ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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本日4回目の行動


PHASE-50『黄金の意志』

(第三者視点)

 

 

 

オーブは今、まさに危機的状況にあった。

 

ヘブンズベースでの戦いから唯一逃げ出した男、ロード・ジブリールがオーブの国内に逃げ込んだという事で、ザフト・連合の対ロゴス同盟軍がロード・ジブリールの引き渡しを要求してきたのだ。

 

しかし、オーブとしてはジブリールの姿は確認していないし、調査するから暫し待てと返答したオーブに対し、対ロゴス同盟軍は過去にもロゴス幹部を匿っていると難癖を付けて攻め込んできたのだった。

 

「くそ! どうあってもオーブを焼きたいという事か! 避難勧告を出せ! とにかく国民の避難を急ぐんだ!」

 

「しかし、この様な侵攻は世界が許しません!」

 

「分かっている! だが、敗北し、我らが皆死ねば好き放題言われる。だからここは勝たねばならない。良いな!? 皆、気合を入れろ!!」

 

「「「ハッ!」」」

 

「護衛艦軍出動! 迎撃開始! モビルスーツ隊発進! 奴等の侵攻を許すな!」

 

「第一、第二護衛艦軍出動。侵攻する敵脅威を速やかに排除せよ」

 

「モビルスーツ隊発進開始。第一から第四小隊、イザナギ海岸防衛線へ」

 

「無人機部隊はどうなっている? 戦闘支援システムだけで動かせるか?」

 

「いえ。あれはユウナ様が居なければ……」

 

「くっ」

 

カガリはクレタ海戦で散っていった者たちの事を思い出しながら歯噛みする。

 

しかし、どれだけ悔しがろうと現実は変わらないのだ。

 

故に。

 

「では私がストライクルージュで出る。キャバリアーアイフリッドを用意させろ!」

 

「し、しかし! あれはまだ試作段階で!」

 

「今使わずいつ使うと言うのだ! ユウナが居ない以上、私がやるしかあるまい! 皆は、ここを頼む!」

 

カガリは軍本部で頭を下げた後、モルゲンレーテの技術者と共にキャバリアーアイフリッドをドッキングしたストライクルージュに乗り込み、無人機部隊と共に進行中のザフト軍へと向かってゆく。

 

しかし、ユウナとは違い、戦略も戦術も秀でてはいないカガリは、上手く無人機部隊を操る事が出来ず、逆に戦場へ出た事で指揮官だとザフトの総攻撃を受けてしまうのだった。

 

「くっ! ここまでか!」

 

傷ついていくストライクルージュの中でカガリは悔し気にそう呟いたが、軍本部からの通信に、思わずモニターを見た。

 

『上空よりアンノウンMA! 数7! いえ、8! 形状はムラサメに酷似しておりますが……』

 

「なに!?」

 

上空から舞い降りた、戦闘機によく似たその機体は、ストライクルージュの周囲に居たザフトのMSを全て蹴散らし、MS形態に変形すると、ストライクルージュの護衛をする様にビームライフルを構えた。

 

『カガリ様! ご無事で!?』

 

「お、お前は、ババ一尉! クレタで撃墜されたハズじゃ!」

 

『ユウナ様の策により、身を隠しておりました! ご心配をおかけし、申し訳ございません!』

 

「ユウナの策……!?」

 

カガリはその名に驚き、ムラサメに酷似した機体の上に乗り、上空から降りて来た黄金のMSに目を見開いた。

 

「あれは……!」

 

『久しぶりだねぇ。カガリ。元気にしていたかい?』

 

「ユウナ……! お前、生きて……!」

 

「あぁ。プラントの動きが怪しかったからね。僕らはあそこで死んだ事にしたのさ。死人の方が動きやすいからねぇ。タケミカヅチに乗っていた者たちは皆無事だよ。まぁ降りてきたのは一部で、殆どみんな宇宙に居るけどさ」

 

「あぁ……!」

 

『さ。カガリ。機体を交換しようか。降りてくる関係で借りたけどね。これは君のMSだ』

 

「私の?」

 

『そ。ウズミ様から、カガリへって。預かってきたんだ。その名を、アカツキ』

 

「……アカツキ」

 

カガリとユウナは空中でそれぞれの機体を乗り換えて、それぞれが向かうべき場所へと飛ぶ。

 

『カガリ。ムラサメ二式の部隊は預けたよ』

 

「それではユウナは!」

 

『おいおい。僕の戦いを忘れたのかい? せっかく開発を進めていたキャバリアーアイフリッドが完成したんだ。やりたい放題してくれた連中は全て追い返させてもらうよ!』

 

ユウナはそう言うと、カガリとは違いストライクルージュを拙い操作でゆっくりと飛ばしながら、カガリとは違い、驚くような連携と精密さで無人機を操って、自機には一切近づけずにザフトMSを撃退してゆくのだった。

