ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
何故かアッサリとメサイアにたどり着いたレイは一応警戒しながら要塞の中を進んでいたのだが、メサイアの様子がおかしい事に気づいた。
それはセナの指輪に付いている発信機が示している場所だ。
『でも、発信機が付いたままなんて、実はセナも嫌なんじゃないかな』
「それは無いだろう」
『うん。そうだね』
『おそらくは試しているんだ。我々が止めに来るかどうかを』
「そして止められるかどうかを」
レイは皆の言葉に言葉を重ねながら、操縦桿を強く握りしめる。
そして、オーブの監視装置から送られてきた配置を見て、クルーゼに言葉を投げる。
「ラウ」
「どうした? レイ」
「……まずはギルの所へ行っても良いだろうか」
「おい、レイ! それは」
「良いんじゃない?」
「キラ!」
「なぁに? アスラン。君だって前大戦の時はパトリックおじ様に会いに行ったでしょ? 同じ事だよ」
「っ」
「これからお父さんと戦うんだ。どんな形になってでも、話くらいしたいじゃない」
「そうだな。私は構わん。行ってきなさい。レイ。何。改修され強化されたプロヴィデンスだ。私一人でも戦場を支えて見せよう」
「……ありがとう。ラウ」
そして、レイ達はそのまま本来の作戦通り、敵の艦隊の中央へと突撃したが、レイだけはそこから単独でメサイアを目指した。
何故かアッサリとメサイアにたどり着いたレイは一応警戒しながら要塞の中を進んでいたのだが、メサイアの様子がおかしい事に気づいた。
まだ戦闘が始まったばかりだというのに、ザフト兵の死体が浮いているのだ。
何が起きたのか分からないが、嫌な予感がすると指令室へ急ぎ、それを目撃した。
「哀れなものだな。ギルバート・デュランダル」
「……ふ、ふふ。それはどちらかな。アル・ダ・フラガ」
アル・ダ・フラガという名に動揺しながらも、レイは銃を持ちながら指令室の様子を伺った。
そして、腕から血を流しているデュランダルと、デュランダルに銃を向けているアル・ダ・フラガを目撃する。
「フン。戯言は良い。早くゆりかごの制御キーを教えろ。付けているのだろう? ホープセイバーに」
「それで……何をするつもりかな。君は」
「決まっているだろう。今度こそセナ・ヒビキを私の物にし、あの力を使ってキラ・ヒビキを手に入れる。そうすれば世界は私の物だ」
「世界……征服とは、くだらないな」
「なんとでも言え。この愚か者ばかりの世界を私が導いてやろうというのだ」
「一番の愚か者は……君だよ。アル・ダ・フラガ」
「何?」
「この世界の行く末を決めるのは、この世界の人間だ。断じて支配者気どりのお前達ではない」
「ギルバート・デュランダル!」
「そして! 子供たちの未来を決めるのは子供たちだ。お前のような者がレイやセナの未来を邪魔するな!」
デュランダルは左手で銃を抜き、そしてアル・ダ・フラガもまたデュランダルに向けて引き金を引いた。
瞬間、指令室に一発の銃声が鳴り響き、アル・ダ・フラガは自分の銃が弾かれた事に、視線を横へ向けた。
そこには銃を持ちながら睨みつける様にアル・ダ・フラガを見ているレイが居るのだった。
「チッ! 邪魔が入ったか!!」
「レジェンド!!」
そしてレイが自身の機体の名を叫んだ瞬間、メサイアの内部にある壁を破壊しながら、一機のMSが指令室に姿を見せ、そのままアル・ダ・フラガへ攻撃しようとする。
しかし、アル・ダ・フラガは驚異的な身体能力でそれを回避すると、格納庫の方へ逃げていくのだった。
「ギル!!」
レイは座り込んでいるデュランダルに駆け寄ると、その名を呼ぶ。
「あぁ……すまないな。レイ。助けられたよ」
「ううん!」
「だが、君が来たという事は、やはりデスティニープランは」
「うん。俺は、反対だ」
「そうか……嬉しいよ。レイ」
「ギル?」
「子は親の想像を超えていく物だと聞いていたが、そうか。よく自分で決断したな」
「ううん。俺一人の力じゃないんだ。シンやセナ、キラさんやルナマリアが居てくれたから」
「それはそうさ。人は一人では生きていく事が出来ない。だから友や愛する人が必要なのだろう」
「ギルは俺の事……」
「あぁ。愛しているよ。私の自慢の息子だ」
「……っ」
レイはデュランダルの言葉に涙を溢れさせた。
そして、ひとしきり泣いてから涙を振り払って口を開く。
「ギルは、大丈夫?」
「あぁ。大した事はない。かすり傷だ」
「分かった。じゃあ俺はもう行くよ」
「気を付けて、な」
「うん」
