ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
移動するメサイアの中でセナはデュランダルと軍関係者全員の前で作戦を説明していた。
無論直接目の前に居るのは、メサイアの護衛艦隊の艦長らや隊長になるが、遠距離通信で参加している者も多く存在している。
「はい。という訳で、プラントと月と地球。それぞれにデミスシルエットを配備し、それを中継点として声を拡散します。こうする事で、互いに波長は重なり、増幅してやがては地球圏全てを包む事が出来る。という訳です」
『おぉー』
『これで世界は平和になる。という事ですな?』
「はい。あ、いえ。勿論、戦い続ける人も居ると思いますので、おそらく争いは起こります」
『セナ様の理想を理解出来んとは』
『仕方ないでしょう。ナチュラルだコーディネーターだといつまでも拘りを捨てきれぬ者も居る』
『ブルーコスモスですかな?』
『えぇ。我々大西洋連邦としても頭が痛い問題ですよ。いや、しかし。デスティニープランで軍人の適正があると出た者にとっては彼らの様な存在が残る方が好都合かもしれませんがね』
『そうですなぁ。才能に罪はない。どの様な才能であれ、生きていける環境が必要ですからな』
和やかに話をする地球軍とザフトの指揮官を見ながら、セナは穏やかな顔で笑う。
どの様な形であれ、コーディネーターとナチュラルが互いに手を取り合って新しい未来へと踏み出しているのだから。
「では配置についてだが、プラント本国に関しては国防委員会に一任。そして、月に関しては地球軍に依頼する形で構わないか?」
『はい。デュランダル議長』
『こちらも問題ありませんよ』
「そして、我々メサイアは地球と月の中心に移動し、地球の軌道上にて作戦を実行するホープセイバーの援護を行う。良いな!」
「「「ハッ!!」」」
セナはデュランダルの話が終わったのを確認してから、ゆっくりと口を開いた。
「皆さん。これが最後の戦いとなります。どうか、何よりも自分の、そして仲間の命を大切にして下さい。生きて平和な世界へ共に行きましょう」
「『『承知いたしました!!』』」
セナの言葉を合図として会議は解散となり、セナは議長と二人で宙域図を見ながら話の続きをする。
「それで。どう思うね? セナは」
「無論、戦いは避けられません。デスティニープランは人から自由を奪う物ですから」
「参加するのは自由なのに、か?」
「人は一人では生きてゆけません。家族が仲間が国が、そして世界中の人々が参加してしまえば、参加しないという道を選ぶ事は難しいですよ」
「ふふ。まぁ、そうだな。しかし、抵抗出来る者は居る」
「はい」
「さて。そうなると敵の配置だな。戦力としてはプラント防衛艦隊、地球軍の月艦隊に多く割く必要があるだろう。例のオーブが製造したという大型空母は月へ向かっているという報告もあるし、エターナル、ミネルバも、プラント本国へと向かったそうだ。いや、しかし、まさかミネルバが裏切るとは思っていなかった。彼らは任務に忠実であったのだが」
「ミネルバの方々は強い人ばかりでしたから」
「そうか……しかし、そうなるとプラント本国は厳しいかな。デスティニーもレジェンドもインパルスも強い機体だ。例のフリーダムとジャスティスに酷似した機体もある」
「問題ありません」
セナは自身の指にはめられた指輪を触りながら笑う。
「全ては囮です」
「む?」
「ホープセイバーの力は既に開発当初の想定を遥かに超えています。デミスシルエットを装備すれば一機で地球圏全てに声を届ける事は可能です」
「なるほど。それで戦力を分散したのか。裏切者が出て来たとしても、対処し易い様にと」
「はい。それと同時に、敵の戦力も分散出来ますから」
「そうだな」
「……だから、デュランダル議長」
セナは瞳に光を宿しながら、いつもと変わらない笑顔を浮かべるデュランダルを見据える。
「裏切らないで、下さいね?」
「……当然だろう?」
セナの問いに当然だとばかりに返し、笑うデュランダルにセナは分かりましたとだけ告げて、デュランダルの傍を離れる。
「もう乗るのか?」
「えぇ。もう地球は近いですから」
セナはそう言って、メサイアの中を兵たちと共に進み、自身の機体ホープセイバーに乗り込んだ。
そして、すぐ近くにあったデミスシルエットにホープセイバーを搭載すると、システムを同期させてゆき、まるで一つの機体の様に動かしてゆく。
「……最後の戦い、ですか。本当にそうなってくれれば良いのですが」
セナは一人、そう呟きながら宇宙へと飛び出してゆくのだった。
