ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
終わる事のないザフトの援軍に、アスラン達もいい加減限界となっていた頃、エターナルのカタパルトからその機体が出撃した。
X20Aストライクフリーダム。
新たなるキラの剣である。
そして、その剣はその力を遺憾なく発揮し、敵を屠ってゆく。
だが、ザフトの大艦隊が動いている以上、ストライクフリーダムだけで戦いを終わらせる事は難しい。
「バルトフェルド隊長! ジャスティスはどうですか!?」
『あぁ。動かせる!』
「分かりました。俺もエターナルへ」
アスランはキラが作った隙にエターナルへと入り、勝手知ったるエターナルとばかりに、素早く移動し、ジャスティスの前に降り立った。
「アスラン」
「っ! ラクス。居たんですね。てっきりブリッジかと」
「……えぇ」
アスランの言葉にラクスは少々苛立ちを感じたが、それを表には出さず笑顔で言葉を返す。
「これが、新しいジャスティス。セナが俺の為に造った機体ですか」
「セナ様とハインライン様ですわね」
「ありがとう。セナ」
アスランは機体の前で拳を握りしめながら目を閉じる。
話を聞いていない。
普段はこんな事も無いのだが、おそらくはイージスでキラのストライクと背中合わせで戦った事。
そして、キラのストライクフリーダム。自分のインフィニットジャスティスと、セナの愛情を感じて、感極まっているのだろう。
だからしょうがない事ではあるのだが、ラクス様はそんなアスランの態度が少し気に入らなかった。
「アスラン」
「え? あ、はい! 何でしょうか。ラクス。急いでキラの所へ行かないといけないのですが」
「えぇ。分かっておりますわ」
分かっていると言いながらも、話を続ける気満々であったラクスは、アスランを見つめながら深く、深く笑う。
「アスランは、キラの事をどう思っているのでしょうか?」
「妹ですが」
「セナ様の事は?」
「妹です」
「……お話になりませんわね。アスラン! 貴方の信じる妹とは何ですか!?」
「キラとセナの事です」
その余りにも真っすぐな言葉と目に、ラクスはそれ以上何も言えず、分かりましたわとだけ告げて、その場を去る事にした。
しかし、諦めてはいない。
明らかに怪しい気配があるのだ。
アスランはキラに妹以上の感情を持っている。
ラクスは必ずいつか問い詰めてみせると心に誓い、ジャスティスの発進を補助するのだった。
『X19A、インフィニットジャスティス、発進どうぞ』
「アスラン・ザラ、ジャスティス、出る!」
そしてエターナルから飛び出したジャスティスはエターナルのすぐ近くまで迫っていた敵MSを咄嗟に抜いたビームサーベルで戦闘不能にし、そのまま近くにいるMSを順に撃破してゆく。
『アスラン!』
「キラ! 遅れてすまない!」
『ううん。大丈夫。不思議とね。この機体に乗ってると負ける気がしないんだ』
「そうだな!」
そして、アスランはキラと連携を重ねながら、ザフトのエースパイロットを順に撃破し、最後にはナスカ級やローラシア級の武装を全て破壊して、エターナルと共に戦線を離脱するのだった。
戦闘が終わってから、キラとアスランはエターナルのブリッジへと移動し、今後についての相談をしていた。
「では、ヘブンズベースは」
「もう落ちた」
「そうですか」
アスランの言葉にラクスは少し考え込みながら、黙り込む。
そして、考えがまとまったのか口を開いた。
「では、キラとアスランにはすぐにでもオーブへと戻っていただかなくてはいけませんわね」
「それは」
「ラクスは次に狙われるのがオーブだと思ってるって事?」
「えぇ。以前にもアズラエル様の事で、アークエンジェルが狙われましたし。今回の戦闘で、私たちの事も知られてしまったでしょう。そうなればデュランダル議長が私たちを放っておくはずがありません」