「セナを止めてやってくれ。あの子はもう自分の止まり方が分からないんだ」
「分かった。じゃあ、行ってきます」
そしてレイはレジェンドに乗り、メサイアの外を目指す。
確実に倒さなくてはいけない敵と、止めなくてはいけない少女を頭に浮かべながら。
戦場に戻ってきたレイは、すぐにクルーゼと合流すると、敵の存在を教える。
「ラウ。アイツが居る」
『あいつ……? っ! まさか!!』
クルーゼは直感に従い、ドラグーンシステムを使って、雨の様な弾幕をその何もない場所に向かって撃ち込んだ。
しかし、そのビームは大半が何かに当たって消えてしまう。
『……まだ私の邪魔をするか。世界を導く私の邪魔をするとはな。愚かなことだ』
「ラウ!」
『あぁ、どうやらあの機体。ビームを弾くようだ』
『なるほど。その程度は分かるか。ならば、死ぬ前に教えてやろう。フェムテク装甲を手に入れ、私に相応しい完璧な姿になったリュニックを力をな!』
かつてアル・ダ・フラガが乗っていた機体リュニックからそれほど大きく見た目は変わっていない。
パーフェクトストライクの様に高機動と高火力を持ち合わせたその機体は、接近戦も遠距離戦もこなせる機体でありながら、ニュートロンジャマーキャンセラーとミラージュコロイド。
そして、ビームに対して強い耐性を持つ、フェムテク装甲を持っていた。
あのキラ・ヤマトが駆るストライクフリーダムですら、有効な攻撃手段が限られる以上、倒す事は困難であろうこの機体に、ビーム兵器が主体のプロヴィデンスやレジェンドでは厳しいだろう。
しかし、そんな事はここに来る前から……いや、アル・ダ・フラガの存在が確認された時から考えている。
『レイ。サブフライトシステムのドラグーンミサイルを使え』
「わかった!」
『ビームには強いだろうが、ビームサーベルやビームスパイクなら通じる可能性も高い!』
クルーゼの言葉を聞きながら、レイはドラグーンシステムを使い、弾幕を形成してゆく。
リュニックはある程度のビームは逃げずにいるが、やはりミサイルや密度の高いビームは受けられないらしくシールドを使って防いでいるのだった。
そして、レイのドラグーンを隠す様にプロヴィデンスのドラグーンがビームの雨を降らせ、リュニックの装備を破壊し、少しずつだが、確かにリュニックを追い詰めてゆくのだった。
『ハッ! 武装や装備には自慢のフェムテク装甲も意味が無いようだな!』
『おのれぇ……出来損ない共がぁ!!』
リュニックは逃げ場など一切存在しないビームの海の中に居る為、ミラージュコロイドを使う事も出来ず、反撃にと、ドラグーンを数機落としても、数があまりにも違い過ぎる為、殆ど意味のない行為であった。
しかし、それでも、プロヴィデンスが乗っているサブフライトシステムを破壊し、接近戦を仕掛けてクルーゼを一気に仕留めようとする事は出来た。
が、それが結果に結びつく事は無かった。
何故なら、リュニックのそんな行動はレイによって予見されており、クルーゼに迫る途中で両側から突撃してきたビームスパイクを展開したドラグーンに両足を破壊され、推進装置を破壊されてしまったからだ。
そして、プロヴィデンスに蹴り飛ばされたリュニックは、アル・ダ・フラガがこの状況から逃れる為に呼んだ、連合の宇宙艦に激突する。
火花を散らしながら、それでも動こうとするリュニックに、クルーゼとレイはありったけの火力を叩きこみ、リュニックは宇宙艦と共に大爆発を起こすのだった。
「……はぁ……はぁ。終わった?」
『の様だな。だが、敵はまだ残っている。レイ。動けるか?』
「うん。行けるよ。ラウ。今度はセナを止めよう」
『あぁ、そうだな』
そして、プロヴィデンスとレジェンドが去った宙域には一つの破壊されたヘルメットが浮いているのだった。
はい。
プロヴィデンスの強化って言っても、動力改造して、火線増やしたくらいで、後はビームシールド付けたりとか、諸々あるくらいですね。
大して変わってないです。
まぁ、それはそれとして、自分で書いてて思ったんですけど
プロヴィデンス 総砲門数43
レジェンド 総砲門数34
で、それぞれのSFSから定期的にファンネ……あ、いや、ドラグーンミサイル(強気)が飛んできてる状態で、本体も隙あれば接近戦してくる。
どうやって勝つんですかね。
フェムテクあるやんって言われても視界遮られて、ミサイルバーンとか、ビームサーベルとか、レジェンドのビームスパイクもあるし。
まぁまぁなクソゲーな気がしてました。
でもまぁ、このクソゲーの結果……アル・ダ・フラガは、遂に!
という訳でDESTINY本編も残す所2話。
では!