 

そんな姿にカガリは安堵して、自分の仕事へと意識を向ける。

 

そして、アカツキを飛行させながら、ずっと足場にしていたムラサメ二式のパイロットに礼を言おうと通信を繋いだのだが……。

 

そこに居た人物に、ユウナと再会した時以上に驚く事になった。

 

「あぁ、長い間すまなかったな。ユウナを届けてくれてありがとう……っ!?」

 

『もう良いのか? じゃあ、俺もここからは自由にさせて貰うぜ』

 

「あ、あぁ。だが」

 

『なに。苦しい戦いだろうが諦めるな。勝機はある。それに……なんたって俺は、不可能を可能にする男だからな。任せておけ!』

 

カガリにそう笑いかけた金髪の男は、従来のムラサメでは考えられない程の加速で今まさに戦場へと現れたアークエンジェルの元へ向かうのだった。

 

その姿にカガリは、長い間ずっと気に病んでいた事がようやく晴れたと笑みを零し、一息吐いてから、ムラサメ部隊と共に戦場の中心へ向かってゆく。

 

 

 

ユウナが戻り、カガリがアカツキで、新型のムラサメ二式と共に戦い始めた事で、オーブ軍の士気は上がり、ザフト・地球軍の連合部隊を押し戻していた頃、遅れてオーブへ向かっていたミネルバが今ようやく戦場へと到着した。

 

しかし、ブリッジの空気は重い。

 

『来たか。ミネルバ。すまんな。我らだけでは戦力が足りん。期待しているぞ』

 

「……えぇ」

 

タリアはカーペンタリアから出た部隊の指揮官に返事をしながら、帽子を深く被り考え込んでいた。

 

「艦長……本当に戦うんですか?」

 

「それが命令なら、私たちは従うしか無いでしょう」

 

「しかし、オーブは! あのユニウスセブンの事件の時にも!」

 

「分かってるわよ! そんな事は! アークエンジェルの時と同じ! 分かってるわ! 私だって!」

 

「艦長……」

 

「ロゴスを討つ! ヘブンズベースを討つ! それで世界が平和になる! でもね、オーブを討つ事に正義が無い事くらい、私にだって分かってるわ。でも、本国はそう決定したのよ! 抗議だってしたわ! でも答えは同じよ!」

 

悔しさで、叫び、唇を噛み締めながらタリアは叫んだ。

 

その気持ちはブリッジの全員が同じだ。

 

そう。今ここにザフトの艦で、唯一ミネルバだけがオーブに強い感情を向けている。

 

アークエンジェルを討つ時だって、本当は撃ちたくなかった。それでも討つだけの理由があって撃った。

 

しかし、これはどうだ?

 

オーブは匿ってなどいない。そもそもオーブにいるという保証すらない。あるとすれば密入国くらいだ。

 

無論それが悪いと言われればそれまでだが、ではプラントは一切の密入国が無いのか? 全て管理できているのかと問われればノーだ。

 

ならばこの戦いに正義が無い事くらい誰の目にも明らかなのだ。

 

しかし。

 

「でも、戦わない訳にはいかないわ。私たちはザフト軍なのだから」

 

「艦長」

 

その震えた声に、アーサーは帽子を深く被ると正面を向いた。

 

そして、タリアはMSの発進を指示してゆく。

 

「MS隊発進。ただし、戦いは皆の自由意思に任せる。私から下せる命令は、生きて帰ってきなさい。ただ、それだけよ」

 

そのタリアの声を聴いて、シン、レイ、ルナマリア、ハイネはそれぞれの機体で空に飛び立つのだった。

 

飛び出した戦場は地獄の様な世界だ。

 

それでも、シン達はこの先に平和があると信じて、戦うしかないのだ。




はい。
書きたかった要素を大量に放り込んでおります。

いや、危機的状況にさ。
誰もが救いを求めてる所にさ。

空から謎の勢力が!
あれはいったい?
英雄の到着!!

って流れが死ぬほど好きなんだ。
子供の頃から何度も焼かれてきたから。


ちなみに、
ムラサメ二式 ≠ ムラサメ改
です。

完全な別機体です。
コイツ、NJC積んだ実験機なんで。
7機居るけど。
実験機なんです! 信じてください!!


ウズミ「力を持ちすぎれは、それもまた狙われる」

クズミ「けど、本国焼かれてムカついたから核動力の機体量産するわ」

クズミ「これもカガリたちとオーブを守る為。オーブの民よ。分かってくれような?」

一般オーブ国民「カガリ様の為ならしゃーねぇわ」

一般オーブ軍人「うぉぉおお!! カガリ様の為にー!!」


カガリ「お父様の裏切者ぉぉぉおおお!!」


はい。では次回はシン達サイドの話です。
テンションは最悪も最悪ですけどね。

君は、生き残れるか。
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