は不明だが、突破が難しい場合、集めた情報と新型だけでもオーブへ降ろすと」

 

「そんな、突破が無理ならって! ラクス!!」

 

キラはその報告に目を見開き、すぐにでも飛び出そうとした。

 

しかし、そんなキラの腕を捕まえ、アスランが冷静に声を掛ける。

 

「どこへ行くつもりだ」

 

「決まってるだろ! 宇宙へ! ラクスの所へ行くんだ!」

 

「それも良いがな。どうやって宇宙へ行くつもりだ。それくらいは決めてから出て行っても良いんじゃないか?」

 

「……アスラン」

 

「カガリ。試作型のブースターがあっただろう。MSのみで宇宙へ行ける奴だ。あれの準備を任せても良いか?」

 

「あぁ。分かっている! モルゲンレーテへ連絡。急げ!」

 

「カガリ……アスラン」

 

「問題は機体だが、アークエンジェルにはストライクがある。それを使おう。そして、俺の機体だが……ちょうど良いのがあってな」

 

アスランはキラを見て小さく笑うと、その手を取ってモルゲンレーテへと急ぐのだった。

 

そして、二人はモルゲンレーテで用意された機体に乗り込み、宇宙へと飛び立つ。

 

「でも、アスラン。本当に良いの? その機体で」

 

『確かにスペックは劣るが、俺達なら問題はない』

 

「……分かった。でも、嬉しいよ。いつか見た夢が叶うみたいで」

 

『そうだな』

 

アスランはキラの言葉に頷くと、キラが操るブースターに身を任せながら、その機体。イージスの中で静かに目を閉じた。

 

かつてイージスにアスランが乗っていた時は、互いに争う事しか出来なかったが、今は共にある。

 

共に背中を合わせながら未来を守る為に戦おうとしている。

 

それがアスランには嬉しかったのだ。

 

 

 

そして大気圏を突破した二人は戦闘を行っているエターナルとザフト艦隊を見つけ、ブースターから機体を切り離しながら、ビームライフルを放つ。

 

『キラ! ブースターの操作は貰うぞ!』

 

「うん!」

 

まずはキラがエールストライクで突撃しながら、ビームライフルを放ち、エターナルとエターナルを守る為に戦っていたガイアとムラサメの周りにいる敵を引き離した。

 

『あれは! ストライク!?』

 

『それに、イージスよ! アンディ!』

 

「バルトフェルドさん! アイシャさん!」

 

『キラか!? という事は向こうの機体は』

 

アスランはブースターを再び加速させると敵のMSに突撃させ、敵MSの前でブースターをビームライフルで撃ち抜き、爆発に敵のMSを巻き込む。

 

そして、キラに向かって放たれたビームライフルをシールドで防ぎ、お返しとばかりに敵のMSのビームライフルを撃ち抜くのだった。

 

『バルトフェルド隊長!』

 

『やはり、アスランか!』

 

ストライクとイージスは背中を合わせながら、それぞれの正面に居る敵をビームライフルで撃ち抜いてゆく。

 

しかし、やはり性能差というのは技量だけでは埋めきれず、ストライクはキラの乱雑な戦い方もあり、ボロボロになってしまうのだった。

 

『キラ!! 大丈夫か!?』

 

「うん! でもストライクが」

 

『馬鹿! だったら早くエターナルに入れ!』

 

「え?」

 

『お前の機体を取ってこい!』

 

バルトフェルドに言われ、アスランとアイシャに援護して貰いながら、ストライクはエターナルに着艦する。

 

そして、キラはボロボロのストライクから飛び出して、キラを待っていたラクスに抱き着くのだった。

 

「ラクス!」

 

「キラ!」

 

「ラクス! 良かった」

 

「キラ」

 

「こうして君がここにいる。それが本当に嬉しい」

 

「わたくしもですわ。キラ」

 

「あれは?」

 

「こちらですわ」

 

キラはラクスに案内され、その機体の前に立った。

 

セナとハインラインが設計し、多くの平和を願う技術者たちによって造られ、こうしてラクスから届けられたキラの新たなる剣。

 

「ありがとう。これで僕はまた、ちゃんと戦える。僕の戦いを」

 

「キラ。どうか。私の想いも一緒に」

 

「うん」

 

 

 

そして、キラはその機体に乗り込み、出撃の準備を行ってゆく。

 

「CPC設定完了。ニューラルリンケージ。イオン濃度正常。メタ運動野パラメータ更新。原子炉臨界。パワーフロー正常。全システムオールグリーン。ストライクフリーダム、システム起動」

 

『X20A、ストライクフリーダム、発進どうぞ!』

 

「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!」

 

今、多くの人の想いを乗せた機体が自由の名を得て、宇宙へと飛び立つのだった。




はい。
まぁ、やりたかっただけです。

イージスを回収して、修復する意味ないやろ。
って言われたら、まぁそうかもしれないですけどー。
でもストライクとイージスが並んで、ラクスを護ってるっていうのがやりたかったんですよ。

SEED時代は出来ませんでしたからね。

という訳でストフリ解禁。
次回には、あの機体が!!

では、また午後ー
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