ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
アスラン達はコペルニクスでレイからデスティニープランの詳細を聞き、どうするべきか話し合っていた。
「つまり、俺たちはプラント、月、地球の三ヶ所にあるデミスシルエットを破壊しなくてはいけないという事か」
「はい。そうなります」
「しかし、オーブの戦力だけでザフト、地球軍全てと戦うというのはな」
「全てではありませんわ」
「ラクス?」
「うん。そうだね。少なくともイザークさん達は僕たちの味方をしてくれる。アデス艦長とかミゲルさんもそうだけどさ」
「いや、確かにそうかもしれないが」
「地球軍だって、デスティニープランを拒否する人たちは居ると思うわ」
「だが」
「なんですか? さっきから。あれもだめだ。これも駄目だって、怖いんですか!?」
「そうは言ってないだろう!」
「へっ、どうだか!」
「シン!」
「はいはい。喧嘩しないの。でも確かに戦力差は絶望的だよ。普通じゃあ絶対に勝てない。それは分かって欲しいな。シン」
「はい! 隊長」
シンの返事にアスランは僅かに苛立ちを示したが、カガリがアスランの背を叩いて落ち着かせる。
「隊長。私から一つ……提案があるのですが」
「なぁに? レイ」
「月艦隊にはカグツチを中心として、クサナギ、ドミニオンを向かわせます。そしてプラントにはエターナル、ミネルバ、アークエンジェルを」
「ふむ」
「そしてそれぞれの部隊で全火力を集中し、一点突破し、デミスシルエットを撃破します。ただし、この作戦はデスティニー、レジェンド、プロヴィデンス、ストライクフリーダム、インフィニットジャスティスが参加しない想定です」
「……だ、そうですけど。皆さんはどうです? 可能ですか?」
キラの言葉に、プラントへ向かうメンバー、そして月へ向かうメンバーがそれぞれ話し合って結論を出す。
「月は問題ありません」
「プラントも大丈夫よ。キラ」
「分かりました。では、それでいきましょう」
「え? でも、じゃあ地球はどうするんだ?」
「シン。さっきレイが除いた機体が居たでしょ?」
「あぁ、確かに。って、えぇぇえ!? 俺たちだけで突撃するんですか!? 母艦もなしで!?」
「俺たちの機体は核動力だ。補給の問題はない」
「いや、そうだけどさ! そうじゃなくて!」
「なんだ。シン。怖いのか? なら、デスティニーに乗らなくても良いぞ」
「はぁ!? 別に怖くねぇし!? アンタこそ! ビビって逃げ出すんなら今のうちだからな!」
シンとアスランの口論を見て、苦笑いをしつつ、キラは真剣な顔で言葉を続ける。
「いや、でも本当に嫌なら先に言ってね。強要はしないからさ」
「だが、一人になっても君は行くのだろう? キラ」
「うん。当然」
「なら。私も行こう。何。本来であれば既に失われた命だ。キラやセナの為に使うのなら惜しくはない」
「ラウ兄さん……」
「隊長。提案した以上は私も当然参加します」
「良いの? レイ。議長と戦う事になるけど」
「はい。俺は……ギルとセナを止めたい。取り返しのつかなくなる前に」
「レイ! 俺も、行くからな! 何もかも一人で背負うなよ!」
「……あぁ、分かってるさ。シン」
「さて。最後はアスランか。どうする?」
「どうもこうもない。お前ばかりを危ない所へ行かせられるか」
「アスラン。ありがと」
キラはアスランの言葉に微笑み、アスランもまた笑う。
そんな二人を見て、カガリとラクスは非常に複雑な顔をしていたが、それが何かを起こす事は無かった。
だが……。
「シン。ステラも行く」
「えぇええ!? ダメだよ。ステラ。俺たちは危ない所に行くんだぞ!?」
「うん。知ってる。だから、ステラがシンもキラもレイも守る」
「……ステラ」
ステラの言葉にシンが感動して、ステラを抱きしめるが、ここで一つの問題が浮上した。
「だが、そうなると機体はどうする。核動力って言うんなら、ムラサメ二式にでも乗っていくか?」
「あぁ。それなら問題はありませんよ。ダイダロス基地で手に入ったデストロイの改修が簡易的な物ですが、終わりましたから」
「デストロイだぁ!?」
「はい。パイロットへの負荷を軽減しつつ、エネルギーパックを増設しました。これで長時間の稼働も可能ですね」
「しかし、あれだけデカいと的になっちまうぞ」