秘密裏に地球へ向けて移動中のメサイアで、デュランダルは指揮官席に座り、全ての宙域を確認しながら小さくため息を吐いた。
「やはりこのまま進み続けるのが運命なのか」
デュランダルは光輪を背負いながら、地球に向けて両腕を広げる巨大なMAを見て、目を細める。
「議長! セナ様! デミスシルエット一号機準備完了しました」
「二号機も準備完了です」
『はい。三号機も問題ありません』
「……分かった。ではデスティニープランを実行せよ!!」
「ハッ!」
「各員に伝達。デスティニープラン実行! 繰り返す! デスティニープラン実行!」
慌ただしく通信が行われるメサイアの管制を見ながら、デュランダルは静かにセナの言葉を聞いた。
『地球圏に住まう皆さん。聞こえておりますか。私はセナ。ご存知の方も居ると思いますが、以前は地球連合に所属しており、現在はプラントのデュランダル議長と共におります』
セナの発する声は柔らかく、耳にしているだけで心が落ち着くような温かさがあった。
『ですが、私は地球に住まう方々と敵対しておりません。むしろ、今でも昔と変わらず、皆さまと共にあり続ける事が出来ればと考えております』
『しかし、皆さまもご存知の通り、この世界には争いが絶えません。どうして人はこんなにも憎しみの中で争ってしまうのか。私はその答えをずっと探しておりました』
『そして、一つの答えを私は見つけました。それがデスティニープランです』
セナの声に合わせて、世界中の端末へデスティニープランの詳細が提示される。
『私はこの世界を平和にし、その平和を永遠の物とするために、デスティニープランの導入を全世界の方へ提案させていただきます』
『デスティニープランは、皆さまの遺伝子から、その方の資質を遺伝子から判断して数値化し、皆さまに提案し、幸福な人生を送るお手伝いさせていただく物になります』
『無論、与えられた物だけで生きる必要はありません。選ぶのはあくまであなたです。そう。世界には自由があります。生きる自由。笑う自由。喜ぶ自由。誰かを愛する自由』
『自分の才能が正しく評価されない。自分が本当にやりたい事はこんな事じゃない。そんな風に思われた事はありませんか? ですが、デスティニープランに参加されれば自分すら知らない本当のあなたを遺伝子から発見し、真に満たされた世界で生きる事が出来る様になるのです』
『あなたの幸福はあなたの中にあります。憎しみではなく、希望で手を伸ばす事が出来れば、世界は平和への道を歩み始める事が出来るのです』
『不安はやがて消えてゆきます。私も皆さんの幸せを見守り、祈り続けましょう。魂だけの存在となっても……永遠に私が皆さんの平和を守り続けましょう』
『さぁ。銃を捨て、その手に愛する人の手を握ってください。その先には今日よりも良い明日が……』
「議長!! 高速で接近する物体!!」
「っなんだ!」
「これは……MSです! 数7! 内一機は大型のMA! 熱紋照合! これは、デストロイです!!」
「地球軍か!?」
「いえ! 接近するMSの中にデスティニーとレジェンドを発見! モニターに出します!」
デュランダルは思わず笑みを零した。
「そうか。来たか」
セナは突撃を仕掛けてきた7機のMSを見ながら目を細める。
その目には怒りも悲しみも憎しみもない。
『セナ様! 通信が切断されました!』
「……デスティニープランの支持率はどうなっていますか?」
『ホープセイバーを通じて確認できる意識データでは現在70%……いえ、75%です』
「分かりました。では防衛行動に入ってください。私はこのまま祈りを続けます」
『承知いたしました!』
「運命がどちらを選ぶのか、勝負です。お姉ちゃん。お兄ちゃん。そして……シン君」
セナは迫りくるMSに視線を送るのだった。
鋼 鉄 の 七 人
はい。
多分これが書きたくてDESTINY編を書き始めた(n回目
実はですね。
私SEED以外も少しだけガンダムの事を知ってまして。
その中でも、クロスボーンガンダムという作品が好きで、
更に言うと『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』という作品が凄く好きなんです。
なので、それがやりたくてやりました。
まぁ、実際には7人じゃなくて8人なんですけど。MSは7機なんで(震え声
まぁMSじゃない奴1機居るから、そっちでも大ウソつきなんですけど。
通信は7機に誤認してるから……ユルシテ
誰が居るかは予想してみてね!
正解しても何もありませんが、なんか私は嬉しいです。
あぁ、ちなみにこれ、大きなヒントなんですけど。
この8人の中にトビア君は居ません。
では!