「しかし、議長が討つと言っていたのはロゴスだろう。アークエンジェルの時はザフト内部だけで行われた物だったが、今は地球軍も対ロゴス同盟軍に参加しているんだ。流石に前回と同じ言葉は通じないぞ。それにカガリはアークエンジェルの事を世界に公表するつもりだ。そうなれば議長の立場は苦しくなるだろう」
「えぇ。だからこそ、ですわ」
「だからこそ?」
「はい。だからこそ、議長は自分の声が届く内にオーブを討とうとするのではないでしょうか。理由なら、それこそいくらでも作れますから。今のデュランダル議長ならどの様な言葉でも皆さんは信用されるでしょう。そう。例えば、逃げ出したロゴスの方がオーブへ逃げ込んだ等」
「なっ!」
「そうだね。オーブは島国だし。入り込む事はそこまで難しくない」
「しかし、それは不法入国だろう! そんな事で何故オーブが焼かれなくてはならない!」
「アスラン。理由はいくらでも作れます。それに、人の感情は理屈を超える物ですから。前大戦から現在まで、地球軍、ザフトの中でオーブを邪魔だと思っている方はアスランが思うよりも多いと思いますわ」
「……それは、そうだが」
「アスラン。良いじゃない。何も無いなら無いで。カガリに新型を自慢しに行こうよ。どっちにしても今戦場は地上なんだし。オーブにはアークエンジェルもいる。そうでしょ?」
「キラ。そんな気持ちで」
「どんな気持でもさ。僕らは結局向こうが動くのを待たなきゃいけないんだから。こんな時くらいは考え込まず、まずは行動しようって話」
「……はぁ。分かった。そこまで言うんなら、行こう。オーブへ」
キラの言葉にアスランは頷いて、その手を取った。
そんなアスランの行動にラクスはしらけた目を向けながら、ジッとアスランを見据えるのだった。
しかし、そうと決まったのは良いが、エターナルは既にオーブの上空から離れてしまっており、地上へ降りるまではまだ時間がかかる。
という事で、キラは久しぶりにラクスの部屋で二人の時間を楽しんでいた。
「ラクス。本当に久しぶりだね」
「えぇ」
「ふふ」
「……キラ。先ほど格納庫で会った時からずっと思っていたのですが」
「ん? なぁに?」
ラクスを抱きしめながら、何となくミーアの事を思い出していたキラはラクスの言葉に顔を上げる。
そして、固まった。
「キラから別の方の香りがするのですが」
「え!? いや、そんな事は! ちゃんとシャワーも浴びたし……あ」
「キラ?」
「違う! 違うんだよ? ザフトから脱出してくる時に、メイリンって子と一緒に逃げ出してきたんだけど、その子が直前まですぐ近くでMS戦を見てたり、セナの事で泣いてたりしてたから、慰める為に抱きしめただけで、別にやましい気持ちがあった訳じゃないんだ」
「キラ」
「はい!」
「やましい気持ちがある方ほど、よく喋るそうですわ」
「……なるほど」
「お話を遮ってしまい、申し訳ございません。続きをどうぞ?」
「えぇっと。いえ。特にはありませんよ」
「ふふ」
「えと、ラクスさん?」
「キラ。最近なのですが、こうして意識を集中すると表面上だけですがその方が何を考えているのか分かる様になりまして」
「へ、へぇー。それは、凄いね。超能力って奴かな」
「嘘を、吐いてましたね?」
「っ!」
「メイリンさんという方の方が私よりも抱き心地が良いとか。ミーアさんという方の方が、私よりも胸が大きくて柔らかい。とか?」
「違うんだよ。ラクス。誤解なんだ」
それから。
キラはラクスに許しを貰えるまで頭を下げ続ける事になるのだった。
はい。
天空のキラなのに、一番目立ってるのが多分ラクスという。
まぁ、良いか。
まぁ、あまり話す事も無いので、また次回ー。
多分原作以上に舐め腐った理由で進撃されますよ。
SEED時代に連合もやってるし、ザフトを非難出来る国もそうないし良いやろ。