「それならばお前が守ってやれば良いだろう。ムウ。ムラサメ二式は核動力だ。量産型とは言え、それなりにスペックも高いだろう? どの道、デスティニープランを妨害する為には、メイリンとキャバリアーアイフリッドが必要だ」
「はぁぁあ!? 俺に、嬢ちゃんたちの護衛をやれってか!?」
「なんだ。不可能を可能にする男だと聞いていたのだが。その程度の事も出来ないのか」
「いや、出来ないって事はねぇけどよ。だが、良いのか? 俺で」
「まぁ。問題は無いだろう」
クルーゼは宙域図を出しながら、それぞれの機体をその図の上に置き、陣形を語る。
「まず、想定される敵艦隊がこれだ。そして、我々はデストロイを中心に突撃するワケだが、敵艦隊全てを相手にする事は難しい。そこで突破力に優れているデスティニーを先鋒に置き、シンの援護にはキラ。そして私とレイが二機のサポートをする。デストロイは艦隊に突撃した後は、キャバリアーアイフリッドを護りつつ、敵の包囲を阻止、アスランとムウは全体を見ながら動いて貰うが、基本的にはキャバリアーアイフリッドとデストロイの護衛だ。どうかな。諸君」
「僕は問題ないよ」
「俺も大丈夫です!」
「えぇ。私もシンと同意見です」
「問題ありません」
「ステラ、がんばる」
「ったく、分かったよ! やるよ。やってやるよ!」
「決まりだな。MSのみでの奇襲という作戦の関係上、外部ユニットでの長距離移動になる。各自、サブフライトシステム及びミーティアの確認はしておけよ」
「はい」
そしてクルーゼの言葉を最後に解散となり、シンはレイ、ステラ、ルナマリア、スティング、アウルと共にエターナルの中を移動していた。
「しっかし。まさかステラと別行動になるとはなぁ」
「無茶はするなよ。ステラ」
「うん。アウルも、スティングも」
「ばぁーか。お前に言われなくても無茶なんかしねぇよ。ようやく俺らにも帰る場所が出来たんだからさ」
「そうだな」
「っ! あのさ!」
「ん? どうした。シン」
一番前を進んでいたシンが不意に振り返り、話しかけた事でスティングが疑問をそのまま口にした。
そして、全員の視線が集中しているのを意識しながら、シンは緊張しながら語る。
「あのさ。ルナの事とミネルバの事。頼みたいんだ。俺たち、地球に行かないといけないから、だから!」
「はぁー? そんなんこっちも同じだっての!」
「ステラの事はシン、レイ。お前たちに任せる。だから安心しろ。ルナマリアもミネルバも俺たちが守ってやる」
「そういう事! あんま変な心配してないで、やる事やれよ!」
二人の言葉に、シンは安心した様に、笑い。
そんなシンを見て、レイもまた穏やかな笑みを浮かべるのだった。
「シン。だいじょうぶ。ステラがみんな、守る」
「……ありがと。ステラ」
「あ。でも、長く離れるなら、色々とする事あるんじゃね?」
「バカ! アウル。そういうのは雰囲気が大事なんだ」
「そんな事言ってたら一生進展しないだろ! っという訳でっと!」
「うわっ」
「きゃっ!」
アウルは近くにあった部屋にシンとルナマリアを放り込むと、外から扉を閉めてしまった。
無論開けようと思えば開けられるが……。
『んじゃ、俺らは先に行ってるからさ! 後はごゆっくりぃ~』
遠ざかってゆくアウルの声を聴きながらシンは悪態をつきつつ、扉は開けずにそのまま立ち尽くすのだった。
そして、緊張したままルナマリアの名を呼ぶ。
「ルナ!」
「は、はい!」
「あの。そのさ。ルナには本当に感謝してるんだ。レイも戦友だけど、レイは俺より色々と背負ってるから、言えない事も多くて……だから!」
「うん」
「その、無事に帰ってきたら、ルナに言いたい事がある!」
「……分かった。待ってるから」
「うん」
「だから、死なないでね。シン」
「ルナも」
そして、二人の影は重なり、少しの間二人だけの時間を過ごすのだった。
はい。
という訳で出撃前の会話。
シンルナ……!(必死のアピール
まぁ、茶番は良いや。
今回の話を書いてて、SFSを出してるんですけど。
そういや、何でミネルバにはグゥル積んでなかったんだろうなと疑問に思ったり。
いや、だってザクが2機飛べないし。
でも何故か海上戦多いし。
別にアークエンジェルみたいに孤立してたワケじゃなくて基地にもしっかり寄ってたし。
謎だ……。